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2011年7月

2011年7月31日 (日)

喫煙に関する10の神話・・・の内の9個

文:fumixie <fumixie@gmail.com>

WebMDを見ていたら、10 Persistent Myths About Smoking、つまり「喫煙に関してしつこくつきまとう10の神話」というタイトルの記事がありました。単刀直入な内容なので、ざっとまとめてみました。

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2011年7月20日 (水)

マルチビタミンは空腹を引き起こす?

0904vitaminpillsNewlogo文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

久しぶりにDietBlogから話題を提供しよう。つまらない話題が続いているから紹介していなかったんじゃなくて、なんとなくタイミングを失って紹介しづらくなっていただけ。

私がTwitterをしているのは知っているよね。あまりつぶやいていないけど(^^;) 最近、TwitterよりFacebookの方が楽しいと思っている。だって相手が知り合いというのが安心できるからだ。ライフログのファンサイトを作りたいと思っているけど、どうやったらいいのかよく分からない(T_T) お助け下さい、皆様... いやいや、こんなお願いをするためにFacebookの話を出したんじゃなく、DietBlogの友達、日本ひいきのMike Howardくんから今朝Facebookにメッセージが届いたからだ。

彼の紹介で面白いサイトを教えてもらったんで、そのうち紹介しようと思う。彼のメッセージを受け取って、DietBlogの記事を紹介していないことに気がついた。私がサボっていることに彼も気がついたのかも(^_^;)

マルチビタミンを摂ってますか?私はビタミン剤を摂っていないけど、摂っている人は多いんじゃないかな。欧米では出産前にマルチビタミンを摂るのが一般的なんでしょうか?今日の話題をみると、そんな感じだ。日本でも妊娠前に葉酸は勧められているけど、葉酸だってしっかり緑黄野菜を摂っていれば補給できる。食事の改善なしにこういうビタミン剤を摂るのは何となく抵抗がある。ビタミン剤を摂れば、それだけ添加物も一緒に摂取することになるからね....

まあ、こんな話はいいとして、マルチビタミンを摂取すると空腹感が強くなるって通説、私は知りませんでした。日本でも同じように言われているんでしょうか?

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2011年7月19日 (火)

葉酸摂取の多いスウェーデンのティーンエイジャーは成績がいい

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

久々に葉酸関連の報告をしよう。今日もMedscapeからニュースを紹介するからリンクはできない。勝手気ままな意訳になっているんで、正確な情報を知りたければ、今日のニュースの元ネタになっている雑誌Pediatricsの7月11日号に掲載された「High Folate Intake Is Related to Better Academic Achievement in Swedish Adolescents/スウェーデンの思春期における葉酸の高摂取は成績の良さに関連がある」を確認してくれ。

子供を持つ親として今日の報告は興味深い。まあ、私がいつも言っているバランスの取れた食事をができていれば葉酸摂取不足にはならないと思うけど、子供の食事の責任は親にあるからね。いい加減な食事しか与えず子供の成績が悪くても文句を言わないように(^_-)

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2011年7月15日 (金)

睡眠を取り巻く現状と「じゃあ、どうすれば?」(その3)

睡眠を取り巻く現状と「じゃあ、どうすれば?」(その3)
文:fumixie <fumixie@gmail.com>

"Getting A Good Night's Sleep"(05 Jul 2011) (written by Catharine Paddock, PhD) より。

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睡眠を取り巻く現状と「じゃあ、どうすれば?」(その2)

睡眠を取り巻く現状と「じゃあ、どうすれば?」(その2)
文:fumixie <fumixie@gmail.com>

"Getting A Good Night's Sleep"(05 Jul 2011) (written by Catharine Paddock, PhD) より。

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睡眠を取り巻く現状と「じゃあ、どうすれば?」(その1)

睡眠を取り巻く現状と「じゃあ、どうすれば?」(その1)
文:fumixie <fumixie@gmail.com>

キャサリン・パドック博士(Catharine Paddock, PhD)という方が、Medical News Today"Getting A Good Night's Sleep"(05 Jul 2011)という”Featured Article”に指定されている記事を寄せています。

この記事では、睡眠を取り巻く現状と「じゃあ、どうすればいいの?」という点を、(おそらく)同博士の視点から述べています。

「そうかあ、なるほどねえ」と感じる方も少なくないのではないかと思われる記事なので、3部構成で、ざっくりまとめてみたいと思います。

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2011年7月14日 (木)

ホットティとコーヒーでMRSA予防効果?

