カテゴリー「サプリメント」の記事

2012年9月22日 (土)

ビールで筋肉老化防止?

文;屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

フラボノイド、馴染みのある栄養素で身体に良さそうですよね。

しかし、フラボノイドって何ですか?と訊ねてみても的確な答えは返ってこないことが多い。医療の専門家でもフラボノイドを正確に説明できる人は少ないのかも。

じゃあフラボノイドって何なんでしょう。9月20日の日本経済新聞「ビールが筋肉老化抑制 毎日83リットル飲めば」と9月21日の朝日新聞「ビール、筋肉の老化防止」で紹介されたニュースが少し話題になっているんで、オリジナル文献の記載を使ってフラボノイドの説明をしていこう。

エクササイズ・ピル」の記事を書いた頃に読んだ文献の抄読会風とはいかなけいど、イントロダクションを中心に話をする。イントロダクションに最近の話題が書かれているからね。

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2012年7月24日 (火)

Flaxseed vs Fish: 植物性オメガ3か魚類オメガ3

文:Ctom

ライフログで取りあげたオメガ3系脂肪酸に関する話題
Flaxseed vs Fish: 植物性オメガ3か魚類オメガ3(2012/07/24)
魚と卒中(12/09/25)
オメガ3系で歯肉疾患の予防(10/12/30)
子供の脳の発達にかかわる必須脂肪酸 - オメガ3(10/11/13)
魚油は10代少年のうつ病を緩和させるかも - オメガ3(10/08/18)
食事の変化で高齢者のコレステロール値改善 - オメガ3(10/02/22)
魚油は統合失調症の予防になるか? - オメガ3(10/02/03)
魚油は細胞の老化を防ぐ - オメガ3(10/01/23)
オメガ3系脂肪酸は加齢性の失明を避けるかも(09/12/28)
食事中の脂肪酸は潰瘍性大腸炎のリスクになる - オメガ3(09/12/04)
魚を食べても心不全の予防にならないかも - オメガ3(09/10/17)
オメガ3系、研究によると、アルツハイマーに効果なし(09/07/14)
オメガ3系脂肪酸は黄斑変性の進行を抑えるかも(09/06/11)
不飽和脂肪酸、アラキドン酸で精神疾患の予防効果?(09/04/15)
オメガ3系脂肪酸に関する私見(08/11/18)
女の子は男の子より2倍重要なオメガ3系(08/06/30)
オメガ3系:いかに騙されているか(08/06/20)

少し古い記事ですが、2008年2月26日にFlax vs. Fish: The Alpha and the Omegaという記事がありました。デルタ6デサチュラーゼについて少し調べていた中で、少々興味深い内容だったのでこちらに紹介しようと思います。

ライフログの読者の皆さんにとってはオメガ3は聞き慣れた単語だと思います。健康的で人の体に必要な脂肪酸なわけですが、その摂取源について考えたことがあるでしょうか?主に2つのオメガ3の摂取源がありますね。植物由来のα-リノレン酸(ALA)と魚由来のドコサヘキサエン酸(DHA)です。

どちらも体内でプロスタグランジン3に変換され、EPAを体内で作ることになります。
以前の記事で、小児においてはALAは代謝されないために摂取は勧められないことはお分かりだと思います。
※子供の脳の発達に関わる必須脂肪酸

そのため、妊婦においてはALAの摂取を積極的に行って、胎児のうちからオメガ3を増やし、脳の発達に貢献することも紹介してきました。しかし、ALAがプロスタグランジン3(最終代謝産物)になるにはデルタ6デサチュラーゼが必要不可欠ですので、今回は代謝過程のおける話を含め、ALAとEPA/DHAを紹介したいと思います。

記事は多岐にわたってオメガ3について記載がありますので、ちょっと要約しきれませんが、がんばって読んでみてください。

では、いってみましょう

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2011年11月12日 (土)

サプリメントはビタミンD中毒の原因になる

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

今日のエントリーを読んで、世にはばかるサプリメント信奉者は慌てるかも、というか慌てるべきだ!

サプリメントに関して日本の少し先をいく米国から学ぶべき点は多い。国立衛生研究所の調査によると1970年代に米国民のサプリメント使用率は20%以下だったが、2003-2006年の報告によると約50%に増えている。しかしながら、医師にサプリメント服用を伝える人は30%と少ない。食品と考える人が多いからだろう。最近、米国ではサプリメントの弊害に関するニュースが増えている。前車の轍を踏まないためにも、我々は注目して考えるべきだ。

先日、ライフログでもとり挙げたが、サプリメント服用と死亡率増加の関連性が報告されている「ビタミン・サプリメントで死亡リスク上昇?」。数あるサプリメントの中、マルチビタミン、ビタミンB6、葉酸、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅のサプリメント7種類は、死亡率増加と関連性が示された。疫学調査の結果なので因果関係までは分かっていないが、漫然と長期間サプリメントを服用する危険性は明らかになった。

