文:Ctom
いろんなことで仕事に押されていて記事の投稿が随分遅くなってしまいました。
記事の投稿ができていないことに焦りを感じていたんですけど、なかなかこれといった記事もないなぁと思いつついたのも遅くなってしまった要因ですかね。
さてさて。今日は少し難しい話をしたいと思います。
これはまだ日本ではピンとこない話なんですけど、ちょこちょこと見かける機会があったので、個人的な興味もあって紹介します。
本題に入る前にみなさんはストレスについてどれくらいご存じだろうか?
ストレスにはハンス・セリエ博士が説いたものが専門家の中でも一般的なんだろうけれど、ストレス学というのは割と最近の学問なんですね。
僕も大学生の頃、先生からストレス学について講義を言うけていたけれど、正直先生も歴史が浅いからわからないことが多い的なことを言っていた気がします。(たぶん)
人が感じるストレスというのは何も対人的なストレスのみじゃないんですね。基本的なストレスの種類は下記の通りです。
○身体的ストレス(痛みとか寝不足、運動過剰、関節可動域の低下などなど)
○精神的ストレス(対人関係とか、やりたいことができないとかよく言うストレス)
○温度的ストレス(環境的ともいえるのですが、温度の変化ですよね。それによるストレス)
○化学的ストレス(基本的には口に入る全ての物。細菌類もここに入るかな。薬や食べ物もストレスですよね)
この4大ストレスというのが基本にあります。
そして、僕らは常にストレスに抵抗しているのですが、それにもストレスの度合いによって時期があるといわれます。
○警告期
ストレスに対して警告を発する次期で、例えば真夜中に興奮するとかは警告期に入りますね。かえって強くなるといった感じ。でもストレスは感じています。
○抵抗期
ストレスに抵抗しようとする時期。この時期になるとホルモン分泌もすごく多い状態で、ランナーズハイみたいな状態がこの状態。レースで気力を振り絞っている時期なんかもこれに当てはまるのかな。
○疲弊期
ストレスに抵抗できない状態で、完全に身体が疲弊している状態。この時期になると免疫機能も弱くなってしまって、風邪などの感染症にかかりやすい。例えばセンター試験まで徹夜続きで、試験が終わった途端に風邪をひくパターン。ホルモン分泌も少なくなり、抵抗する手段がない状態です。慢性疲労症候群や鬱もこの時期に出てきやすいと言えます。
というようにストレスは受け続けることで3つの時期を迎えます。
そうすると、私たちはどこでストレスを感知していると思いますか?ストレスは脳ではないんですね。ホルモン分泌を行う臓器がストレスを感知しています。
甲状腺/副腎/生殖腺/脳下垂体/松果体/胸腺
というどれもこれもホルモンを分泌する臓器たちです。
つまり、ホルモン分泌量のいかんで私たちはストレスの度合いを測っています。
特に副腎のホルモンは身体の活性に関わっているので、ストレスに関しては中心的な臓器ともいえます。
免疫機能や身体のダルさ、活発さにも関係していますから、副腎ホルモン系の薬剤を使い続けていると副腎の機能は著しく低くなって免疫機能の弱さ、体が怠かったり、活発になれなかったりすることに関連しています。
さて、上記の予習を踏まえて今日の記事へ行ってみましょう。(上記だけでは不足している部分も多いのですが)
今日の記事はDynamic Chiropracticから2006/5/8の記事です。Dehydroepiandrosteronという小難しそうなタイトルですが、将来的にこれは日本でも注目されるのではないかと思いますので、その前に注意喚起として取り上げたいかなと思います。
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