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2011年4月 3日 (日)

ファーストフードとコーヒー? あらら...け、血糖値が...

文: fumixie <fumixie@gmail.coml>

「ファーストフードとコーヒー」。これは簡便な食事の典型としてよく見かける組み合わせですが、"A Coffee After Fast Food Causes Spike In Blood Sugar Levels" (01 Apr 2011) が伝えるところによると、

ファーストフードは健康上けっして良くないのだが、それをコーヒーで流し込むのは、それに輪をかけて身体に悪いことがカナダ、ゲルフ大学 (University of Guelph) の新しい研究でわかった。
そうです。ちなみに、ここで言っているファーストフードというのは、脂肪の多い簡便な食事のことだと思われます。これは、同大学のキャンパスニュースにも "Got a Hankering for Fast Food? Skip the Coffee, Study Says (April 01, 2011)" として掲載されています。

この記事によると、健康な人でも高脂肪食を食べると血糖値が急上昇するが、脂肪の多い食事とコーヒーを併せてとると、血糖値は倍増して糖尿病リスクのある人と同レベルに達することを、同大学の博士課程にいるマリー=ソレーユ・ボードワン (Marie-Soleil Beaudoin) が見つけたそうです。「飽和脂肪は血液中から糖分を除去しようとする身体の働きを阻害する。そしてそこにカフェインが含まれているコーヒーが加わると状態はさらに悪化する。」と同大学でリンゼー・ロビンソン (Lindsay Robinson) 教授やテリー・グラハム (Terry Graham) 教授らと研究を行ったボードワンは言っています。

2011年4月1日、Journal of Nutrition誌 に発表された 同研究 は、飽和脂肪とカフェインが入ったコーヒーが血糖値に及ぼす影響を調べた最初の研究だそうで、この研究では、脂質だけ含んでいる奇抜な脂肪カクテル液を使い、脂肪を摂取した身体に何が起きるかを調べました。

普通なら糖分を摂取するとインスリンが生成され、血中から糖分を取り除き、筋肉に送り込むのだそうですが、今回の研究から、脂肪の多い食事は血中から糖分を取り除く能力に影響を与えることがわかりました。被験者の血糖値は、「脂肪カクテル液」を摂取する前よりも32パーセント上昇したそうです。さらに脂肪の多い食事とカフェインが入ったコーヒーを組み合わせた場合の影響も調査しました。この「脂肪カクテル液」を摂取して5時間後に、コーヒー2杯分に相当する量のカフェインを摂取し、その1時間後、砂糖入りの飲料を摂取したところ、血糖値は、脂肪とカフェインを摂取しなかった場合よりも65パーセント上昇しました。

「このことから、高脂肪食の影響はその後何時間も継続する。昼食に食べたものが、その日夜遅くまで、食物に対する身体の反応に影響を与えるのだ」
と Beaudoin は言っています。

研究者らはその他にも、脂肪摂取後に分泌されるインクレチン(*屋台ブルーの追記:食事に反応して小腸から分泌されてインスリンの分泌を助ける。昨年から新しい糖尿病薬として日本でも使用されている。GLP-1アゴニストやDPP-IV阻害薬など製薬メーカー各社が開発販売している)というホルモンを測定しました。このホルモンは、すい臓から分泌されるインスリンを刺激して血中から糖分を取り除く働きを助けている。測定の結果、「脂肪カクテル液」を摂取すると、このホルモンの炭水化物への反応が鈍くなりました。

「最終的にわかったのは、脂肪とカフェイン入りコーヒーが腸管とすい臓の間のやりとりを麻痺させてしまうということだ。被験者が血中の糖分をうまく取り除けなかったのは、たぶんこういった可能性があるからだろう。とりわけ代謝疾患や2型糖尿病リスクがある人には、この結果は重要だ。2型糖尿病患者、あるいはそのリスクのある人はカフェインの摂取を控える必要があることは以前からわかっていた。カフェイン抜きの飲料を飲むのはグルコース耐性を改善する一つの方法だ。さらに赤身の肉や加工肉、ファーストフードに含まれる飽和脂肪酸の摂取を控えることも有益だ。このような食事の影響は深刻で長期間続くことがこの研究からわかったのだから」

