肉食と体重(BBCの記事より)
BBC の健康欄に 'Cut down on meat to lose weight' (22 July 2010) という興味深い記事がありましたので紹介します。
英国をはじめとするヨーロッパ10ヶ国の成人40万人ほどを対象にヨーロッパで行われた研究によると、摂取カロリーは同じでも、肉食の方が体重増加に絡んでいるそうです。特に関係が顕著なのはソーセージやハムなどの加工肉の場合です。このことを発見したのは英 Imperial College London の研究チーム。このことから、長い目で見ると高タンパクの食事では体重が落ちてくれないようです。
American Journal of Clinical Nutrition に発表されたこの研究は、摂取する肉の量を減らす方が健康にいいというメッセージも指示しています。
肉食と体重増加の関係は男女いずれの場合にも見られました。それに総摂取カロリーや身体活動をはじめ結果に影響を与えそうな因子を考慮しても、なお有意な関係が見られました。
摂取カロリーが同じでも肉を食べるとどうして体重が増えるかは不明です。肉のようにエネルギー密度の高い食べ物を食べると食欲の調整機能が変化するのではないかという理論もありますが、他の生活様式や食事でその関係が説明できる可能性もあります。
この研究を率いた研究者は「肉の摂取は抑えて、体重も生活全般も健康で健全にしている方がいいのではないか。でも食べる肉の量を減らしただけではダイエット対策としては不充分だと思う」と語っています。
ダイエットの専門家で British Dietetic Association のスポークスマンは、最終的な体重が自己申告だったことを含めて、この研究には注意すべき点があるとしながらも「普段食べる肉の量は多すぎる」と言っています。「食事にはバラエティが大切だと顧客には言っている。朝食にはベーコンじゃなくて卵、昼食ならハムの代わりにチーズ、そして夕食は肉をやめて魚にするといった具合だ」さらに肉もそうだが、豆類、未精白の穀物、果物、野菜、脂分の多い魚も食べた方がいいと助言しています。もう一つ、一人前の分量が重要になります。
体重との関係が不明という点がなんとも曖昧ですが、ヨーロッパの成人40万人を対象にしてそういう結果が出てしまったのであれば、それはそれで尊重すべきでしょうし、もしかしたら日本とかアジアでもそうかもしれませんね。
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コメント
カロリーはいくつとるかではなく何でとるかが重要なんですかね・・・?
だとしたら、食事制限の仕方もずいぶん変わってしまいますね(汗
なんとも興味深い研究です。
投稿: @K | 2010年7月27日 (火) 09時57分
@Kさん、コメントいただき、ありがとうございます。
カロリーの「量」ももちろん重要なのでしょうが、この記事からすると、どうもカロリーの「源」も重要なようですね。でも「なぜ?」が不明なところが不気味ですよね。
投稿: fumixie | 2010年7月27日 (火) 23時25分
おいしいものはカロリーも高いとよく言われます。肉の種類によっても違うのですね。加工肉はよく聞きますね。やはり、食事はバラエティなものが必要ですね。
投稿: REDMEN | 2010年7月29日 (木) 09時53分
肉類、特に加工肉(ハム・ソーセージ)は良く食べます。
少し衝撃的な内容でした。
高たんぱくの食生活で筋肉が付いた。っていうのは無いのでしょうか?
投稿: E.F野 | 2010年7月29日 (木) 10時49分
REDMENさん、コメントいただき、ありがとうございます。
健康に関する情報源、たとえば
http://www.naturalnews.com/Index.html
などで red meat を検索すると、「え?、これ、ほんと?」といったような、ある意味、衝撃的な情報も出てきて、豚、牛系統は避けたいなあ、という気になってきます。f(^^)
いずれにしても、食材のバラエティを増やすのは望ましい方向ではないでしょうか。
投稿: fumixie | 2010年7月30日 (金) 00時49分
E.F野さん、コメントいただき、あがとうございます。
記事の冒頭に、「高タンパクの食事では体重が落ちてくれないようです。」という記述がありますが、これがおっしゃるような「高たんぱくの食生活で筋肉が付いた」からかどうかは、BBC の記事だけではわかりませんね。でもあり得そうですよね。
投稿: fumixie | 2010年7月30日 (金) 00時53分
興味深い情報ですね。
タンパク質に含まれる油の種類が、
気になりますね。
また、体重が減少しない事よりも
体脂肪がどうなのか!に注意が行ってしまいます。
えてしてピンポイントな栄養学的考察は
栄養バランス全体からみると
断片的な情報になってしまって、
健康の全体像を見失ってしまいがちに
感じてしまいます。
ビタミンにしても、一種のビタミン効果と言うよりも相乗効果で、
健康が維持されるのでは?