理由も色々と考えられ、その1つに粗悪なサプリメント製造過程がある。適量のビタミンを摂取しているつもりでも、実際は過度になっていたため問題になったという報告がある。雑誌The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism[September 14, 2011 jc.2011-1443]で報告されていた記事を10月20日のロイターヘルスのニュースでとり挙げていたが、衝撃的な内容なので紹介する。

最近日本でも注目されているビタミンD欠乏症は米国でも一般的なうえ、骨粗鬆症、癌、心血管疾患、糖尿病のリスク上昇と関連性も示されたため、米国におけるビタミンDサプリメントの売り上げは急上昇している。服用者が増えると事故が増えるのは何処でも同じで、法規制の甘い日本でも同様の問題に出くわす可能性があるだろう。

参考:ビタミンD欠乏症に関する治療ガイドライン

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2011年10月21日 (金)

ビタミン・サプリメントで死亡リスク上昇?

文:屋台ブルー < ライフログオーガナイザー >

とある学会に参加した時、発表スライドでご自分の服用サプリメントを紹介されていた演者の先生がいらして。その種類と数に驚いた事がある。

サプリメントを服用している一般人は多いけど、医療関係者でも多いんだと感じた瞬間だった。

私はサプリメント否定派で、サプリメント無しで健康的な生活を送るための情報提供をしているつもり。私が好きな「内科開業医のお勉強日記」の先生も同意見のようだ。

サプリメントというのは栄養補給食であり、栄養状態の良い人への投与というのはベネフィットよりリスクの方が大きくなる。そして、野菜果物などに代替できるるようなものではない。
サプリメントはあくまでも不足している栄養素を補充するものであり、足りない栄養素があるってことは、食習慣の改善余地があることを意味する。特殊な状況でないかぎり安易にサプリメントに頼らないほうがいいと思う。

私は今日のニュースをみて嬉しくなりました。安易にサプリメントを服用すると死亡リスクが上昇するかもしれないってことだ。

ライフログでサプリメントの弊害報告をあまりしてなかったけど、これからとり挙げていこうと思う。サプリメントの弊害をとり挙げて説明しているのが「内科開業医のお勉強日記」である。興味がある人は読んでください。

マルチビタミンやいわゆるサプリメントの有害性

しかしながら、2つの重要な事を頭に置いてください。

まず、何度も繰り返して説明しているけど、今回の報告は疫学調査、そう観察研究だってこと。因果関係はわからないから、サプリメントの服用が原因で死亡リスクが上昇したかどうかはわからない。あくまでもサプリメント服用と死亡リスク上昇に関連性が示されただけ。だから今日の記事タイトルに「?」を入れている。考えようによっては、調子が悪いからサプリメントを服用しているかもしれない。まあどちらにしても調子が悪くて服用していても効果がないってことにはなりそうだ。

そして、次に重要なことは、サプリメントを服用していても実際は何を摂取しているのかわからないってことだ。サプリメント愛好者は次のライフログのエントリーを必ず読むように。

Life-LOG:あなたの飲んでいるビタミン剤は安全?

要するにビタミンを摂っていても有害な物質を摂っている可能性が大いにあるってこと。

私はビタミン剤を長期服用する気は無いですね。食材でも汚染を考えなければならないのにサプリメントの安全性を考えるなんてしたくないね。やっぱり野菜や果物をしっかり食べる方が好きだな。

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2011年7月20日 (水)

マルチビタミンは空腹を引き起こす?

0904vitaminpillsNewlogo文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

久しぶりにDietBlogから話題を提供しよう。つまらない話題が続いているから紹介していなかったんじゃなくて、なんとなくタイミングを失って紹介しづらくなっていただけ。

私がTwitterをしているのは知っているよね。あまりつぶやいていないけど(^^;) 最近、TwitterよりFacebookの方が楽しいと思っている。だって相手が知り合いというのが安心できるからだ。ライフログのファンサイトを作りたいと思っているけど、どうやったらいいのかよく分からない(T_T) お助け下さい、皆様... いやいや、こんなお願いをするためにFacebookの話を出したんじゃなく、DietBlogの友達、日本ひいきのMike Howardくんから今朝Facebookにメッセージが届いたからだ。

彼の紹介で面白いサイトを教えてもらったんで、そのうち紹介しようと思う。彼のメッセージを受け取って、DietBlogの記事を紹介していないことに気がついた。私がサボっていることに彼も気がついたのかも(^_^;)

マルチビタミンを摂ってますか?私はビタミン剤を摂っていないけど、摂っている人は多いんじゃないかな。欧米では出産前にマルチビタミンを摂るのが一般的なんでしょうか?今日の話題をみると、そんな感じだ。日本でも妊娠前に葉酸は勧められているけど、葉酸だってしっかり緑黄野菜を摂っていれば補給できる。食事の改善なしにこういうビタミン剤を摂るのは何となく抵抗がある。ビタミン剤を摂れば、それだけ添加物も一緒に摂取することになるからね....

