オリーブオイルは卒中を防いでくれるそうな
文:fumixie
THE WALL STREET JOURNAL (ASIA EDITION) に、2月26日付けで、"Olive Oil Diet Curbs Strokes"(オリーブオイルは卒中を防ぐ)という記事が載っています。
同記事によると・・・
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THE WALL STREET JOURNAL (ASIA EDITION) に、2月26日付けで、"Olive Oil Diet Curbs Strokes"(オリーブオイルは卒中を防ぐ)という記事が載っています。
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昨日と同様の「地中海式ダイエット」繋がりで、Reutersの記事を紹介しよう。
研究者は異なるが、昨日と同様の被験者を対象にした質問票解析の報告である。地中海式ダイエットとうつ病の関連性はありそうだが、理由は分からない、これから調べていく必要があるね。
さて、地中海式ダイエットなんだけど、皆さん知ってる?
野菜、果物、全粒穀物、豆類や魚が豊富で、オリーブオイル(不飽和脂肪酸)をたっぷり使う食事だよね。
私の食生活もどちらかと言えば、地中海式ダイエットに近いけど、魚より肉が好きで止められない。というか肉を選んでいるな。
そのかわり新鮮な野菜と果物を毎日欠かさず食べて、ドレッシングは、基本的にエキストラバージンオリーブオイルと酢に塩胡椒といったところ。
パスタは全粒粉パスタ、米は玄米を使っている。ソース類は基本的にトマトベース、クリームソースは滅多に使わないし、チーズ以外の乳製品も摂らない。
讃岐の人間なのに、うどんは年に数回、人を案内する時ぐらいしか食べない。うどん嫌いと思われるかもしれないけど、生まれも育ちも香川の讃岐人なのでうどんは大好きだ。しかし、健康のため食べないという選択をしているだけ。他に美味しい物も沢山あるから食べない自分を不幸だと思ったことはない。
それでも、最近、うどん屋の店主、たみ家さん[街角のうどん屋から]と仲良くなったから、うどん屋に遊びに行く。やっぱりうどんの摂取量も少し増えたかな。でも、たみ家さんに会いに行くのが目的だからね。
まあ、私の話はさておき、ライフログで取りあげた「地中海式ダイエット」のトピックをまとめてみた。
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まあ、こういう話は以前から度々紹介していて、ご存じの人も多いだろう。
肥満問題は個人的な問題だけど、私は地球規模の社会問題の一面もあると思っている。タバコの問題と同じだ。タバコを吸う個人の健康問題は、今や副流煙という他人への健康への影響を含め、喫煙者のCOPD(タバコ病)や肺癌にかかる医療費のコストにまで広がり、タバコを吸わない我々にも影響を与えているって事は周知の事実だろう。
肥満の問題も状況は同じだ。副流煙という直接影響は無いけど、環境問題を含め社会問題になっているという話は、ここで何度も話題にしている。社会問題に関わるトピックを挙げておこう:
今日のDiet Blog(ダイエットブログ)のエントリーもある種社会問題と言えるだろう。私もジャンクフードに課税して、有機栽培や地産地消に補助金を与える制度をつくればいいと思っている。皆さんはどう思うかな?
