健康でいられるって幸せなことですよ。体調が悪くならないと実感できない人は多い。年を重ねて、いつの間にか体調が悪くなってから、そのことに気づくけど、それじゃ遅いんじゃない?
若い時に選択してきた生き方で、人生後半の体調の良し悪しが決まってくる。どういう生き方を選択すべきか、明確な答えは今のところ無いけど、自分で選択する生き方が重要だ。「知らなかったよ」じゃ選択できないからね。
でも、正しい選択のために無理な生き方をしていると馬鹿みたいに見えることもある。たった一度の人生、楽しむ必要もあるでしょ。個人と社会の利益を考えて生きなきゃね。自分さえ幸せならいいっていう考え方じゃないよ。勘違いする人多いから一言付け加えとかなきゃね。
まあ、健康でいるっていう生き方は社会の利益にもなる。自分の利益が社会の利益に繋がる生き方をするために、色々な情報をここで紹介している訳で、何度も来ている人なら、私の言いたいことは知っているだろう。
「食生活」と「エクササイズ」は健康のための2本柱。私もこの2つの実践には事欠かないつもりだけど、もう一つ重要な項目にあまり触れていなかった。
「睡眠」
質のいい睡眠を取らないと健康生活を維持する事なんて不可能だろう。睡眠は受動的な行動のように捉えがちだけど、実は、生体がコントロールしている能動的な活動であり、今のところ2つのメカニズムで調整していると言われている。恒常性維持と体内時計のシステムによって支配され、生体は睡眠を取る行動にうつる。
眠ると自分の意識下でコントロールできないからあまりここで話題にしていなかった。
実は、私も疲れた時やアルコールを飲んだ時はもとより、日頃からイビキが結構うるさいと相方から言われていて、自分の睡眠の質には自信がない。ポリソムノグラフィ検査を受けたこと無いけど、軽度の睡眠時無呼吸もあるかもしれないから怖い(^_^;)
今日のReuters Healthの記事を読んで、興奮したよ。自分でコントロールできるかもしれないんだ。エクササイズで改善するなら、当院に通院しているCPAPを受けている患者さんにもエクササイズを勧めてみる必要性はあるだろう。
自分でもこのエクササイズをしてみよう。イビキが小さくなるかもね。(注:欧米では肥満からくる睡眠時無呼吸が多いけど、日本人は顎が小さいとか他の理由から痩せた睡眠時無呼吸の人が多い。エクササイズで必ず効果があるわけじゃないからね)
エクササイズで睡眠時無呼吸の重症度改善
Exercises may reduce severity of sleep apnea
ニューヨーク(Reuters Health) - 舌や軟口蓋のエクササイズをすると、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の重症度を改善させるかもしれないと、American Journal of Respiratory and Critical Care Medicineに、睡眠専門医の報告が掲載された。
OSAは、寝ている時の喉の筋肉の脆弱性から、肺への酸素供給が遮られている状態である。「無呼吸」という現象は、大きなイビキや呼吸困難と共に生じる。眠っていても、呼吸困難を引き起こし、深い眠りから目覚めてしまうことがある。こうなると結局、睡眠の質の低下を招き、日中の眠気が生じてしまうことになる。
ディジェリドゥーを吹いて上気道の筋肉を鍛えることで、「OSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)や関連する症状を劇的に改善させる」という報告が最近示されていると、ブラジルのサンパウロ・メディカル・スクールのGeraldo Lorenzi-Filho医師は説明する。ディジェリドゥーとは、オーストラリアの先住民、アボリジニによって使われている管楽器の1つで、太くて長い空洞の木でできたパイプから低い反響音を奏でる。
この事を考慮して、スピーチセラピーのトレーニングの構成要素、吸入、嚥下、咀嚼、そして呼吸とスピーチから、舌と軟口蓋のエリアを鍛えるアイソメトリックでアイソトニックなエクササイズを選択した。臨床試験では、31名の患者さんを無作為に、エクササイズ群(一日30分の3ヶ月)もしくは、見せかけの「深呼吸」群に振り分けた。
三ヶ月後、平均の無呼吸低呼吸指数(AHI)、一時間当たりの浅い呼吸の合計は、エクササイズをしたグループでは、22.4から13.7へ劇的に減少した。さらに、ピッツバーグ睡眠質問票のスコアは10.2から6.9へ減少、イビキの強さは、「非常にうるさい」から「寝息に等しい」まで改善して、エップワース眠気尺度も14から8へ落ちた。
Lorenzi-Filho医師のグループによると、頚部のコンディションも平均首回り39.6cmから38.5cmへ減少しているから、「エクササイズで上気道のリモデリングがすすんでいる」と彼らは考えている。
これとは対照的に、コントロールのグループで明らかな変化は認められなかったと、著者たちは報告している。
「我々の結果から」と、Lorenzi-Filho医師のグループは、「この口腔咽頭エクササイズは、中等度の閉塞性睡眠時無呼吸に対して期待できる治療法となりえるだろう」と結論づけている。
付随評論として、トロント大学のCatriona M. Steele医師は、エクササイズの総括をしていて、彼女が無意味と結論づけた多くのエクササイズは、筋肉の強化が見られなかった。
しかしながら、彼女は、風船を膨らませる運動(ディジェリドゥーを吹くのに似ている)は、筋肉組織の緊張や筋力を変化させることができ、「舌を口蓋に押しつける動き」になると信じている。
彼女のアドバイスによれば、鼻咽頭と舌圧の抵抗エクササイズによって、上気道の脆弱性を改善することができるかどうか、理想的な治療法として、そのエクササイズの強さ、頻度、そして期間を将来の研究で調べていくべきだ。

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