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

ライフログの読者なら私がコーヒー中毒になっていること知っているよね(^_^;)

コーヒーの話題があると、ついつい紹介したくなるんで、飲まない人も聞いてください。Medscapeに「Hot Tea and Coffee May Lower MRSA Risk/ホットティとコーヒーはMRSAのリスクを低下させるかもしれない」というニュースが流れた。

雑誌Annals of Family Medicineの7月/8月号に掲載された「Tea and Coffee Consumption and MRSA Nasal Carriage/お茶とコーヒー摂取とMRSAの鼻腔保菌の関係」という研究報告に関する内容だ。

米国チャールストン、南カロライナ大学医学部、家庭医学のEric M. Matheson医師は、一般的な米国民の集団において、お茶とコーヒーを飲むこととMRSAの鼻腔保菌の関連性を調べるため、2003年から2004年の米国国民健康栄養調査から、どこの医療機関にも属さない米国民5555名のデータ解析した。

すべての被験者の鼻腔からサンプルを採取して培養検査をすることで、2歳以上の被験者のMRSA解析をしてお茶やコーヒーの摂取量との関連性を報告しているんだけど、この報告に対してコメントを求められたニューヨーク州、セント・ジョセフ病院の院長、Aaron E. Glatt先生もツッコミを入れているように摂取量の区分が妙なんですよね。

飲み物のカテゴリーは全部で4つに分けています。1)ホットティ、2)アイスティ、3)コーヒー(ホットでしょう)、4)ソフトドリンク(清涼飲料水)に分けられている。

国民性の違いでしょうか、日本でよく飲まれるアイスコーヒーは評価されていません。米国人はあまりアイスコーヒーを飲まないんでしょう。まあ、この種類の区分はいいとして、摂取量の区分が奇妙なんですよ。

全く飲まないか、月に1杯以下もしくはそれ以上... これって、コーヒーを月に一度だけ一口すすった人と毎日10杯以上飲んでいる人と同じ区分になっちゃうんですよ。どうして階層区分にしなかったんでしょう。エレガントじゃないね、って皮肉られています。何かしら意図がありそうですね。

ソフトドリンクは月に2、3回までと週に1回から6回以上にしているけど。米国は基本的にソフトドリンク大量消費国なんで、お茶やコーヒーと同じ区分にはできなかったんでしょう。

可能性のある交絡因子は補正されています。齢、人種、性別、貧困度、健康状態、最近の病院滞在、抗生物質の使用など、でも、交絡因子はいくらでもあるからね。

サンプル全体の1.4%にMRSAが認められ、ホットティを飲んでいた人は、飲まない人に比べて、保菌率は半分だったという(オッズ比, 047; 95% CI 0.31-0.70)で、コーヒーも同様のリスク低下(オッズ比, 0.47; 95% CI 0.24-0.93)でコーヒーとホットティのコンビネーションでも同様だったという。

しかし、アイスティやソフトドリンクでリスク低下見られなかったという。ソフトドリンクにはカフェインが含まれているからカフェインの影響を考えてソフトドリンクを評価したようだが関係無いらしい。でもこれだけでカフェインを理由にできないけどね。アイスティでリスク低下が見られなかった理由として、ボリューム当たりのポリフェノール類の含有量が少なくなったからって説明している。高温でないとこういう化学物質は溶解しにくいというのも説得力の欠ける説明だ。でも、こいいう理由ならアイスコーヒーでも効果は低いかもしれませんね。

どうしてホットティやコーヒーに抗菌作用があるんだろう。コーヒーには、トリゴネリン(Trigonelline)、グリオキサール(Glyoxal)、メチルグリオキサール(Methylglyoxal)やダイアセチール(Diacetyl)など抗菌効果のある化学物質が含まれていて、お茶のタンニン酸やカテキンの影響だろうという説明。さらに著者の考えは飛躍して、お茶やコーヒーには鉄イオンの吸収を阻害するため、MRSAの成長に不可欠な鉄イオンが関わっているなんて言っている(^_^;)

まあどちらにしてもツッコミ所が多い研究報告になっている。結果を左右する交絡因子で補正をしていると言っているけど、影響を与える因子を考えればいくらでも思い浮かぶ。先ほどツッコミを入れていたGlatt先生も疑問を呈している。コーヒーを煎れるためにしばしば手洗いをしている可能性があり、そういう清潔な人はMRSAの保菌率が少ないのかもしれないだろうって... 言い出したら切りが無い。

