« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »

2013年3月

2013年3月29日 (金)

オメガ3系サプリメント、赤ちゃんの脳の発達に影響しない?

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

ライフログで取りあげたオメガ3系脂肪酸に関する話題
オメガ3系サプリメント、赤ちゃんの脳の発達に影響しない?(13/03/29)
オメガ3系脂肪酸に関する私的話題(13/03/28)
Flaxseed vs Fish: 植物性オメガ3か魚類オメガ3(12/07/24)
魚と卒中(12/09/25)
オメガ3系で歯肉疾患の予防(10/12/30)
子供の脳の発達にかかわる必須脂肪酸 - オメガ3(10/11/13)
魚油は10代少年のうつ病を緩和させるかも - オメガ3(10/08/18)
食事の変化で高齢者のコレステロール値改善 - オメガ3(10/02/22)
魚油は統合失調症の予防になるか? - オメガ3(10/02/03)
魚油は細胞の老化を防ぐ - オメガ3(10/01/23)
オメガ3系脂肪酸は加齢性の失明を避けるかも(09/12/28)
食事中の脂肪酸は潰瘍性大腸炎のリスクになる - オメガ3(09/12/04)
魚を食べても心不全の予防にならないかも - オメガ3(09/10/17)
オメガ3系、研究によると、アルツハイマーに効果なし(09/07/14)
オメガ3系脂肪酸は黄斑変性の進行を抑えるかも(09/06/11)
不飽和脂肪酸、アラキドン酸で精神疾患の予防効果?(09/04/15)
オメガ3系脂肪酸に関する私見(08/11/18)
女の子は男の子より2倍重要なオメガ3系(08/06/30)
オメガ3系:いかに騙されているか(08/06/20)

サプリメント反対!という立場ながら実はこっそり服用していることを昨日ぶっちゃけた屋台ブルーです(^_^;) 色々服用している中の1つがEPA・DHA、そうオメガ3系脂肪酸なんです。

オメガ3系脂肪酸が脳の発達に重要な役割を担っているという報告は以前からある。ヒトの脳や眼にEPA・DHAの含有量は多く胎児の脳の健全な発達に不可欠な存在だ。妊娠時期に胎児が必要なDHAは、母親に蓄えられている脂肪組織や母親が摂取する食品から得ていることになる。←DHAは必須脂肪酸なんでね。

魚の食べる量が多い母親から生まれた赤ちゃんは、生後1月目の神経機能や運動能力の発達が優れていいたというデンマークの疫学調査から、妊娠時期の母親にオメガ3系脂肪酸サプリメントを服用させると胎児の脳の発達に好影響を与えるんじゃないかと期待がもたれていた。

今年1月30日にオーストラリアの研究チームが雑誌The American Journal of Clinical Nutritionに寄せたレニュー記事によると、オメガ3系脂肪酸サプリメントを服用しても子供の脳神経や視神経の機能に何ら好影響も悪影響も及ぼしていないという。

11の臨床試験、被験者総数は5,272名の妊婦が無作為にオメガ3系脂肪酸サプリメント群と偽薬群の2群に割りふられて評価されている。

オメガ3系脂肪酸の含有量は240mgから3,300mg/日、脳神経と視神経の機能評価時期は新生児から7歳までと幅広かった。

著者の説明をみると、栄養学的な臨床研究で期待される結果は僅かなため(薬剤のように強力な効果が期待できないから)、サプリメント群と偽薬群の差は微妙になるので、妊娠合併症を除外していくと、有意差を導き出すには被験者数が少なすぎていて、子供の発達をみるにも追跡期間も短すぎらしい。

前述したデンマークの疫学調査の結果も解釈に注意が必要だ。魚をより多く食べる母親は、どちらかと言えば高学歴で裕福な場合が多く、こういう因子も子供の発達に重要だからだ。

2011年9月29日にロイターヘルスで報告された別の研究報告でも、妊娠中に母親が魚油を摂っても子供のIQ値も視神経機能の改善は見られなかったものがある。

まだ妊娠時期のDHAサプリメントがいいのか悪いのか結論を下すのには早すぎるだろう。ポジティブに見れば、オメガ3系脂肪酸サプリメントを服用しても悪影響はなさそうだということだ。

実際、欧米では科学的エビデンスに基づいて、DHAサプリメントが妊婦に勧められている訳ではない。大きなお金の動くサプリメント市場、政府を含め業界団体が、何かしらポジティブなデータを待ち望んでいているのだろう… やっぱりサプリメントは怖いな(^_^;)

