311 東日本大震災 - 被災者向け医療情報まとめサイト
文:屋台ブルー
ライフログのオーガナイザーの屋台ブルーです。皆さんもご存じのように先週末に東北地方一帯が未曾有の大地震に襲われ、大津波による被害、更に原発事故による放射能の脅威にもさらされています。私は地震の影響の無かった四国にいるのですが、連日流れるニュースを見て、いたたまれない気持ちになりました。
地震から一週間が過ぎたのですが、現場の状況は変わっていないんじゃないでしょうか。正直、想像することもできません。被災して過酷な条件下にさらされている人が必死に生きていこうと頑張っているのでしょう。彼らにかける言葉も見つからないというのが正直な気持ちでした。ブログで健康情報を発信していたのですが、震災被害から生き抜くための情報ではないため私自身無力感におそわれ、今までブログを更新することもできませんでした。
過酷な状況に陥れば、何にも先んじて行動を起こせる人間もいますが、私は時間が必要でした。一週間が過ぎ、少しでも被災した人たちに何ができるか考え、私が参加しているTFCメーリングリストに流れている情報をお伝えしていこうと考えました。被災された方々にこの情報が届くかどうかわかりませんが、できるだけのことをしていこうと思います。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
以下の情報は、岡山の奈義ファミリークリニックの吉本先生から流れたものです。一般向けのサイトに情報を提供してくださる医療従事者を募集しています。よろしくお願い致します。
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「被災者向け医療情報まとめサイト」
http://akkie.mods.jp/311care/メインページ
・協力いただける医療関係者および学生
・wikiの編集・事務作業を行っていただける方
・人員整理、情報整理など管理業務を手伝っていただける方
上記の募集しています。
徐々に充実しつつある
「被災者向け医療情報まとめサイト」http://akkie.mods.jp/311care/
のコンテンツですがまだ足りない状況です。
特に散らばっている情報の集約、一般の方へのアドバイスが必要な状況です。
メインコンテンツは以下の通りです。
1. 緊急の症状 emergent symptoms
2. 全般的な医療アドバイス general medical-advice
3. 病気・症状別アドバイス medical advice by disease and symptoms
4. 年齢・性別ごとのアドバイス medical advice by age and sex
5. 医療者・支援者向け情報 Information for medical staff
特に足りないのは「医療関係者から発信する一般市民向けの正しい医療関係アド
バイス」を集約する作業です。
いろんな場所でいろんな形で医療関係者が発信、あるいは直接相談に乗っています。
Web上にはいろんな有益な情報が載っています。
それらを集約することで、
「このサイト1か所を見たらほとんどのことは載っている」
「携帯から見て閲覧可能」
なサイトを目指しています。
またこれらの事務作業を行っていただける方を募集しています。
内容吟味は必要ありません。体裁を整え、見やすくする作業です。
携帯からはpdfファイルはアクセス困難です。
ぜひご協力をお願いいたします。
wikiの編集に慣れていない方は、
care311@gmail.com
まで件名に【情報 ○○に関する内容】と情報をお寄せいただけましたら幸いです。
HPのURLそのもの、pdfそのものではなく「その内容をまとめたもの」を
投稿いただければよりありがたいです。
また「手伝いけれどどこを担当したらいいのか」という方も
この辺なら手伝えそうという情報を記載いただけましたら幸いです。
(具体的な方が助かります:例 自宅でできる下肢リハビリ、
上手な薬の飲ませ方、食事にとろみが必要な方へ、各疾患における中断してはい
けない薬と一時的に中断可能な薬リストなどなどなら担当できます、と記載いた
だければ)
上記記載して「311care@gmail.com」
まで連絡いただけましたら幸いです。
人員整理をして、コンテンツ充実を図っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
現在「被災者向け医療情報まとめサイト」の管理を担当してくれている
中村琢弥先生からのコメントを下記に記載します。
どうぞよろしくお願いいたします。
1)どの分野が足りないのか
・一番足りないのは「医療関係者から発信する一般市民向けの正しい医療関係ア
ドバイス」を書いて下さる方です
#311careのメインコンテンツの1~4の項目内、ということですね。
今もtwitterなどでは多くの健康相談が寄せられています。
それらにある程度応えていけるような中身が必要です。
資料は5の中にかなり集まってきましたので、比較的書きやすくなっていると思
います。
・またMediawikiの体裁を整えてくれる管理者もあと2~3人いるとありがたいです。
私が全体の体裁を整えながら内容を吟味するのでは少し遅いですので。。。
医師、医療関係者に限らず事務系の方でこういうことに長けた方がおられたら
協力頂けるとうれしいです。
2)どこに力を注ぐか
これから充実してきたら「広報」ですね。
あと、引き続き医療関連情報の「収集」には力を注がねばなりません。
3)その他増員方法
増員方法としてはやはりwikiの編集というのはハードルが高いらしく、
MLで流しただけではかなりモチベーションが高い人だけが書き込む傾向にあるようです。
よって、名指しで指定して記事を投稿してもらうようにするか、
トップページにあるメールアドレスに記事や意見をメールしてもらうことで
より気軽にこの作業に参戦して頂く必要があります。
なお、トップページのメールアドレス「311care@gmail.com」は私がこれのために用意したアカウントで協力頂ける人が出ましたら、随時そのアカウントに届いたメールを転送する設定をかけたいと思っております。今はまだ有効なメールは1通しか届いておりません。
以上です。
まとめると
1,やる気あるスタッフを名指しで指定してその人を軸にコンテンツ充実を図る。
2,より気軽に作業に参加できるように(wikiの使い方が知らなくても)、メールアドレス「311care@gmail.com」に
様々な情報をメールして後から反映していくスタイルも併用していく。
3、wikiの体裁を整えたり、情報収集・wikiそのものの広報活動を担当する事務系スタッフを擁立する
このようなところです。
ぜひご協力頂けましたら幸いです。
京都協立病院 総合内科医・家庭医療学科専攻
京都家庭医療学センター(KCFM : Kyoto Center for Family Medicine)
シニアレジデント
中村 琢弥 (Takuya Nakamura)
E-mail: daktarinaka0805@gmail.com
Facebook account:
http://www.facebook.com/home.php?#!/profile.php?id=100000143978271
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吉本 尚
岡山家庭医療センターFPCO:エフピコ
(Family Practice Center of Okayama)
奈義ファミリークリニック 副所長
http://www.nagifamily.com/
家庭医療専門医・家庭医療指導医
プライマリ・ケア連合学会若手医師部会 第4期代表
HANDS2009 メンバーhttp://handsfdf.mywiki.biz/
岡山大学大学院 疫学・衛生学 客員研究員
プライマリ・ケアのための臨床研究者育成プログラムH22年度生
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