こういう研究報告は本当によく考えないといけない。この報告だけでホットティやコーヒーを勧めるのは早計だ。でも、既にホットティやコーヒーを飲む習慣があり、夏場にアイスしか飲んでいないのなら、たまに、この研究から言えば、月に一度だけホットでお茶やコーヒーを飲むのもいいかもれないね。私も今日は1杯だけホットコーヒーを飲みました。

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2011年7月10日 (日)

運動の「タイミング」と睡眠の質の関係

文:fumixie <fumixie@gmail.com>

2011年6月4日、"American College of Sports Medicine"のニュースリリースに、

FOR BEST SLEEP, WORK UP A SWEAT IN THE MORNING
Study shows morning workouts to improve sleep quality

最高の眠りが欲しければ、朝、汗をかけ
朝の運動が睡眠の質を改善することが研究で明らかに
という書き出しの記事が載りました。

この記事の最後には、

The conclusions outlined in this news release are those of the researchers only and should not be construed as an official statement of the American College of Sports Medicine. Research highlighted in this news release has been presented at a professional meeting but has not been peer-reviewed.

このニュースリリースで概説されている結論は研究者の結論にすぎず、American College of Sports Medicineの公式発表と解釈してはならない。このニュースリリースで強調されている研究は専門的な会議で発表されたものではあるが、ピアレビューはまだ受けていない。

という但し書きがあるものの、ただでさえ熱帯夜で寝苦しくなるうえに、節電まで迫られている昨今、日常生活に応用できそうな内容かもしれません。

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2011年7月 8日 (金)

グルテン過敏症になっていない?

文:Ctom

ずいぶん久しぶりに投稿します。どうにもこうにも忙しくて、6月は全く手つかずでした。
というのも、6月は東北にボランティアに行ったり、業界ごとで役職についたりと慌ただしい一カ月だったもので、まるまる空いてしまいました。

さて、2カ月ぶりに選んだ記事はこちら。

Going Gluten Free.
“グルテンフリーでいこう” っていう標語なんですけれども、日本語にするとなんのこっちゃという感じがしたので、今回はあえて英語のタイトルで。

グルテンの問題は先進国には徐々に浸透しつつある問題ですよね。というのも、グルテン不耐症であるセリアック病を持っている患者さんは少ないけれども、グルテン過敏症となると話は別だからです。

グルテンと言えばお麩。これはグルテンの塊ですよね。
これ以外にも小麦、オーツ麦、ライ麦、大麦などに含まれる蛋白質の一種がグルテン。

グルテンをとることで小腸に炎症反応が起こり、便秘などを引き起こしてしまったり、栄養吸収不良を起こしてしまう状態をグルテン不耐症。つまりセリアック病となるわけです。


今回はこのグルテンについての記事をピックアップしてみました。
グルテン不耐症ではなく、グルテンの過敏症となってしまっている人たちは意外と多くいて、もしかしたらLife-Logの読者の方々もグルテン過敏症を持っているかもしれません。


グルテンの過敏症はホントにわかりにくい。
僕が診ていた患者さんも“胸の動悸”、“頭痛”、“肩凝り”、“便秘”、“胃痛”を訴えてきたけれど、グルテンを含んでいる食品を摂るのをやめてから頭痛や胸の動悸、胃痛などは解消されました。意外な症状と関わりの深いグルテンは今や私たちの生活と切っても切り離せない小麦の過剰摂取から始まってしまいます。


今日の記事を読んだら、小麦に対する見方が少し変わってしまうかも?


では、いってみましょう。

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エクササイズなしの食事だけで糖尿病のコントロールは十分?

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

先月の末に米国サンディエゴで開催された第71回米国糖尿病協会年次学術集会/American Diabetes Association (ADA) 71st Scientific Sessionsで発表があった話題を紹介するけど、前置きに、雑誌JAMAで昨年報告された「Effects of Aerobic and Resistance Training on Hemoglobin A1c Levels in Patients With Type 2 Diabetes/2型糖尿病患者におけるエアロビック+レジスタンス・トレーニングのHbA1cへの効果」を紹介しておく。