次はポジティブな報告を紹介していこう。

First published January 30, 2013, doi: 10.3945/​ajcn.112.045781 Am J Clin Nutr March 2013 ajcn.045781

| | コメント (7) | トラックバック (0)
|

2013年3月28日 (木)

オメガ3系脂肪酸に関する私的話題

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

ライフログで取りあげたオメガ3系脂肪酸に関する話題
オメガ3系脂肪酸に関する私的話題(13/03/28)
Flaxseed vs Fish: 植物性オメガ3か魚類オメガ3(12/07/24)
魚と卒中(12/09/25)
オメガ3系で歯肉疾患の予防(10/12/30)
子供の脳の発達にかかわる必須脂肪酸 - オメガ3(10/11/13)
魚油は10代少年のうつ病を緩和させるかも - オメガ3(10/08/18)
食事の変化で高齢者のコレステロール値改善 - オメガ3(10/02/22)
魚油は統合失調症の予防になるか? - オメガ3(10/02/03)
魚油は細胞の老化を防ぐ - オメガ3(10/01/23)
オメガ3系脂肪酸は加齢性の失明を避けるかも(09/12/28)
食事中の脂肪酸は潰瘍性大腸炎のリスクになる - オメガ3(09/12/04)
魚を食べても心不全の予防にならないかも - オメガ3(09/10/17)
オメガ3系、研究によると、アルツハイマーに効果なし(09/07/14)
オメガ3系脂肪酸は黄斑変性の進行を抑えるかも(09/06/11)
不飽和脂肪酸、アラキドン酸で精神疾患の予防効果?(09/04/15)
オメガ3系脂肪酸に関する私見(08/11/18)
女の子は男の子より2倍重要なオメガ3系(08/06/30)
オメガ3系:いかに騙されているか(08/06/20)

「オメガ3」をキーワードにしてここに来る人が最も多く、アクセス数が1番多いのも「オメガ3系:いかに騙されているか」という状態がここ数年続いている。そういう理由から「オメガ3」に注目していてアップデイトな内容を維持しようとしていたんですが…

私の記事更新は2010年12月30日で止まっていて、ゲストライターのfumixieさんやCromさんに細々と繋いでもらっている状態でした(^_^;) >fumixieさん、Ctomさん、私が不在の間、ありがとう!!!

そろそろ手を入れなきゃね。またそうしなきゃいけない理由もある。実は2013年2月から医薬品としてオメガ3系脂肪酸のEPA・DHA製剤が日本で使えるようになったからだ。今までEPA製剤しか利用できなかったけど、ここにきてやっとDHA製剤が医薬品で利用できるようになったのは嬉しい!!!

1990年代から世界各国で医薬品として承認を受けているEPA・DHA製剤が、去年やっと国内で承認された。現状の医療財政を考えると、サプリメントが医薬品として承認されたのは珍しいことだと思う。当然、適応疾患の「高脂血症」に対して治療効果があることが認められたからだ、そうなると私がこのブログでとり挙げている副次的効果も十分期待できるだろう。

自分の事は話さず、サプリメント反対の姿勢を貫いていましたが、本当の事を言ってしまえば、いくつかサプリメント的薬剤を服用している(>_<) これまでは医薬品のEPA製剤を服用していましたが、このEPA・DHA製剤が利用できるようになってから切りかえているのは当然のこと(^_^)v

私の脂質パラメータ(2012年)を紹介すると、中性脂肪(TG)は36mg/dL、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は114mg/dL、HDLコレステロール(善玉コレステロール)は64mg/dLなので、「高脂血症」という病態からはかけ離れた状態。当然、医療費を使ったEPA・DHA製剤は利用できない。ということで、1日薬価254円を全額支払って服用している。30日分になると7620円払っていることになる。私が巷で利用できるサプリメントに手を出さないのは、安全基準が甘いサプリメント市場の製品が怖くて飲めないからだ(理由1理由2理由3)。医薬品は副作用もしっかり報告されていて危険性がある程度推測できる。この副作用報告と安全性は一致するものじゃないからね。

あなたに「高脂血症」という病名がついているならラッキーだ。だって、このEPA・DHA製剤を3割負担もしくは1割負担で購入できるからだ。是非、かかりつけ医に頼んでみたらどうでしょう。このブログを見たなんて先生に言っちゃ駄目ですよ。お叱りを受けそうで(^_^;)

