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2010年9月 4日 (土)

ポリフェノールを含むスーパーフルーツとその潜在効果とは

この記事は、fumixieさんの記事と少し関連があるかもしれません。

今でも"ポリフェノール"についてアピールしている商品はたくさんありますが(例えばワインやチョコレート)、そもそもポリフェノールについてどのような効果があるか知っているでしょうか。

一般的には、ポリフェノールは抗酸化の効果を持っていて、細胞を老化させてしまうフリーラジカルという酸化物質からの細胞へのダメージを減らすというのは周知のことかと思います。

今回の記事は2010年8月8日の記事のSuper Fruits: The Power of Polyphenolsからわかりやすく抜粋して紹介します。

まず、初めに・・・


リフェノールはファイトニュートリエントの類の栄養素の一つであり、ファイトとはギリシャ語で"植物"という意味があります。最近の研究では植物ポリフェノールは内皮機能の改善を助け、異常な血漿場凝集を抑制し、健康的な血中脂質を維持するのを助け、抗炎症作用、フリーラジカル(酸化物質)の抑制、内在性の抗酸化酵素の機能を高め、サイクリックAMPや細胞内のミトコンドリアのバイオジェネシス(ミトコンドリアの増殖の調節機構)を抑制するなど様々に健康に貢献してくれます。


ということから今回は始まっています。
では、続きをみてみましょう。

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2005年に第1回International conference on Polyphenols and healthにて老化予防のため、特に心臓疾患や癌を防ぐためにポリフェノールをもっと摂るべきだと強く提唱しています。したがって、ポリフェノールを豊富に含んでいるフルーツやベリー類、また、それらの抽出物が「スーパーフルーツ」として売り出されることは驚くことではありません。

ポリフェノールは非フラボノイドとフラボノイドに細かく分けることができ、食物に含まれるポリフェノールは次のように細かく分類されています。

○非フラボノイド系
 エラグ酸:苺、ブルーベリー、キイチゴ
 スチルベン:リスベラトールは葡萄の皮に、ピーナッツ、イタドリ(野草)、アカイタドリ

○フラボノイド系
 アントシアニン:紫色、赤紫色、青色のフルーツやベリー類、紫キャベツ、ビーツ、葡萄の種の抽出物
 カテキン:お茶、ワイン、ココア、コーヒー
 フラバノン:シトラスバイオフラボノイド
 フラボン:フルーツや野菜
 フラボノール:フルーツや野菜、お茶、ワイン、玉葱、リンゴの皮、ケルセチン
 イソフラボン:大豆


高いポリフェノールの蓄えのある機能訴yく品や飲み物を「スーパーフルーツ」と呼び、少ない被験者によるたくさんの科学的研究論文を簡単に見つけられるように、これらにはけんこうを整える効果があるだろうと考察されています。

どんな研究でその効果を言っているでしょうか?


究者たちによると、ブラックラカントの抽出物にはアントシアニンが豊富に含まれ、肺の炎症を減らす効果から、増え続けるぜんそく患者に貢献する機能食品として提供されるだろうと言っています。ブルーベリーから抽出された豊富な抗酸化物質は過剰な運動による身体にとって有害な酸化ストレスに対抗するものになるかもしれません。


ビタミンCを添加していない水溶性シトラスバイオフラボノイド混合液は炎症性浸出物による毛細血管浸透圧の上昇を抑制する能力があり、抗炎症作用としてコルチゾンの滲出による大きくなったpHを整えるよう機能します。自然のシトラスバイオフラボノイドが豊富に含まれているオレンジジュースは高脂肪、高炭水化物の食事に付随するフリーラジカルとエンドトキシンカスケードによる悪影響を予防することができます。ベリー類(ビルベリー(コケモモ)、ブラックカラント(クロフサスグリ)、クランベリーやストロベリー)には豊富なポリフェノールが含まれており、健康的な被験者においては食後の血糖上昇を抑制し、さらに多くの論証では潜在的な肥満リスクを低減することから糖尿病や心臓循環器疾患の危険性を低下させます。

※つまり、柑橘系に含まれるバイオフラボノイドは体の炎症を抑制する効果があり(例:膝の関節炎のために水がたまってしまう現象など)、このバイオフラボノイドが豊富に含まれているオレンジジュース(絞ったもの)には食べ物による酸化物質の影響を少なくすることができます。ということが書いてあります。