コントロールグループ(トレーニング無し)、エアロビック・トレーニング単独グループ、レジスタンス・トレーニング単独グループ、もしくはエアロビック+レジスタンス・トレーニングの組み合わせグループに患者を振り分けて、HbA1c(糖尿病のマーカー)の改善度を調べたけれど、エアロビック+レジスタンス・トレーニングの組み合わせ以外は全く効果が無かったという結果になった。

要するに糖尿病のコントロール目的のためにエアロビック・トレーニングもしくはレジスタンス・トレーニングだけするというやり方は効率が悪いどころか無駄だって話だ。どうせ運動をするならエアロビックとレジスタンス・トレーニングを組み合わせる必要がある。

そして今回の話に移るが、2型糖尿病患者に対して食事療法に運動を組み合わせた場合、HbA1cへの影響がどうなったかが発表された。

この発表は、同時に雑誌Lancetにも掲載されたようだ。

この講演は、英国ACTID(Early Activity in Type 2 Diabetes)臨床試験の結果報告だった。初期の2型糖尿病患者 593名を無作為に3つのグループに振り分けている。1つはコントロール・グループとして、従来の治療法、簡単な教育セッションで食事とエクササイズのアドバイスを提供、6ヶ月と12ヶ月目にフォローをしている。2つ目のグループは、食事療法単独ではあるが、かなり詳細な食事指導が含まれていて、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月目の受診時に十分時間をかけた食事指導をしている。そして3つ目のグループは、この食事療法単独グループと同様の食事指導に加えて活動量を増やすことに重点を置いた。今回のケースではウォーキング、1日少なくとも30分間、週に5日間を指導している。モチベーションを維持するための読み物や、万歩計、そして活動記録も取らせた。

臨床試験として、6ヶ月目、12ヶ月目のHbA1cを評価項目にしている。6ヶ月目で、コントロールグループは軽度悪化したが、食事療法単独グループと運動療法を組み合わせたグループは改善していた。しかし、この両者に差は見られなかった。また副次評価項目である体重、インスリン抵抗性、糖尿病薬の量にも変化は無く、1年後の評価でも食事療法単独グループと食事療法+運動療法グループの間に有意差はみられなかった。

最初にとり挙げた雑誌JAMAの報告で言われているようにエアロビックとレジスタンス・トレーニングの組み合わせた運動なら有意差が生まれたかもしれない。

なぜ、運動が効果を示さなかったのか理由を考える場合、運動そのものに焦点を当てるべきじゃないと、この知見を発表したRobert Andrews医師が説明している。腹囲に関連した評価をした場合、腹囲の減少は、中等度の運動の量には相関が見られなかったが、「座っている時間」の短さと関連があったという。まさにこの事から言えることは、中等度の運動をするよりも、座っている時間を減らすことを考えた方がいいといえる。

さらに、可能性として、「トレーディング(取引)」と呼ぶ代償をしているんじゃないかということ。ジムに行って運動をするから甘い物をちょっと食べておこうって話になっているのかもしれない。

理由は何にしろ、予算の事を考えて糖尿病をコントロールするのであれば、治療開始の最初の1年目は運動の指導に力を入れるより食事療法に力を入れる方が賢明だということだ。

糖尿病のコントロールだけでなく、これはダイエットにも言えるんじゃないかな。運動だけでダイエットをしようとするのは間違いだ。体重を落とすために食事療法が最も重要で効果的だ。しかし、これはダイエットを開始した最初だけで、長期的な観点に立てば、運動は必ず必要になる。運動で得られる利点は、今回の評価項目に含まれていなかっただけで、全く無いということではないだろう。

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2011年7月 6日 (水)

睡眠時無呼吸じゃないよ、眠気が糖尿病に悪い?

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

昨日の話の続きをしよう。睡眠の質を評価する方法はいくつかあって、どの方法が優れているのかコンセンサスはまだ得られていない。昨日少し話題にしたActigraphy(アクティグラフィ)で測定できるSleep Fragmentation(睡眠断片化指数)や不眠症の質問票も質を評価するものだろう。そして、Epworth Sleepiness Scale(エプワース眠気尺度)も眠気を評価することで睡眠の質をみていると言える。

じゃあ、睡眠時無呼吸症候群の診断に使用される睡眠ポリソムノグラフィで測定されるAHI(Apnea-Hypopnea Index/無呼吸低呼吸指数)はどうだろうか?

