« 健康的なチョコレート | トップページ | 認知症と生活様式 »

2010年7月11日 (日)

ACS "Guide to Quitting Smoking"(禁煙の手引き) より(その10 最終回)

回は最終回「その10」として、禁煙にあたって特に考えるべき事柄を見ていきます。

のガイドでは、禁煙するにあたり特に考慮すべき事項として次の3つを挙げています。

  • 体重の増加
  • ストレス
  • 体調の変化
ここではそのうち最初の2つ、体重の増加とストレスを取り上げます。

体重の増加について

禁煙するとたいがいの人はいくらか体重が増えるものです。食生活を変えなくても禁煙すると体重が増える証拠があります。しかしダイエットせずにそのまま放っておいても増えるのはたいてい10ポンド(4.5キログラム)にも満たない量です。ニコチン置換療法 (NRT) やブプロピオンを使うと体重の増加が遅くなることをうかがわせる研究もありますが、体重が増えなくなるわけではありません。

なかには体重が増えるのが心配だからという理由で禁煙しない人もいますが、禁煙後に体重が増えるといっても通常はわずかなものです。それよりもタバコを吸いつづける方がずっと危険です。

禁煙する場合は、まずタバコをなんとかして、しかるのちに体重を減らす策を講じると禁煙が成功する可能性が高まります。禁煙中は体重よりも健康維持を第一に考えるようにしましょう。体重のことでストレスがたまると禁煙が難しくなります。脂肪を控えて、野菜と果物をたくさん食べるようにしましょう。それから水をたっぷり飲むこと、そしてよく寝て、毎日身体を動かすよう心がけましょう。

歩こう

身体を動かすにはは歩くのがうってつけの方法です。禁煙が継続しやすくなるし、次のようなメリットがあります。

  • ストレスが減る
  • カロリーが燃えるし筋力がつく
  • やることがあるから、タバコのことばかり考えずにすむ
歩くことには特別な器具も服もいりません。必要なのは履きやすい靴だけです。誰でもいつでもどのくらいでもできます。たとえば次のようにして歩いてみるのはどうでしょう。
  • ショッピングモールを歩く
  • いつも降りる一つ手前のバス停で降りて歩く
  • 職場で歩く仲間を見つけて昼休みに一緒に歩く
  • エレベータではなく階段を使う
  • 夕食後に友人や家族隣近所の人たちと一緒に散歩する
  • 赤ちゃんを乗せたベビーカーを押す
  • ペットを散歩に連れ出す。
週に最低5回、30分程度身体を動かすようにしましょう。

ストレス

喫煙習慣に戻るときによく使われる言い訳の一つがストレスです。ストレスは誰にでもある生活の一部であり、タバコを吸っていようがいまいが変わりません。違うのは、喫煙者はニコチンを使ってストレスや不快な感情と付き合っている点です。ですから禁煙したらストレスを扱う方法を別に見つける必要があります。ニコチン置換もある程度効き目はありますが、長期にわたってとなると他の戦略も必要になります。

すでに述べたように、身体を動かすことはストレスを減らす優れた方法です。それに禁煙すると一時的な鬱々とした気分を感じることがありますが、それも解消してくれます。

のガイドでは、体重が増える点について、禁煙して体重が増えても10ポンド (4.5kg) 未満だから大したことはないというニュアンスで書いていますが、実体験から言えば、4.5kg 以上増えたような気がします。それに4.5kg 増えれば充分太ったと言えるのではなかろうかと感じます。もちろん個人差があることなので、このガイドの記述が誤りだと言っているわけではありません。

かし禁煙中は禁煙を続けることそのものを優先して、ダイエットよりは健康維持に努める方がいいというのはまったく同感です。禁煙とダイエットを並行してやってしまうとストレスが倍増するのは間違いありません。

上で ACS "Guide to Quitting Smoking"(禁煙の手引き)は終了にします。長い間のお付き合いありがとうございました。

文:fumixie <fumixie@gmail.com>

|
|

« 健康的なチョコレート | トップページ | 認知症と生活様式 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117495/48855584

この記事へのトラックバック一覧です: ACS "Guide to Quitting Smoking"(禁煙の手引き) より(その10 最終回):

« 健康的なチョコレート | トップページ | 認知症と生活様式 »