データは2010年4月にアナハイムとカルフォルニアにてAmerican Society for Nutritionの科学プログラムで生物化学研究学会が発表したものですが、チョークベリーの抽出物が紹介され、クランベリーのおよそ5倍ものフラボノイドとアントシアニンを含んでおり、糖尿病前段階における肥満予防や遺伝的な作用で脂肪組織の炎症への発展を予防します。さらに、チョークベリーのサプリメントを服用した集団には血中グルコース濃度の減少や血漿トリグリセリドレベルの低下、コレステロールとLDLコレステロールの低下がみられました。これらの発見とともに、潜在的に心疾患と糖尿病の危険性を下げることが提唱されています。その他の研究では、ブラックチョークベリーには、乳癌患者の免疫機能を調整する傾向があり、それとともにヒト大腸がん細胞の成長を抑制し、活発な運動による赤血球の酸化ダメージを少なくしたり収縮期血圧を11mmHg、拡張期血圧を7mmHg血圧を下げることが示されました。


物科学研究学会がその他に紹介した論文では、葡萄の消費によって血圧の低下、心臓や血管内の炎症インディケーターの減退によってメタボリックシンドロームや心臓疾患などの危険因子の減退などの心臓機能の改善が起こり、糖耐性の改善や中性脂肪の減退もみとめられた。「このファイトケミカルは心臓細胞を代謝性症候群(メタボリックシンドローム)のダメージから守る働きがあり、メタボリックシンドロームの減退を導く可能性がある」とミシガン大学心臓疾患センターの心臓外科医、頭部循環器研究所研究員でもあるSteven Boling医師は言います。(University of Michigan Cardiovascular Center、Cardioprotection Research Laboratory)


スベラトールは自然の葡萄の皮に豊富に含まれ、ハーバード大学の研究者たちはこのポリフェノールを投与することによってマウスの寿命を25%伸ばすことができました。さらに、フランスの研究ではリスベラトールを投与したマウスで高脂肪、高カロリー食を投与していた時よりも体重が増えることがなかったと報告されています。この研究の先には、いくつもの研究での論証されたものがあり、非フラボノイドポリフェノールであるリスベラトールには抗酸化作用、抗ガン作用、抗炎症作用そして心臓保護の特性を持っています。リスベラトールは、ケルセチンとともにミトコンドリアの生合成を通してcAMPが増加させます。これは、延命効果とスポーツパフォーマンスの向上特性があることを示しています。
※ ケルセチン:ケッパー、リンゴ、お茶、タマネギ、ブドウ、ブロッコリー、モロヘイヤ、ラズベリー、クランベリー、オプンティアなどの黄色い色素で、フラボノイドの一種。
※2 cAMP:細胞膜に局在するアデニル酸シクラーゼによりATPから合成される。PGE2は、EP4受容体を介して、cAMPを増加させ、肥満細胞からのヒスタミン遊離の抑制、血小板凝集の抑制が起こる。インスリンはcAMPを減少させ、ホルモン感受性リパーゼによるlipolysisを抑制する。細胞内cAMPが増加するとインスリンの分泌が促進される。

ンゴに含まれる高いポリフェノール(プロシアニジン)の主要な反応には、血中コレステロールの減少、中性脂肪の吸収や腹部脂肪の蓄積を抑制し、そしてインシュリン感受性を高めます。さらに、リンゴに含まれるポリフェノールにはヒスタミンの放出をブロックすることで潜在的にアレルギーを抑制します。


葡萄の種の抽出物には高いレベルのプロシアニジンダイマーが含まれており、これにはアロマターゼの阻害物質としての薬効があり、潜在的な有効性としてホルモンの影響による乳癌の予防及び治療に効果を発揮します。豊富なポリフェノールを含むザクロジュースには抗アテロームと抗高血圧性効果を含み、これらは強力な抗酸化物質効果とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害物質の代替的な効果によるもので、収縮期血圧を5%ほど下げる働きを持っています。
※ ACE阻害:アンジオテンシンⅡは血管の収縮などにより血圧を上げる働きがあるため、それを抑制することで降圧作用が働く。

と、ここまで個々のポリフェノールの影響について述べられています。
ここからの文章には相乗作用について記載がありますが、要約して述べると、一つのフルーツだけでなく、様々なフルーツ、野菜から摂れるポリフェノールはお互いに相乗効果を持っているとのことです。