AHIとは、睡眠中に10秒間以上の呼吸停止が1時間あたり何回認められるかで表され、正常の人は、AHI<5で、AHI>=15なら明らかに異常で睡眠時無呼吸症候群という診断になる。

じゃあAHIが高値なら睡眠の質が低下している可能性はあるよね。

これに関して考えさせられる報告があったよ。実は先月、SLEEP 2011: Associated Professional Sleep Societies 25th Annual Meetingで発表された内容だ。

MedScapeの記事を紹介しよう。

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2011年7月 5日 (火)

睡眠の質が悪かったら糖尿病も悪化?

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

先日、 睡眠時間の不足で体重が増えるという話をしたけど、最近の睡眠の話題は、睡眠時間から睡眠の質に移っている。

色々な健康障害のリスクと短い睡眠時間の間に相関があるという疫学データは過去に何度も紹介されている。しかし、基本的に人が必要とする睡眠時間には個人差があり。睡眠時間だけで睡眠が不足しているのかどうか判断しにくい。

睡眠時間以外で睡眠不足を評価する方法として眠気を評価しているのだろう。眠気をスケール化して評価する方法もいくつかあるけど、一般的にEpworth Sleepiness Scale(エプワース眠気尺度)がよく使われている。欧米の質問票の項目を一部改定して日本人に合わせた日本語版があるのでそれを紹介しよう。(→ ESS (Epworth Sleepiness Scale) 日本語版 認定NPO法人 健康医療評価研究機構)

8つの状況下で、どのくらいうとうとするか4段階で点数化する方法だ。

全くうとうとしなければ0点、少し可能性があれば1点、半々ぐらいなら2点、かなりの確率でうとうとするのであれば3点という基準で以下のすべての項目に答えてください。

1) すわって何かを読んでいるとき(新聞、雑誌、本、種類など)
2) すわってテレビを見ているとき
3) 会議、映画館、劇場などで静かにすわっているとき
4) 乗客として1時間続けて自動車に乗っているとき
5) 午後に横になって、休息をとっているとき
6) すわって人と話をしているとき
7) 昼食をとった後(飲酒なし)、静かにすわっているとき
8) すわって手紙や種類などを書いているとき
copyright, Murray W. Johns and Shunichi Fukuhara 2006.

この合計点が10点以上だったら眠気が強いということで質のいい睡眠ができていないだろう。

先日、CARDIA研究のサブ解析の結果が雑誌Diabetes Careに掲載された。1985年に18歳から30歳の成人が登録され、糖尿病患者と非糖尿病患者を対象にして睡眠の質をActigraphy(アクティグラフィ)と呼ばれる腕時計型の活動モニターと不眠症の質問票(← 不眠症の評価票はESSの眠気尺度と異なるけど、睡眠時間じゃなく睡眠の質を評価しようとしている)により、睡眠の質を評価している。

この結果で示されたことは、糖尿病が無い人は、血糖のコントロールの悪化は無かったけど、既に2型糖尿病がある患者さんで、不眠症があれば、不眠症の無い糖尿病患者さんに比べて、空腹時血糖が23%増加して、空腹時インスリン値はは48%増加していた。ようするに、不眠症の糖尿病患者さんの血糖コントロールは悪いって話だ。糖代謝と睡眠は密接に関わりあっているんだよ。

メタボな人、糖尿病の危険性がある人、ちゃっと眠れてますか?不眠症だったら糖代謝が悪化して糖尿病を発症させちゃいますよ。ちゃんと寝ましょうね。

それから、最後に一言、不眠症の診断基準に睡眠時間は入っていないよ。不眠症の診断基準には日中の眠気があるからESSでスコアが高い人、要注意でしょう。

明日は、ESSと血糖コントロールの報告をお伝えしましょう。では。

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2011年7月 3日 (日)

睡眠でスリムでいられる

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

昨日の話の続きだ。ちょっと古い2006年のBBCニュースを紹介しておこう「Sleeping may help keep you slim/睡眠でスリムでいられる」というタイトルで、質のいい睡眠は気分を爽快にするだけじゃなく、体型をスリムにとどめるというサブタイトルがついている。

