ファーストフード店の利便性と摂取量の関係
文:屋台ブルー <ライフログオーガナイザー>
今日は小ネタを小々、ライフログの古い記事をフォローする。2008年の1月23日に紹介した「ファーストフード vs フルサービスレストラン:どちらがまし?」で、ファーストフード店の比率が高い地区に住んでいると肥満傾向になるという内容を紹介した。しかし、近所にファーストフード店があっても本当にファーストフードの摂取量が増えるのかどうかは分かっていなかった。今年の10月の雑誌BMC Public Healthでこの関係を調べた報告(BMC Public Health. 2011;11(543) © 2011 BioMed Central, Ltd.)が載っていた。
National Longitudinal Study of Adolescent Healthに登録されている若者(18-28歳)13,150名の2001-2002年のデータを使って、近所にあるファーストフード店への利便性と個々のファーストフードの消費量の関連を、人口の密集(都市)レベルを階層化して調べた結果、ファーストフード店の利便性は、非都市部、低密集都市部、もしくは高密度都市部においても、一週間の消費量と関連性が見いだされなかった。
この結果から、若者のファーストフードの摂取量を減らす目的のためにファーストフード店のロケーションによる利便性を悪くする方策は成功しない可能性があるという。もう少し特定の条件、学校や職場に近いファーストフード店のあり方や、都市部や非都市部に特異的なファクター、それに個々のライフスタイルや嗜好性を今後考えていかなければならないでしょう。
近くにファーストフード店があるから食べる量が増えているという単純な話じゃ無いってこと。近くにあるモノだから食べるほと若者は馬鹿じゃ無いけど、遠く離れていてもファーストフードを食べている若者の実体がみえる。ファーストフードに毒されて中毒になれば、どこにでも買い求めていくのだろうか... 恐ろしい。
| 固定リンク
| コメント (7)
| トラックバック (0)
最近のコメント