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コメント

こんにちは、いつも読ませて頂いております。
今回の内容で一番衝撃的だったのが、

[高脂肪食の影響はその後何時間も継続する。昼食に食べたものが、その日夜遅くまで、食物に対する身体の反応に影響を与えるのだ]

です。
私はコーヒーが好きで日に3杯くらいは頂くのですが
控えようと思います。
夜まで、影響するならコーヒー控えるべきですよね。

投稿: Maさん | 2011年4月 6日 (水) 11時12分

"Maさん"さん、コメントいただきありがとうございます。

記事の冒頭の内容によると

  • ファーストフードは健康上けっして良くない
  • ファーストフード+コーヒーはそれに輪をかけて良くない
ということのようですから、もし食事が高脂肪なら、低脂肪に変えると効果的なのかもしれませんね。

投稿: fumixie | 2011年4月 6日 (水) 19時22分

興味深いテーマをありがとうございます。
コーヒーを愛飲していますので、カフェインに対する警戒感はありませんでした。
調べてみると神経系に作用しますので、体の臓器に与える影響は大きいのでしょうね。

参考までに下記の一覧はカフェインを含む代表的な食品・飲料です。
コカコーラが思ったよりカフェイン量が多く驚きました。
コーヒー味のアイスでも結構な量です。
炒り出しコーヒーはインスタントの3倍弱のカフェイン量。

カフェインは無味無臭ですが、お茶やコーヒーを飲んだ際のリラックス感は飲料の風味だけでなく、カフェインの神経作用も含まれていると思います。
含有量を知ってしまうと更にリラックス効果があるように
感じてしまいますね。

ジャンクフードとコーヒーの組み合わせは、M社だけでなく
洋食系外食産業の殆どが提供していますね。
こってりとした食事に、お口直しのコーヒーは相性が良いですがデメリットもある事を覚えておきます。

豆知識をもって健康は自己管理しなければならないと
また気づきがありました。ありがとうございます。

緑茶235ml: 30-50mg
紅茶235ml: 47mg
コーヒー (インスタント)235ml: 62mg
コーヒー (豆から抽出したもの)235ml: 95mg
コカ・コーラ350ml: 35mg
コーヒー味アイスクリーム (ハーゲンダッツ、1/2カップ): 30mg


投稿: NV-CVM | 2011年4月 9日 (土) 17時41分

NV-CVMさん、毎回詳細なフォローをしていただき、ありがとうございます。

アイスクリームにもカフェインが入っているんですね。知りませんでした。

緑茶のカテキンが身体にいい効果を与えるということは聞いてますが、緑茶を飲んでホッとするのはカフェインの働きなんでしょうか。「大平の眠りを覚ます上喜撰 たった四杯で夜も寝られず」というのは、カフェインの作用なんでしょうね、きっと。

投稿: fumixie | 2011年4月 9日 (土) 23時50分

飽和脂肪酸とカフェインとの相互作用によりインクレチンの働きが悪くなるんですね。普通の健康な人でもこのような食事を朝に摂られる方は多いのではないでしょうか・・・?
カフェインは適量であればむしろ体に良いとされていたので、自分自身の食生活も見直さねば・・・と思った次第です。

投稿: yasupon | 2011年4月11日 (月) 16時08分

yasuponさん、コメントいただき、ありがとうございます。

おっしゃるとおり、飽和脂肪+カフェインという食事をとる人は多いでしょうね。私にも、朝、通勤途中でファーストフードの店で朝食を食べている友人がいます。でも在宅勤務ならいざしらず、通勤しなければならないとなると、家でゆっくり朝食をとるなどという、ある意味贅沢な時間はとれないかもしれませんね。そして社員食堂では揚げ物ばっかりとかいう食事になるんですよね。思い出すなあ... f(^^)

投稿: fumixie | 2011年4月11日 (月) 22時40分

コーヒーとファーストフードはもちろんですが、もしかしてコーヒーとドーナツやケーキもよくないんでしょうか??
カフェが好きでよく食べるので気になります!