オハイオのケース・ウエスタン・リザーブ大学のSanjay Patel医師らの研究者が70,000人の女性を16年にわたって調査している。

5時間より睡眠時間が短い女性の1/3は、夜ぐっすりと眠る女性に比べて少なくとも15kgは体重が増えてそうだ。

この2006年の頃の話では、睡眠と体重増加の関連性を長期間にわたって調べた最も大きな研究だったそうだ。

浅い眠りの女性は、7時間眠った女性に比べて、15%ほど肥満になりやすかったという事実もある。

ここでいう肥満は、皆さんご存じのように身長に対する体重の指標BMI値(体重kg÷身長m÷身長m)を使っているからね。

摂食行動に理由がある訳じゃない

今回の研究報告で更に分かったことは、浅い眠りの女性がたくさん食べていたり、エクササイズが少なかったという理由じゃないということ。

調査開始時に、5時間より睡眠時間が少ない女性は、7時間睡眠を取る女性に比べて、平均して5.4ポンド重く、10年を経過して更に1.6ポンド以上余分に体重を増やしていた。

たいした体重増加には思えないかもしれないけど、これは平均値であり、ある女性はこれ以上増えている。そして、ちょっとした体重増加は、健康障害、例えば糖尿病や高血圧症のリスクを増加させる。

これまでの研究報告を見れば、数日の睡眠制限をさせると、食欲をコントロールしているホルモンによって空腹感が引き起こされることから、睡眠時間が短ければ食べる量が増えると思われていた。

しかし、実際は食事は少なかった。このことから食欲と食事が、睡眠時間の少ない女性の体重増加の理由にはなっていなかった。

じっとできない

睡眠時間が少ないと休んでいる時の消費カロリーが変化しているのかもしれないとPatel医師は説明している。

代わりに、睡眠時間の少ない女性は、カロリーを消費する落ち着きのない無意識の活動性が失われる傾向があるのではないかと考えている。

2004年に雑誌Sleepに掲載された米国国立精神保健研究所の報告に似たような結果が示されている。

研究者によれば、睡眠不足によってカロリー消費をコントロールするホルモンのバランスが変わることが理由と考えている。

ノッティンガムにいるIan Campbell医師も説明しているが、睡眠不足の人は疲れれば疲れるほど、日中の活動性はどんどん減るからだと考えている。

不十分な睡眠によるストレスに対して自然なホルモン応答によって、代謝率が変化したり、さらに接触行動にも変化が加わるのでしょう。

「はっきりしていることは、一人一人色々な生き方がありそれが健康に影響を与えている」ってことだ。

「体重増加をさせたくないと思っているなら、健康的な食事、活動的なライフスタイル、そして質のいい睡眠以上の事はない。」

「多くの女性が体重が増やさないで食べる量を増やす秘密を知りたかっているけど、悲しいけど、その方法は説明できていない。」

とまあ、睡眠とダイエットの関連性に関する研究はこの頃からかなり進んでいるよね。少しずつ紹介していこう。

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2011年7月 2日 (土)

超10大学6月の講座:ダイエットと睡眠の意外な関係

Chouju文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

またまた事後報告になってしまうが、今年度の超10大学は4月からスタートしており、6月は私の担当。「ハチミツ冬眠ダイエット」に関わってからダイエットと睡眠の関連性に興味を持ち、睡眠に関する情報もまとめたので、今年の講座で話をしました。

睡眠と肥満に関する関連性を超10のメンバーに話した時、「今まで気づかなかった新鮮な内容」と驚かれてしまった。彼らがつけたタイトルは「ダイエットと睡眠の意外な関係」だったけど、実はこれが別に意外な関係じゃないんですよね。一般の人間には意外に思えたようだ。

受講者の中に耳鼻科の先生もいらしたという話を後で知って恥ずかしくなりましたが、皆さん、これからの睡眠の質を向上させることに関心を向けてくださるでしょう。

さて、この講演の模様は超10ブログに掲載されているのでご覧ください。

めざせ、超10!:超10大学6月の講座【ダイエットと睡眠の意外な関係】終了

これから睡眠とダイエットに関する話題をもっととり挙げていきますよ。

 

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2011年7月 1日 (金)

ビタミンD高値だと糖尿病発症リスク低下

文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>

話題のビタミンDに関して1つニュースがあるよ。色々伝えたいことはあるけど、なかなか紹介できず申し訳ない。先月末(6/24-6/28)に、米国のサンディエゴで第71回米国糖尿病学会(ADA 71st Scientiic Sessions)が開催された。ここで発表された数々の知見が現在ニュースとして出回っている時期なんですよ。

そんな中、ビタミンDの話題がとり挙げられていたので紹介しよう。

血中のビタミンD値が高値だと糖尿病発症リスクが低下するという報告があった。

ここでいうビタミンD値は25(OH)Dと読み取ってください。

マサチューセッツ州、ボストン、タフツ・ニューイングランド・メディカル・センターの内分泌・糖尿病・代謝部門に所属するAnastassios G. Pittas医師のグループが第71回米国糖尿病学会で報告した内容だ。