と思ってしまいます。
ソーセージを食べる時は、うまさと引き換えに、
体脂肪効果への確信?を持って食べたいと思います。
しかし、面白いデータですね
投稿: glyco | 2010年8月 1日 (日) 20時36分
glycoさん、コメントいただき、ありがとうございます。
私も、「ピンポイントな栄養学的考察は栄養バランス全体からみると断片的な情報になってしまって、健康の全体像を見失ってしまいがち」というのはたしかにおっしゃるとおりのように感じてます。以前テレビで、ナットウキナーゼの研究者が、ナットウキナーゼには無い納豆の効能に驚いたという番組を見たことがあります。研究者というのは、えてしてそういうものかもしれませんね。それだけに注目せず、他の情報と自分の体験を合わせて咀嚼するといいのかもしれませんね。
投稿: fumixie | 2010年8月 2日 (月) 08時04分
ハムやソーセージは少なからず食品添加物が入っているので、それも関係あるのでしょうか・・?
あと、塩分も大きくかかわっているような気もします。
お肉をあまり使わない昔ながらの和食がダイエットには最適なんですね。
投稿: イロイロパンダ | 2010年8月 5日 (木) 10時35分
『肉はやはり体につく』ということですね。焼肉好きな自分としてはなかなかつらいところです。やはり魚介類や野菜がいいんですね。ついつい取れてない気がします…
投稿: タケノコ | 2010年8月 5日 (木) 11時16分
なるほどと考えさせられる内容です。肉などの高カロリーなものは、消費されるか排泄されない限り体に蓄積していくことは当然だと思います。それがタンパク質なのか脂肪なのかグリコーゲンなのか分りませんが、体重増加につながることは容易に想像がつきます。とりわけ肉食は旨味をもたらす脂肪分とセットになっていることが多く、要注意だと思います。味は二の次で脂肪分の少ない肉を選ぶか、植物性タンパクを多くした方がいいように思います。
投稿: ojalman | 2010年8月 5日 (木) 12時23分
イロイロパンダさん、コメントいただき、ありがとうございます。
健康に関心を持つようになって以来、私も和食がいいと感じてます。和食に使われる食材もそうですが、和食の調理方法が素晴らしいと思います。煮る、蒸す、炊く、生食など、これだけ見ても、やはり健康的と感じてしまいます。まあ、揚げる、なんてのもありますけど。
投稿: fumixie | 2010年8月 6日 (金) 09時17分
タケノコさん、コメントいただき、ありがとうございます。
私も好物は「鶏の唐揚」なんですが、最近というか、ここ数年はほとんど口にしなくなりました。肉類を食べると、もたれませんか? 歳のせいかなあ f(^^)
投稿: fumixie | 2010年8月 6日 (金) 09時20分
ojalmanさん、コメントいただき、ありがとうございます。
「肉食は旨味をもたらす脂肪分とセットになっていることが多く、要注意」というご指摘、まさにそのとおりですよね。そうすると、霜降りの肉なんてのは、その意味でいくと、けっこう最悪の部類だったりして。
脂肪分の少ない肉類というと、鶏肉のささみあたりでしょうか。あとは大豆、枝豆、好物のだだちゃ豆とか。
健康食材の情報を漁っていると、よく "Red Meat" よりは "White Meat" を、なんてことが言われています。赤は豚肉や牛肉、白は鶏肉や魚、のことらしいです。
禁煙もそうですが、「あれは難しい」と思っていると本当に難しくなります。「やりゃいいんだろ!?簡単だよ」くらいに考えていると、食生活の改善も意外とできちゃったりする...と思うのですが、どうでしょう?!
投稿: fumixie | 2010年8月 6日 (金) 09時30分