投稿: まるぴょん | 2011年4月12日 (火) 15時05分

子供がハッピーセットに釣られてよくマクドナルドにいきます。その際、私はファーストフードとコーヒーを同時に摂ってしまいます。怖いことです。ファーストフードはなるべく控えなければいけないことを改めて痛感しました。

投稿: まっしー  | 2011年4月12日 (火) 16時17分

まるぴょんさん、コメントいただき、ありがとうございます。

私はドーナツやケーキってあまり食べないけど、製造工程で飽和脂肪を使っているのなら、この記事の内容に該当するかもしれませんね。ドーナツって油で揚げるんですよね?!どういう油を使ってるんでしょう。

でも、あまり気にしすぎるのもアレですから、「少し控えるようにしよう」くらいでどうでしょう。コーヒーの代わりにジュースを頼むとかして。

投稿: fumixie | 2011年4月12日 (火) 23時10分

まっしーさん、コメントいただき、ありがとうございます。

そうですね。おっしゃるとおり、気にしすぎることなく、「なるべく控える」という姿勢が「吉」かもしれません。

投稿: fumixie | 2011年4月12日 (火) 23時18分

ダイエット継続中のはるうららと申します。

食べる量を減らしていた所、最近少し食べるだけでお腹がいっぱいになってきているように感じます。体重は2kg減りましたがここのところ変動がありませんが引き続き頑張ります。

コーヒーは私も大好きで最近スイッチを押すだけでブラック・エスプレッソ・カプチーノなどができるマシーンを買ったばかりです。香りもよく、毎日美味しく飲んでおります。が、そのコーヒーがまさか脂肪とは最悪な組み合わせだとは・・・少しショックです。

好きだからといってほどほどにしないといけませんね。


ちなみにコーヒーについてある病気に役立つこともあると聞いたので参考までに・・・

コーヒーのカフェインが喘息発作に良いそうです。17世紀には発作時の治療に役立てていたとか。キサンチン系のお薬と構造が似ているのだそうです。だからといって発作時のお薬がいらないわけではなく、手元に薬が無い時などに覚えておくとよいかなと思いました。

投稿: はるうらら | 2011年4月13日 (水) 17時45分

はるうららさん、コメントいただき、ありがとうございます。

私も昔は手回しのコーヒーミルなど買ってきて、挽きたてのコーヒーを味わっていました。

この記事からすると、コーヒーを控えるよりは、飽和脂肪たっぷりの高脂肪食を控える方が効果的かもしれませんね。おっしゃるように、コーヒーはいろいろな面で健康にいいという話はよく耳にしますから。2011年5月11日付けのこの記事の冒頭でもこう書かれてます。

Women who drink more than one cup of coffee per day appear to have a 22 to 25% lower risk of stroke compared to women who drink less, according to new research from Sweden reported in Stroke: Journal of the American Heart Association.
コーヒーを1日1カップ以上飲む女性は、それ以下の女性よりも22%から25%ほど卒中のリスクが低下するようだ。(Stroke誌に発表されたスウェーデンでの研究より)
だそうですから。全文を読んだわけではないのですが、なにやら良さげな内容ですよね。

投稿: fumixie | 2011年4月13日 (水) 19時41分

結局コーヒーが良くないと言うより、ファーストフードが良くない訳ですね。アメリカでも生活保護を受けてる家庭にミールクーポンを支給されますが、一時大手ファーストフードチェーン限定のクーポンが配布されてましたね。家族の映像も有りましたが、子供達は全員肥満体でした…チョット脱線しました。

投稿: fun | 2011年4月22日 (金) 18時36分

funさん、コメントいただき、ありがとうございます。

おっしゃるとおり、この記事によると飽和脂肪いっぱいのファーストフードがそもそも「まずい」ようで、それとコーヒーの合わせ技だと「まずさ」がさらに悪化するということのようです。

投稿: fumixie | 2011年4月22日 (金) 22時27分

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