Pittas医師によると、ビタミンDがインスリンの分泌や感受性に対して重要な役割を果たしている可能性があるという。「膵臓のβ細胞に好影響を与えるというエビデンスばかりだ。」とMedscape Medical Newsに答えている。

ビタミンD値と糖尿病発症リスクの関連性を調べるために、糖尿病予備群の被験者を強化ライフスタイル改善群、メトフォルミン(糖尿病薬)投与群、そしてプラセボ(偽薬)群の3群に分けて糖尿病発症の危険度を調査をしているDPP(Diabetes Prevention Program)臨床試験のデータを解析している。

このコホート試験に属する2039名の平均追跡期間は3.2年だった。血漿ビタミンD値は毎年測定され、同時に糖尿病発症が評価された。この解析には、強化ライフスタイル改善群とプラセボ(偽薬)群のみ含まれていた。

ビタミンD値が最高三位(平均値、30.1ng/mL)だった被験者グループは、最低三位(平均値12.8ng/mL)のグループと比較すれば、糖尿病発症の相対危険度は0.74(95%, CI, 0.59-0.90)だった。

更に言えることは、ビタミンDの効果は用量依存性で、ビタミンD値が最も高かった群(50ng/mL)は、最も低かった群(平均値12ng/mL以下)と比べると、糖尿病発症の危険度は0.46(95%, CI, 0.23-0.90)たった。

ビタミンD値を3つのグループに分けたサブ解析を見ても、プラセボ(偽薬)群(0.72;95%CI 0.53-0.96)と強化ライフスタイル改善群(0.80;95%CI 0.54-1.14)は同様だった。

Pittas医師によると、「過去の研究報告よりも方法論で優れている点は、調査期間中にビタミンD値を複数回測定しているところで、試験開始時に一度しか調べない過去の研究と比べれば、長期間にわっってビタミンD値の状態を評価していることになる。」

「この研究で、糖尿病の高リスク群という臨床的に意義のある集団を評価しているし、白人以外の人種もかなりの数含んでいるので、統計的にも一般的な状況下で真実の可能性は高いだろう。」と言いながらも、「観察研究なので、完全に交絡因子を排除することはできず、糖尿病を予防するという理由だけでビタミンDを勧めるのは時期尚早だ。」と締めくくっている。

この研究に関わっていないビタミンD研究者、Clifford Rosen医師によると「このプロスペクティブ研究でビタミンD値と糖尿病リスクの関連性は確認されたけど、体重で補正しても、25(OH)Dの絶対的な閾値を見いだせなかった」という。次に必要なのは、2型糖尿病の高リスク群を対象にしたビタミンDと偽薬を使ったランダム化プラセボ比較試験ということだ。

それでも今のところ高リスク群のビタミンD値をモニターすることは重要で、個人的にビタミンD値を20ng/mL以上にしておきたいところ、ってのが大方の意見のようだ。

メタボな人、あなたの25(OH)D値は20ng/mL以上ありますか?

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バナー広告 (香川県産物販売促進も)

健康生活を送るために情報は欠かせません。多くの情報を伝えるためにライフログでゲストライターの存在は欠かせなくなっています。彼らは無報酬で記事を投稿してくださっています。多くの人と同様に私も無報酬でブログを運営しています。

サプリメント関連の会社からアフィリエイトの依頼は時々くるのですが、当ブログの読者なら私が安易にサプリメントを勧めない事も知っています。会社によってサプリメントの品質は雲泥の差があり、どこのサプリメントが優れているのか私は知らないからです。そのため特定の会社のサプリメントを個人的に勧めるアフィリエイトはできません。しかし、サプリメントを完全に否定もしていません。どうしても不足になるサプリメントを摂るのは重要なことだと思います。私が最近話題にしているビタミンDなどもそうです。

考えたうえ、バナー広告なら募集をしようと思いました。運営費を読者からではなく、サプリメント会社から頂くというスタンスは私のやり方にマッチしているからです。そして少しでもゲストライターに還元できればと思います。

当然のようにバナー広告が頂けるようなアクセス数はありませんが、468X60pixelのバナーの広告掲載を受け付けます。こう言えば広告依頼のお断りにもなるよね。

それでも興味があれば連絡をください。

料金:5250円(消費税込)
期間:1月
場所はトップページと関連ページ

----- 追記

以前から話題に挙げている讃ボア(サヌボア)運動に準じ、香川県の特産物販売のお手伝いもしたいですね。香川県の特産物なら私も試すことができるし健康にいいのなら、彼らの販売チャンネルになっていければと思っています。地場産業に関わる方からの連絡も待っていますよ。これぞ当に医食同源...(^_-)

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平成23年7月の予定

先月の中旬(6/12日曜日)、このライフログで異変があったけど気づいた人いますか?

