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2010年6月 1日 (火)

6秒に一人...

Medical News Today"Tobacco Kills One Person Every Six Seconds, Says World Health Organization" という記事が載っています。訳せば「タバコが原因で死亡する人は6秒に一人だ、と世界保健機関は語る」というところでしょうか。

の記事の注目点はいくつかありますが、まず一つ目はそのショッキングな死亡者数。喫煙は世界が取り組むべき最大級の健康被害であり、タバコによって死亡するのは毎年500万人。平均すると6秒に一人の割合です。成人が10人死亡したら、そのうち一人はタバコが原因です。WHOの伝えるところによれば、今タバコ製品を使っている人の最大で半数は、先々タバコに起因する疾患で死亡することになります。

つ目は社会的影響。習慣的に喫煙している人の8割以上(訳注。原文は "More than four-firths of ..." となっています。この "firths" は "fifths" の誤植と判断しました)は低中所得国の住民で、タバコに起因する疾病と死の負担がもっとも重くのしかかっています。WHO によれば、タバコを常用している人が早死にすることによって、

  • その家族は収入が断たれる
  • 医療費が増加する
  • 経済成長が阻害される
という影響が出てきます。

つ目は、そのような地域の子供たちです。この記事によると、低所得層の子供たちは家計を支えるためにタバコ農園に雇われているのが一般的です。そこで登場するのが "Green Tabacco Sickness" という病気です。この記事を読んで初めて知りましたが、これは、

濡れたタバコの葉を触ると、溶け出したニコチンが皮膚から吸収されます。その経皮吸収されたニコチンよって起こる病気
だそうです。つまりこのような子供たちは家計を支えるためにタバコ農園で働き、その結果 "Green Tabacco Sickness" にかかってしまうのです。で、タバコ農園が成り立つのはタバコの需要があるから、という関係ですね。

つ目はタバコに起因する疾病。ガンや心臓疾患、受動喫煙が子供たちにおよぼす影響は言うまでもありませんが、他にも、

  • 女性の喫煙は不妊のリスクを高める
  • 喫煙は歯周病、白内障、骨がもろくなる、股関節骨折、消化性潰瘍と深く関係している
ということがあるそうです。

文:fumixie <fumixie@gmail.com>

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コメント

この記事を読み、結構な衝撃を受けました。実に6秒に一人たばこが原因で死んでいるという事実、やはりたばこはなくした方がいいものなのでしょうか?これでたばこをなくしたら、もしかしたらストレスで亡くなる人が多くなる可能性がありそうですね。

投稿: MTH | 2010年6月 3日 (木) 18時26分

MTHさん、コメントいただき、ありがとうございます。

タバコが、死に至る可能性もあるさまざまな疾患の原因になっていることは確かなようです。でもMTHさんもご指摘のように、禁煙によるストレスが原因のデメリットの方が禁煙によるメリットを上回る場合も、状況によってはありそうです。ある特養の老人ホームでは、分煙にはしていますが禁煙にはしていません。自ら進んで禁煙しようという人は別ですが、そうでなければ、長年慣れ親しんだタバコを強制的にやめさせた場合のストレスの方を重大視した結果ではないかと推測しています。

考え方によっては禁煙にもデメリットがあるということでしょう。

投稿: fumixie | 2010年6月 3日 (木) 19時27分

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