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数日前に、こんな質問がコメントにあった。
ダイエットでは最も一般的な低脂肪法よりも、信頼性に疑問が持たれていた低炭水化物法の方が効果が大きい-。こんな研究報告をイスラエルのベングリオン大学を中心とする国際研究チームが米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」最新号で発表した。(時事通信)を 見ましたが この記事に対しての意見をお聞かせください
この研究報告、実は色々なところで話題になっていた。Diet Blogでも当然この話題があった。私もDiet BlogのMike Howard氏と同意見で、今回の発表で驚いていないし、ちょっとうんざりしている。
それぞれのダイエット法には、メリットとデメリットがある。今まで報告されているデータをまとめていると、自ずと何がいいか見えている。減量をメインに考えれば、低炭水化物ダイエットは理論的に正しい。今までの報告から明らかであり、目新しい結果じゃない。
この研究の素晴らしいところは、2年間の包括的な研究をしたということ。当たり前と思っている事でも綺麗にデータにして示したという事が称賛に値する。だから「The New England Journal of Medicine」に掲載され、人々にインパクトを与えているのだろう。
1つだけ言いたいことがある。
3つのグループの体重の推移を示したグラフを見て欲しい。
ここで注意すべき事は、低脂肪(Low-fat)と低炭水化物(Low-Carbohydrate)はリバウンドをしているけれど、地中海式(Mediterranean)はリバウンドをしていない。
これだけ見ても、2年間という期間は比較するのに短すぎるように見える。もっと長期間になれば地中海式の食事療法がすぐれているかもしれない。
この答えは無い。でも推測するのは自由だ。低脂肪の良いところ、低炭水化物のいいところ、そして地中海式のいいところを自分の食生活に取り込むことが重要だと私は考えている。
じゃあ、ここからDiet Blogの要約を紹介しよう。
地中海式と低炭水化物ダイエットに光明
Mediterranean and Low Carb Diets Shine in Study
低脂肪食、低炭水化物ダイエット、そして地中海式ダイエットを2年間以上比べた画期的な研究によって、低炭水化物ダイエットと地中海式ダイエットは、低脂肪食よりも好まれる結果が示された。この研究は、体重、血清脂質、血糖コントロール、そして炎症に焦点を絞っている。
研究の詳細を見て、何ができるか考えていこう。
研究の詳細参加者:
中年(平均年齢52歳)で中程度肥満(BMI31)の成人を無作為に3グループに分けた。
詳しい内容は、ここを見てください。
結果継続率:
2年間後、それぞれのダイエットの継続率は、低脂肪ダイエットの場合は90%、地中海式ダイエットでは85%で、低炭水化物ダイエットは78%であった。
メモ:この臨床試験の参加者は、1日の主食になる食事、ランチを職場のカフェテリアで食べた。そこでは、注意深く食事が選ばれている。施設内では、ダイエットの専門家が定期的に、参加者がダイエットを続けられるように指導していた。
減量:
グループ | 低脂肪(kg) | 地中海式(kg) | 低炭水化物(kg) |
全患者 | -2.9 | -4.4 | -4.7 |
全達成者 | -3.3 | -4.6 | -5.5 |
男性 | -3.4 | -4.0 | -4.9 |
女性 | -0.1 | -6.2 | -2.4 |
興味深いのが、地中海式ダイエットの女性の成績が良かったことだ(奇妙なんだけど、数がかなり少ない)。
脂質変化:
パラメータ | 低脂肪(mg/dL) | 地中海式(mg/dL) | 低炭水化物(mg/dL) |
HDL | +6.4 | +6.3 | +8.4 |
LDL | -0.05 | -5.6 | -3.0 |
中性脂肪 | -2.8 | -21.8 | -23.7 |
総コレ/HDL比 | -0.6 | -0.9 | -1.1 |
炎症:
高感度CRP(炎症の時増えるタンパク質)は、地中海式ダイエット(21%)と低炭水化物ダイエット(29%)のグループだけ著名に減少した。体重を減少している時期でも、体重を維持する時期どちらでもだ。
血糖コントロール/インスリン:
糖尿病患者は36人含まれる。地中海式ダイエットグループだけ、空腹時血糖の減少が認められた。すべてのグループでインスリンレベルの軽度の低下はあったけど、大きな差は無かった。
