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2010年6月18日 (金)

健康的な食生活はアルツハイマー病にも効きそう

"Healthy Diet Could Slow or Reverse Early Effects of Alzheimer's Disease (June 8, 2010)" より。

テンプル大学のネズミを使った研究によると、初期ないし中期のアルツハイマー病によって認知機能に損傷を受けている場合でも、食事を健康的なものに切り替えると、症状の進行を遅らせることができるし、場合によっては症状を改善することも可能らしいです。この記事で言うところの「健康的かどうか」の基準になるのはメチオニンというアミノ酸です。wikipedia によると、

ヒトの体内で作り出せない必須アミノ酸で、特にホウレンソウ、グリーンピース、ニンニク、ある種のチーズ、トウモロコシ、ピスタチオ、カシューナッツ、インゲンマメ、豆腐、テンペに豊富に見られる。肉類では鶏肉、牛肉、魚肉など大部分のものに含まれる。
そうです。

で、記事によると、

身の肉や魚、豆類、卵、ニンニク、タマネギ、ヨーグルトなどに含まれるメチオニンというアミノ酸がアルツハイマー病のリスクを高める可能性があることはこれまでの研究からわかっていた。問題は、「食生活が誤っている場合、アルツハイマー病の進行を遅らせたり、症状を改善することはできるのだろうか、それとも手遅れでお手上げ状態なのだろうか」ということだ、と研究者は言う。

の研究によれば、ずっとメチオニンが豊富な餌を与えられたネズミと途中から健康的な餌に変わったネズミを比較すると、後者のネズミでは、それまで損傷を受けていた認知機能が改善した。「症状が改善するとともに、アルツハイマー病のもう一つの兆候である脳内のアミロイド斑も減少していた」メチオニンの豊富な餌を3ヶ月与えられたネズミも、そのあと健康的な餌を2ヶ月食べると、損傷した認知機能が改善し、現在では正常に機能している。

究者によると「初期のアルツハイマー病でも、メチオニンの少ない健康的な食事に切り替えれば、記憶能力を改善するうえで有用だ」とのこと。重要なのは、この病気で脳に損傷を受けても、薬剤による治療ではなく、食事など生活スタイルを変えれば治るものもあることがはっきりした点である。「発生してしまった損傷の多くを改善できるほど脳には柔軟性がある。記憶のように明らかに消失した多くのものを取り戻せる能力があるのだ。健康的な食事に切り替える他に、アルツハイマー病患者には頭と身体の運動も必要だ。「この組み合わせでも治ることはないだろうが、進行を遅らせたり、損傷した認知機能を回復することもできそうだ」と研究者は言う。

際どの程度回復するかは別ですが、他の病気でも、薬剤に頼らないナチュラルで安全で安価な治療方法がもっともっと普及してほしいものです。しかしその前に、健全な生活を目指し、それを実践することが先決ですね。"You are what you eat." とはよく言われることですが、私はちょっと変えて、"You are what you think, what you say, what you do and what you eat." としたいですね。

ズミの脳ですら、その底力はものすごいです。しかしその底力が発揮できるのも、愛情込めていたわってあげればこそです。私たち一般人が目指すとすれば、メチオニン云々よりも、やはり大きな意味で食生活を含めて健全な生活を送ることなのでしょう。そこに焦点を当てつづければ、きっと身体も応えてくれるのではないでしょうか。

文:fumixie <fumixie@gmail.com>

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