それまで毎日アクセス数500前後だったのが、日曜日の午後8時過ぎ突然5000を越えました!

私は気づかなかったんですが、NHKの番組で「レスベラトロール」がとり挙げられたようですね。「レスベラトロール」で検索して来られた人で急増していたことを数日後知りました。人気記事ランキングで常にトップだった「オメガ3系:いかに騙されているか」が抜き去られていましたからね。

サプリメントに対する関心の高さを肌で感じた瞬間でした。サプリメントに頼らず健康的に生きるスタンスを取っているのですが、サプリメント販売の会社から広告の問い合わせもあります。

ライフログの運営のためサプリメントの広告もいいかもしれません。しかし、アフィリエイトはしません。だってサプリメントを宣伝する記事など書けないですからね。バーナー広告なら受け付けようと思っています。まあ、今のアクセス数でバナー広告を出す企業はいないでしょうが、近々、広告に冠するお知らせを出します。

さて、今月はカレンダー通りの診療をしていますよ。診察時間を確認してご来院ください。よろしくお願い致します。

生活習慣病(ダイエット)に力を入れているので気軽にお問い合わせ下さい。電話やメールで問い合わせも受け付けています。

1) ダイエット外来(クリックしてください)(健康指導)

今月の予約は3名だけで余裕はありますよ。

2) 禁煙外来(クリックしてください)(チャンピックスによる禁煙治療)

3) ED治療薬(診察室で医師から直接受け渡し可)(クリックしてください)

4) AGA(男性型脱毛症)治療薬(クリックしてください)

5) 漢方治療

6) 高圧酸素治療(専門医)
当院では高圧酸素治療によるスポーツ外傷にも対応しています。足首の捻挫、膝の靱帯損傷に対して治療期間の短縮が期待できます。

7) 日本体育協会公認スポーツドクター(2010年10月より)
四国てんとう虫マラソン大会(顧問医):平成22年11月14日に第2回大会は大きな事故も無く無事終了しました。

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講演を受け付けています。多くの人に健康的に過ごすための情報を伝えていきたいという気持ちを強く持っています。超10大学で話した内容、地元公民館で話す内容をまとめ、すべて無料で話をしたいと思っています。遠方なら交通費と宿泊代を出していただきたいのですが、私が日頃話をしている内容を1〜2時間でまとめてお話します。興味ある自治体や代表者の方がいらっしゃれば「taigeka8667311@nifty.com」に連絡をください。どこにでも出向きます。

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超10!× Life-LOG

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クリニックの診療情報や診療時間

香川県 高松市 田井メディカルクリニック(旧:田井外科胃腸科医院)の院長の屋台ブルーです。20代後半、大学勤務時代の不摂生な生活から体重は70kgを越え、30代で84kgまで増えました。(クリックしてね、太っていた頃の写真はここにあるよ) (現在の痩せた体型と比較写真)。

「これじゃいけない」、40歳前に奮起、25kgの減量から走り始め、今では100キロ走れるウルトラランナーになりました。

自分の減量経験と日本抗加齢医学会専門医の立場から積極的なダイエット指導をしています。

四国UMML所属のUMMLer(アムラー)として大会活動のお世話、また平成22年度から   体育協会公認スポーツドクターとして積極的に地域イベント(まちかど漫遊帖2016年春編)に参加しています。地域プロジェクト、香川の人を元気にする超10!プロジェクトでもコラムを連載しています。

ゲストライター、fumixieさんが翻訳に関わり、屋台ブルーが裏表紙に宣伝を書いた話題のハイバーネーション・ダイエット日本語版が読めるようになりました。

  1. 冬眠式[プラス]ハチミツダイエットの発売
  2. ゆほびか 2011年 02月号にハチミツ冬眠ダイエットの記事
  3. 学研FYTTE 2011年 05月号にハチミツダイエットの記事

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