この次は、EPA・DHA、オメガ3系のちょっとしたネガティブな話題をとり挙げようと思ってます。では(^^)/

| | コメント (5) | トラックバック (0)
|

2013年3月27日 (水)

気が散った状態で食べると食事量は増える

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

少し古いニュースになりますが3月15日のロイターヘルスの記事を取り挙げよう。

テレビを見ながら、ゲームをしながら、それとも、本を読みながら食事をすると、ちゃんと食卓に座って食事をしている人より摂取カロリーが増えるようで、特に遅い時間帯の食事でその差は顕著になることが新しいメタアナリシスの結果から示された。

続きを読む "気が散った状態で食べると食事量は増える"

| | コメント (6) | トラックバック (0)
|

2013年3月25日 (月)

エナジードリンクで不整脈や血圧上昇?

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

久しぶりに記事投稿、皆さんに忘れ去られそうな屋台ブルーです。

これまでメディカルサイトのニュースを日本語訳にして紹介してきましたが、原文に忠実に翻訳していく作業は骨が折れしんどいです。だって、内容をしっかり理解するのは当然だけど、英語を日本語表現に変更する翻訳作業もしなきゃいけないし、気を遣うからです。

何ヶ月も記事を書かないより、内容を理解して自分の言葉で伝えていくやり方で更新頻度を上げようと考えてるわけ。でも欠点もあって、独断的で偏見に満ちた内容になってしまえば、それはそれでツッコミどころ満載になっちゃうんですよね。皆さんのコメント期待してます。

先週22日のMedscapeの記事「Energy Drinks May Prolong QT Interval, Raise BP」を紹介しよう。「エナジードリンクを飲めば、QT時間を延長させたり、血圧が上がるかもしれない」というタイトル。

続きを読む "エナジードリンクで不整脈や血圧上昇?"

| | コメント (7) | トラックバック (0)
|

「地域も学校」のいま

文:人見訓嘉 <info@coneri.co.jp>

久しぶりの寄稿です。香川県の健康運動「めざせ、超10!」を主宰している人見訓嘉です。わたしたちは、高齢者の生きがいを軸に、健康で長生きできる社会をめざそうとしています。その一つの取り組みが「地域も学校」です。カンタンに言うと、子どもが地域のお年寄りと学習することを通して、地域における自分の生き方を考える取り組みです。子どもには、地域(の人)に育まれたという意識が定着することで地域づくりの核が形成される。お年寄りは、子どもの成長にかかわることを生きがいとして継続的な取り組みができる。双方にこういう良さがありますが、問題は、この取り組みに参加したいというお年寄りが集まらないことです。現在、香川県高松市の太田南地区と太田地区で開催していますが、いずれもかかわっていただいている高齢者は10人程度です。

このプログラムを監修いただいている前田寛文さん(高松市教育会常任理事)は、こう示唆されました。「考えてみてください。高齢者の興味のあることって何だと思いますか」。そうです! おそらくこのコラムをお読みいただいているあなたも同じだと思います。それはまず、自分のこと。それから子どものこと。孫のこと。自分のことには、旅行も趣味も、健康も食も含まれます。「それが、『地域の子ども』だという答は、おそらく最後なんです」。それを聞いて、実はわたしもハッとしました。確かに、地域の子どもを気遣うというのは、自分や肉親の後にくるものです。

だからこそ、いまかかわってくださっている高齢者の方は、非常に奇特であり、有り難い。しかし、それが奇特であれば、地域は存立の危機です。「地域も学校」はそこに警笛を鳴らす役割でもあります。隣近所ならいざしらず、学校区単位で地域をとらえた時、地域の子どもを気にかけることが、果たして自分にできるだろうか、と思いました。しかし、「地域も学校」に来ている子どもたちは、できるのではないか、と考えました。少なからず地域の人に育くまれたという意識の芽生えが、それを可能にするのだと思うからです。息の長い取り組みです。ろうそくの灯火が消えないように、大切に大切に続けていきたいと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2013年3月 5日 (火)

オリーブオイルは卒中を防いでくれるそうな

文:fumixie

THE WALL STREET JOURNAL (ASIA EDITION) に、2月26日付けで、"Olive Oil Diet Curbs Strokes"(オリーブオイルは卒中を防ぐ)という記事が載っています。

同記事によると・・・

続きを読む "オリーブオイルは卒中を防いでくれるそうな"

| | コメント (14) | トラックバック (0)
|

« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »