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2010年11月27日 (土)

アルファ・カロテンと長生きの関係

The New York Times に載った "Good Things Come in Orange" (November 26, 2010) という記事によると、血液中にアルファ・カロテンがたくさんある方が長生きで、心臓病やガンで死ぬ危険が低下するそうです。

アルファ・カロテンはニンジン、冬かぼちゃ、オレンジ、タンジェリンなどに含まれているそうですが、この物質の血中濃度が高い人の方が、わずかな人、あるいは血中にまったくない人よりも長生きで心臓病やガンで死ぬ可能性が下がるそうです。

"the Archives of Internal Medicine"のNov.22号(オンライン版)に発表されたこの研究は、因果関係を証明したわけではなく関連があることを示しただけのようです。

この研究を行ったCenters for Disease Control and Preventionの研究者らは、1988年から1994年にかけて実施されたthe third National Health and Nutrition Examination Surveyという追跡調査に参加した成人の被験者15000人以上から血液サンプルを採集して、血液中のアルファ・カロテン濃度を分析しました。

2006年までに3810名が亡くなりましたが、アルファ・カロテン濃度がもっとも高い被験者は、年齢やBMI値、喫煙などの要因を考慮しても、生き延びる可能性が高かったそうです。もう少し詳しく言うと、この抗酸化物質の濃度がもっとも高い人の死亡する可能性は、最低の人よりも40パーセントほど低かったし、中程度の濃度でも最低濃度の人より死亡する可能性は27パーセント低かったそうです。

C.D.C.の疫学者でこの調査の中心となったDr. Chaoyang Liによると、「さらなる研究が必要だ」としながらも、この結果は「きわめて劇的」なのだそうです。アルファ・カロテンは、いろいろな側面から健全なライフスタイルを表す指標にすぎないが、実験ではガン細胞の成長を抑止することがこの研究でわかったそうです。

ニンジンやカボチャはいいとして、タンジェリンとはどういうものでしょう。wikipediaによると、どうやらマンダリンオレンジと同種の果物らしいです。

文:fumixie <fumixie@gmail.com>

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