これから何をすべき既に、この研究に関して聞き飽きていることだろう。この研究から導き出されている結論で最も重要なことは、既に知っているということ - 健康的に良い結果を示す異なる食事パターには異なる作用があるということ。
この研究は非常に包括的だけど、欠点がないってことじゃない。部分的にコントロールされ、ダイエット専門家によるカウンセリングのような環境に参加者は置かれているので、継続率が人為的に高い。それから、エネルギーの消費の側面は語れれていない。このエネルギー消費(エクササイズ)は健康的に減量をするために、かなり重要なファクターになる。体重の変化を測定するだけでなく、体組成率(体脂肪や筋肉量)も見てみたいもんだね。
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7月16日に「マクドナルド、1日の売上げ創業以来最高記録を達成 地道な努力で一時期の不振から復活」という記事があったけど、日本もマクドナルドに冒されているよね。私は悲しい。でも、ファーストフードの影響を受けているのは日本だけじゃない。ヨーロッパだって、伝統的な食事スタイルに大きな影響を与えているようだ。
そうそう、コメントに18日付けのこの研究報告に関する質問があったけど、この話題は休み明けにする予定。それに関連する話として、今日は地中海式ダイエットの話題だよ。
地中海式ダイエット:もう一度見直す価値はある
Mediterranean Diet: Worth Taking a Second Look
決してセクシーじゃない。
このダイエット法は、あまり目立たないでゆっくりと広まっている。セレブな人達に宣伝されていた訳でもない。もしそうだったとしても、マスコミにも取り上げられていなかった。徐々に形を変えて、新しくパッケージングされたり、有名なダイエット本の著者によって再び売り出されたりして、病気の予防の宣伝をすることで、徐々に広がりを見せている。寿命を延ばし、心臓病の危険性を低下させ、2型糖尿病の予防にもなり、アルツハイマー型認知症の発症を遅延させ、アレルギーにも効果があるし、他にも健康増進に貢献している。
地中海式ダイエットの最新の知見は、ガンに対する効果だ。地中海式ダイエット法からヒントを得て加えられる食生活の変化によって12%の発癌リスク低下が最新の研究で示された。
オリーブオイルを食事に加えるだけで、9%のリスク低下、食べる肉の量を減らして、豆類を増やすと12%のリスク低下が見られた。
この研究は26,000人のギリシャ人を対象にしていて、British Journal of Cancerに掲載された。
主要著者のDimitrios Trichopoulos医師は、「それぞれ個人の食生活を、伝統的な地中海式に合わせていくと非常に良い効果が得られる。」と言った。
どんなダイエット法でも、何がいいのかピンポイントで指摘することは非常に困難である - あまりにも色々な因子が絡み合うからだ。伝統的な地中海式ダイエットに関して言えば、個々の因子を寄せ集めて考えるよりも、全体で捉えた方がいいだろう。
地中海式ダイエットの要点
・伝統的な地中海式ダイエットは果物、野菜、オリーブが多く、ワインを中等度飲む。
・この食事は、中等度の鶏肉と魚を食べる。肉とスイーツを控える。
・脂肪の摂取量はまちまちだ。全カロリーの25%から35%である。
・加工食品を最小にして、季節の野菜を食べる。
・伝統的な地中海式ダイエットっていうのは本当は、伝統を重んじる人達のライフスタイルだ。このような食事をする人達は、時間をとって準備をして、食事を楽しみ、食事を称賛を持って見ている。このような精神はどんな食事法にも必要なことなんだけど、地中海式ダイエットでは特に重要に思える。
・地中海地方の人達も、簡便性を基盤とした西洋化したライフスタイルにゆっくりと冒されてきて、かつてないほどの肥満に曝されている。
地中海式ダイエットを救う手だて
イタリアの議会は、ユネスコ(国際連合の教育文化部門)に、地中海式ダイエットを世界文化遺産として認めることで保護するように提案している。この動きは、イタリアの他に、スペイン、ギリシャ、モロッコのバックアップを受けている。これら4つの国々は、地中海式ダイエットがファーストフードやコンビニエンスフードによって脅威に曝されているという意見で一致している。
こういう運動がもっと知れ渡って、世界中の人々が、健康的になれる伝統的な食生活を保護することの重要性に気づいてくれることを望む。
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