« ACS "Guide to Quitting Smoking"(禁煙の手引き) より(その3) | トップページ | 牛挽き肉とロースマリーは相性がいい »

2010年5月17日 (月)

シエスタで物覚えが良くなる?!

Telegraph AAAS: A nap after lunch boosts the brain's learning capacity (2010年2月21日付け) によると、昼寝をすると物覚えが良くなるのだそうだ。

リフォルニア大学のマシュー・ウォーカー教授らのチームが、健康な若い成人39名を昼寝をするグループとしないグループの2グループを作って、それぞれに2回暗記作業をさせるという実験をしたのだそうだ。これは海馬に負荷をかけるのが目的なのだそうだ。昼寝をするグループは90分の昼寝をはさみ、昼寝をしないグループはそのまま起きていた。結果、最初の暗記は双方いずれ劣らぬ出来だったが、2回めになると暗記の結果は昼寝をしたグループの方が格段に良かったらしい。

ォーカー教授によれば、「睡眠は長時間の覚醒による悪影響を正してくれるだけではなく、神経認知レベルが昼寝前の状態よりも良くなる」らしい。記事によると、その理由は、昼寝をしないと、通常なら睡眠時に消去される記憶が消去されずに残り飽和するためらしい。記事に載っている例えによれば、電子メールの受信箱がメールで一杯になって、それ以上受け取れない状態と同じらしい。受信箱に溜まったメールを消去しないと、後のメールが受け取れない。そのメールを消去する事に相当するのが睡眠なのだそうだ。

しかに、昼食後は2時や3時になるとやたら眠くなって仕事にならないことがよくある。そういう場合はなんとか適当に口実をでっち上げて休憩室や食堂に行き、仕事をサボって飲み物を飲んだり居眠りするのが常である。巷では昼寝の効用は認めるものの、時間は10分間程度という話をよく耳にする。しかし10分間で本当に海馬がリセットされるんだろうか。この記事を読むとそんな疑問が湧いてくる。昼休みを2時間にして、そのうち1時間半を昼寝にあてれば、生産効率や作業効率は逆に向上するのではあるまいか。ソフトウェアの開発現場でもバグが減って品質が向上するのではないだろうか。

事をするならスペインがいいかも。

文:fumixie <fumixie@gmail.com>

|
|

« ACS "Guide to Quitting Smoking"(禁煙の手引き) より(その3) | トップページ | 牛挽き肉とロースマリーは相性がいい »

コメント

私はお昼寝は20分が最適と聞いたことがあります。90分って結構しっかりと寝た方がいいんですね…

確かに眠いのを我慢してると効率が下がりますからね。日々、昼寝の大切さは実感しています。

投稿: @K | 2010年5月19日 (水) 12時04分

コメントいただき、ありがとうございます。

昼寝の時間はどれくらいが適切かについては、私もいろいろ聞いたことがあります。10分だったり、15分だったりと、諸説紛々のように見えます。

しかしひょっとして、昼寝の目的によって違うのではなかろうかという感じもします。疲れをとるためとか、この記事のように記憶力を回復するためとか、それぞれに最適な時間がひょっとしたらあるのかもしれませんね。

投稿: fumixie | 2010年5月19日 (水) 14時21分

南欧系の国(スペイン、ポルトガル、ギリシア)といった国は必ずシエスタを取る習慣があるそうですね。日本人から見ると単なる”怠け”にみえるのですが、やはりなんらかの生理的な意義があるんでしょうね。

投稿: yasupon | 2010年5月20日 (木) 15時10分

yasupon さん、コメントいただき、ありがとうございます。

ちょっと調べたところ、シエスタというのは、どうも古代ローマ人たちが南欧に持ち込んだ習慣らしいですね。ということは、ローマ帝国の歴代皇帝たちも昼間はお昼寝していたんでしょうかね。

昼寝の効用はおそらくいろいろなところで確認されていることだと思いますが、それが職場でもっと認知されれば従業員の疲労やストレスも少しは軽減されるのでしょう。

昔の日本でも、農作業の合間、昼食後などは木陰で昼寝をして疲れをとっていたらしいですから、万国共通で本能的に昼寝の効用を感じていたのかもしれませんね。

投稿: fumixie | 2010年5月20日 (木) 16時33分

私はよく15分の昼寝がよいと聞きます。

春になってからは、春眠・・・ではありませんが、やたら眠くて困ります。
そんな時はコンビニに寄って、コーヒーを飲んだりオーディオの音量を上げたりして、なんとか対処していますが、寝れたらどんなに楽か・・・

日本のシエスタの導入を待ってます。

投稿: イロイロパンダ | 2010年5月21日 (金) 10時18分

イロイロパンダさん、コメントいただき、ありがとうございます。

15分ですか。やはり「適切」と思われる時間はさまざまですね。昼寝も睡眠も奥が深いです。

「眠れたらどれほど楽か」というそのお気持ちは、私も実感としてよく分かります。私も午後2時や3時ころ、眠気と戦いながら、よくソースコードをデバッグしていました。でも眠いときは何をしても眠いものですよね。そういうときは、頻繁に席を離れてビル内を散歩したり、同僚の仕事を邪魔したり f(^^) していました。「だって、眠いんだもん (^^;)」

シエスタ ... いい響きです。

投稿: fumixie | 2010年5月21日 (金) 10時56分

昼寝ときくと、特に仕事中は罪悪感がでてきますが、10分の昼寝で効率が上がるなら、個人としても会社としても良いことなのかもしれませんね!

投稿: SWAN | 2010年5月21日 (金) 16時30分

SWANさん、コメントいただき、ありがとうございます。

そうです、そうです。昼寝の効用をもっと認めて、一見サボっているように見えても、実は作業の効率化を図っているという見方を会社側もしてくれれば、従業員としてもありがたいですよね。時間が10分なのか、15分なのか、20分なのか、それとも90分なのかは別問題ですけど :-)

投稿: fumixie | 2010年5月21日 (金) 16時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117495/48384107

この記事へのトラックバック一覧です: シエスタで物覚えが良くなる?!:

« ACS "Guide to Quitting Smoking"(禁煙の手引き) より(その3) | トップページ | 牛挽き肉とロースマリーは相性がいい »