お互いの相乗効果によって抗酸化作用が強化されたり、ビタミンCが体内にとどまる時間が長くなったりといいことづくめですね。


まとめに筆者は次のように載せています。

のメッセージは何も新しいことではないのですが、確実に繰り返して起こっています。ほとんどすべての人で1日に7-9人前の様々な色の野菜や果物を摂るべきです。このポリフェノールが一般的に最も多く含まれているのは、ザクロやブルーベリーのような赤色、紫色のベリー類です。これらのポリフェノールの効能を望んでいますが、何かしらの理由で摂ることができない、もしくは毎日摂ることができない(どちらも最良の方法ですが)場合には、現在の科学によって豊富にポリフェノールを含んでいるフルーツや野菜ジュースのパウダーによるサプリメントでサポートする方法もあります。

今回の記事の中でサプリメントについても紹介されています。
しかし、そのほとんどが日本では手に入らないものでしょう。


この記事で野菜や果物を7~9人前を毎日食べるように勧めていますが、同様に提唱しているドクターもたくさんいます。僕自身も参考にしているのは8人前くらいの野菜を目指して2人前の果物を食べると言っています。


10人前くらいを目指して摂取していくこと。食べる習慣がない方々には途方もない量に感じますが、慣れてくると調子がずいぶんよくなってくるとともに、それが不通になってきます。


コツは主食を炭水化物→野菜に変える事と言います。


文:Ctom

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コメント

1人前の量については、「緑の葉物野菜と糖尿病」という記事でアメリアさんが情報を寄せてくれましたので、参考になると思います。アメリアさん、ありがとうございました。

投稿: fumixie | 2010年9月 4日 (土) 19時22分

こんにちは。

できるだけ野菜や果物を摂るように心掛けてはいるのですが、時々フルーツパウダーやベジタブルパウダーを豆乳やミルクなどに混ぜて飲んでいます。(楽なので…)

下記アドレスにあるMacro GreensやMiracle Redsを個人輸入しています。理由は、多くの種類の果物や野菜を一度に摂れること、日本国内ではオーガニックの製品が入手しにくいこと、です。

http://www.iherb.com/Macro-Greens

味は、Miracle Redsの方はベリー系でかなりおいしいです。

日本語でもメール(japan@iHerb.com)で質問を受け付けてくれますし、送料も8ドルで思ったほどかかりません。

日本への配達と税関情報 http://www.iherb.com/default?l=ja

よろしければ5ドル割引のクーポンコード( TOS029 ) をお使い下さい。私も初回の購入時に利用しました。

あと、キシリトールの甘味料やオーガニックのココアもお勧めです。

投稿: アメリ | 2010年9月 5日 (日) 08時01分

fumixieさん。
コメントありがとうございます。

以前、他の資料で野菜1人前は1カップというのは見かけていたのですが、どの野菜のことを指しているのかさっぱりわからずにいために、うやむやなままでした。

目から鱗な情報ありがとうございます。
今後の参考にするうえで非常に便利な情報でした。助かりました!

投稿: Ctom | 2010年9月 6日 (月) 09時59分

アメリさん。
コメントありがとうございます。

オーガニックというのはとても大切なことですよね。化学肥料を用いた野菜は30%栄養価が下がってしまうとすら言われますし、肝臓の働きも無理を強いられてしまいますし。

いつもGoodな情報をコメントいただいてありがとうございます。

投稿: Ctom | 2010年9月 6日 (月) 10時29分

野菜や果物を食べるにも、ただ食べるだけでいいというわけではないみたいですね・・・・
1種類を沢山ではなく、万遍なく摂るということが課題なのでしょうか。
相性による相互作用といった意味では勉強が必要ですね(汗

投稿: @K | 2010年9月 7日 (火) 17時27分

@Kさん。コメントありがとうございました。
返信が遅くなってしまって申し訳ありません。

いろいろな種類の野菜を摂ることはよく提唱されていますね。相互作用まで考慮されて食事を摂ることはずいぶん客観的な評価ができるようになるのではないでしょうか?

それは、とてもいい状態ですね。
あるドクターは7種類以上の野菜を使ってサラダを作ることというのを提唱しておりました。

投稿: Ctom | 2010年9月 9日 (木) 17時43分

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