まあ、こんな話はいいとして、マルチビタミンを摂取すると空腹感が強くなるって通説、私は知りませんでした。日本でも同じように言われているんでしょうか?

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2009年4月17日 (金)

あなたの飲んでいるビタミン剤は安全?

0904vitaminpillsjpgNewlogoココログの「日替わりブログ紹介」で紹介されたよ。やったね。ココログガイドのトップページから来た人、ありがとう。リピートして欲しいけど、どうなる事やら。

実は、次のような紹介文が載った:

本家「Diet Blog」の日本語版を掲載するとともに、日本オリジナル記事も多数アップしている外科胃腸科の医師・田井さん。

あれ? そういや、最近、Diet Blog(ダイエットブログ)の翻訳記事を載せてないな(^_^;)

実は、Diet Blogに気になる記事が無かったから、たまたま紹介してなかっただけ。

でも、ココログで紹介されたし、今日は久しぶりに、Diet Blogの記事を話題にしよう。実は、数日前にReuters Healthでも取りあげられていた。

ビタミン剤を含めて、サプリメントを飲んでいるダイエッターやアスリートの人は多いでしょう。私も、興味が無いと言えば嘘になるけど、健康への拘りとして「サプリメントを使わないで健康的にいる」という信念を持っているので、具体的な目的無しで飲むサプリメントは控えているつもりだ。

今日の記事からも読み取れるように、サプリメントの安全性は昔から問題になっているし、効果に関しても疑問が多い。最近、報告された162,000人の女性を対象にした「Multivitamin Use and Risk of Cancer and Cardiovascular Disease in the Women's Health Initiative Cohorts(WHIコホート研究において、マルチビタミン摂取と発癌や心疾患のリスクの関連)」でも、有益性は示されなかった。

要するに、金の無駄だろう。本当にマルチビタミンの効果を調べたければ、無作為化比較試験が必要になるだろう。

このような微妙なビタミン剤、いい加減に製造されている可能性も高い。そんなビタミン剤で効果なんか期待できるの?何も考えないで、人に勧められてビタミン剤を飲んでいる、あなた!そう、あなたよ。今日の記事を読んで、自分の飲んでいるビタミン剤を調べてください。

あなたの飲んでいるビタミン剤は安全?
Is Your Multi-Vitamin Safe?

多くのマルチビタミンは、表示しているビタミン、ミネラルの量が過度に多かったり少なかったりしていることが、独立系会社、ConsumerLab.com(英語)の調査から明らかになった。

ConsumerLab.comが選んでテストしたマルチビタミンの30%に欠陥があるという報告がされた。錠剤に含まれている実際の量が医学研究所の基準値に反していると彼らは考えて、結果の一部を公表している(英語)。

  • 子供用で人気のあるマルチビタミン4つの中で3つの製品において、ビタミンAの容量が多すぎた。
  • 男性用のマルチビタミン1つに鉛の汚染が見つかり、他のものは葉酸の容量が多すぎた -- これは前立腺癌のリスクを2倍に高める可能性がある。
  • 一般的なマルチビタミン1つは、葉酸の容量が50%しか含まれていなかった。他のものでカルシウムの容量が30%少なかったものもある。
  • 高齢者用、妊婦用、そして女性用のマルチビタミンで、それぞれのビタミン量は、44.1%、44.3%そして66.1%しか含まれていなかった。
  • 一本のビタミンウオーターは、ラベルに表示してある葉酸容量が15倍高濃度だったから、一本飲んでしまうと、成人の許容量を超えてしまうし、半分飲んでも、子供の許容量を超えてしまうだろう。
  • ペット用のマルチビタミンでも鉛汚染が見つかり、ビタミンAは46%、カルシウムは54.7%しか含まれていなかった。。

ConsumerLab.comを購読した人でないとフルレポートを読めないけど、こういうデータを見ると、色々考えさせられる。マルチビタミンを飲んでいるなら、医師や薬剤師と話をして、信頼できる会社の製品かどうか確認する必要があるだろう(安価な製品に走っていると、何が含まれているか分からない錠剤を飲んでいる危険性があるかもしれない)。

サプリメントの安全性は、決して新しい話題じゃない:2年前に、Diet Blogでも、「Diet Supplements: Asking the Hard Questions(このページは訳していないから、また後でするね)」として取りあげている。

どのサプリメントがいい?」でMike氏も触れているけど:

ある種のサプリメントは有効だろう。でも、サプリメントを摂る前に、自分の食生活を見直すことが先だ。

少なくとも、一日に5種類の果物や野菜(できれば7種類や8種類)が取れない言い訳として、ビタミンのサプリメントを飲まないように。それから、どんな錠剤にしろ医師と相談するように- 特に、高齢者や妊婦の場合はね。

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