カテゴリー「エコ」の記事

2009年11月12日 (木)

メニューにカロリー表示して効果ある?

0911restaurantNewlogo

昨晩、健康推進事業を手がける若者のグループに会って話をしたけど、日頃、お年寄りとしか話をしていないから、久しぶりに若者と会話するのは楽しかったよ。

予防医学を推進するために若者と接触する必要はある。彼らと話をしたら、私みたいなアウトサイダーな開業医は、もっと勉強しなきゃなんないと思ったよ。だって、彼らのプロジェクトで活動をしていくことになったからね。正式に決定したら、ここで宣伝するつもりなのでお楽しみに(まあ、この活動は地元、香川県での活動なので、東京からアクセスの多いここの読者には関係ないかな)。

さあ、今日は久しぶりにDiet Blog(ダイエットブログ)から話題。

米国では、低所得者ほど肥満になってるって話、ここの読者なら知っているよね?確か日本でも同様のデータがあったような...(知っている人、教えて下さい<(_ _)>)

経済が縮小するとウエストは大きくなる?(Life-LOG:2009/01/04)

低所得の場合、食事にお金をかけられないから、ファーストフードや加工食品が多くなる。こういう加工食品は高カロリーなんだけど低栄養価の食品じゃないかな。カロリーは摂りすぎても、他の栄養素は不足してしまうから、当に肥満と病気を助長するだろう。病気になれば働けなくなるから所得は更に減るよね。そしたらますます余裕がなくなってしまう... アァー!負の連鎖だ!

こういう健康格差は明らかに広がっていると思うよ。余裕のある人は健康に気を遣って、更に健康になるんだよ。そういう人たちが私のブログを読んでいるんでしょうね... 複雑な気持ちだ。

今日の記事を読んで、大多数の人は食事に無関心で、一部の人だけ気にして、健康を増進させているって思えたよ。これから日本もどうなるんだろうね。

Bnr80_15_04Banner_03<--気に入ったらクリックしてください。

続きを読む "メニューにカロリー表示して効果ある?"

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2009年4月21日 (火)

地球保護のためスリムでいよう

ちょっと気になる記事がReutersに掲載されていたから紹介しよう。肥満は個人的な問題なんだけど、地球規模の問題として捉えていかなければならない時期にきているのかもしれない。

しかし、環境問題として考えれば、危惧すべき問題も生まれるだろう。私が以前ここで取りあげた内容から導かれる私の見解を述べてみよう。

世界各国の人々の調査から、半分以上の人は過体重と答えているのに、健康的な食事ができていると答えた人は、5人に1人しかいない。ガイドラインで定められたエクササイズをしている人も極端に少ない。

なぜ生活習慣を改善できないのか?その理由の1つは、次のような報告から見えてくる。

余裕のない生活をすると、安価な食事、カロリーは高いけど栄養価の低い食事を摂り、肥満を増長させてしまう。

米国のように国民の半分以上が過体重の国では、市民の価値観までも変化してくる。

肥満を受け入れる社会は、一見望ましいように思えるけど、その裏で軋轢も生まれるだろう。

今日紹介するReutersの報告を読んで、肥満者が環境破壊の原因と短絡的に考えてしまう人も出てくるかもしれない。肥満を引き起こす社会に目を向けて対策を考えていかないと、人類滅亡? ちょっと言い過ぎかな?

地球保護のためスリムでいよう
Stay slim to save the planet

ロンドン(Reuters) - 過体重の人は、細い人より食べる量が多く、車を使って移動をする人が多いから、体重が増えることは、二重に環境に悪いという報告が、Hygiene & Tropical Medicine、ロンドン校の研究から発表された。

「食糧の消費から考えると、重い体重で動き回ることは、燃費の悪い車を乗り回していることに似ている」そして、食糧を生産する行為は、温室効果ガスを生み出す主要な原因にもなっていると、研究者のPhil Edwards氏とIan Roberts氏は、International Journal of Epidemiologyに掲載した報告の中で述べている。

「我々は、地球規模で肥満に向かっている現状を翻すために、更に多くのアクションを必要としていて、二酸化炭素排出量を減らし、気候変化を緩徐にするため、肥満問題が鍵になっていることに気付く必要がある」と英国の科学者たちは話した。

彼らの推定によると、肥満者は、年間約1トンの二酸化炭素排出が、平均体重の人に較べて多く、この積み重ねから、10億人の肥満人口では、年間10億トンの二酸化炭素を排出している。

欧州連合は、EU市民によって年間11トンの温室効果ガスの排出をしているという計算をしている。

Bnr80_15_04Banner_03<--気に入ったらクリックしてください。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年4月20日 (月)

ナノシルバー?

先々週頃から、「ナノシルバー」をキーワードにして、ここに来られる人が増えていた。

検索フレーズランキングでも、安定してヒットしている「オメガ3」を抜いて、ナノシルバー絡みの検索が増えて、トップになってしまった。

なぜ?

新しい知見でも出たのかと思って、PubMedをチェックしたけど、気になるような文献は見つからなかった。水生生物に対する悪影響の他に、新しく、ナノシルバーとナノコッパーでは、暴露によって異なる生物学的な反応をしめしたという報告があった。

Comparison of molecular and histological changes in zebrafish gills exposed to metallic nanoparticles.(金属ナノパーティクルに暴露をしたゼブラフィッシュのえらにおける分子学的、組織学的変化の比較)
Toxicol Sci. 2009 Feb;107(2):404-15. Epub 2008 Dec 10.

この研究が注目されている訳がない。

「ナノシルバー」をキーワードにして来られた人、理由を教えて下さい。

関連ページ:ナノシルバーと抗菌力

Bnr80_15_04Banner_03<--気に入ったらクリックしてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)