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2010年4月23日 (金)

自然食品による肝臓解毒(肝臓洗浄)

年か前に日本でもプチ断食といた断食療法というものがブームがあったことをこの記事を読んで思い出します。

しかし、いまだにデトックス(Detox)という言葉に様々な希望・想像を膨らませている人たちは多いでしょう。デトックスというのがどういうことなのか、ドクターが記す記事があったので、今回は紹介してみましょう。


トックスという言葉は、色々なシーンで用いられるように思います。また、それぞれに意味も全く異なっているようにも思えます。
あるドクターはデトックスとは肝臓で生成される抗酸化物質を、より効率的に作らせる目的であったり、肝臓自体を活性化させることを示したりします。

また、あるドクターは毒素となるものを摂らないことをデトックスと指したりもします。まだまだ、確立できていない言葉なので、今後ともこれらについては議論が進められる分野でもあると思われます。
また、毒素とは一体何なのか?記事を読む前に、基本的な情報を以下に記述したいと思います。


臓の働きは主に体にとって"毒素"となるものを分解し、排泄する働きを持っています。例えば、アルコールは肝臓の働きによって酢酸、つまりお酢に変換されます。

アルコールのように変換できない物質も体内に害のでないよう処理され、体外へと排泄する働きを持っています。
例えば、野菜に用いられる農薬・殺虫剤などは、希少とはいえど、体内では分解され、体外へ排泄する働きを持っています。

アメリカではオーガニックな野菜の重要が少しずつ高まっています。それには、これまで農薬によってダメージを受けている野菜では栄養的にも、人体的にも影響が大きいと見直されつつあるからです。


肝臓はいつも強烈な働きを持っているわけではありません。ほぼ9割の方で経験があるかと思いますが、アルコールを飲んで酔っ払っても翌日には、分解されて体調が戻っているように感じるでしょう。あるいは、飲み過ぎてしまえば数日かかることがありますが・・・

処理できない量の毒素を摂取すれば、肝臓は常に働き続けている一方で、弱ってしまっていることもしばしば。
毎日のように大量のアルコールを飲む人たちでは、脂肪肝に変化してしまうのは、アルコールの分解ができず、その毒素を脂肪としてため込むように肝臓が働くからです。それはつまり、肝臓の活動限界を超えているということを指示しています(脂肪肝はやがて劇症肝炎や肝硬変へのリスクを高めてしまいます)。


きるだけ毒素の少ない生活をすることは、肝臓にとって、私たちの生活にとってより健康になるためのキーでもあります。

一方で、信憑性の薄い情報も出回ってしまっているのが現実です。
今回の記事は、断食を通して肝臓を解毒することについて論じた記事を紹介します。

尚、この記事の中で紹介されている「デトックスダイエット」とは、断食療法のことを指していることに注意してください。

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今回の記事はWebMDより
Natural Liver Detox Diets(Liver Cleansing)の記事を引用しています。

体内の毒物(poisons)や毒素(toxins)を取り除くのに自然食によるデトックスダイエットを用いるのは名案のように聞こえるかもしれない。とにかく、100%自然な食事を食べることと加工食や精製された食物を避けることがよいと思っていますか?

確かに、これらのことには一理あります。しかし、よく見なくてはいけません。増加する生活習慣に関する関心は、解毒や体内の浄化に関する数多くの誤解も増加することを告げているでしょう。サプリメントや解毒製品などを販売する業者や食事本を執筆する作家らによって混乱する大きなマーケティング市場がそれらを刺激しています。

多くの肝臓解毒の自然食品を支える科学的根拠は少ないものです。加えて、解毒食品は非常に慎重に使用しないと、障害を起こす原因となったり非常に身体能力に制限がかかることになります。ここでは、あなたが知る必要のあることを記述します。

デトックスダイエットの背景にある見解はなんですか?

デトックスダイエットは体内毒素が常に身体を破壊すると考えるものからきています。毒素は科学的なもので、強力な有害効果を持ちます。この毒素は数多くの原因をもち、以下のものに含みます。

• Alcohol(アルコール)
• Caffeine(カフェイン)
• pesticides or other chemicals used to grow or prepare food(消毒薬かその他の科学肥料や外食)
• smog or other substances in the air(スモッグなどの空気中に含まれるその他の物質)
• substances such as artificial sweeteners added to food(人工甘味料を加えられて食品)
• sugar(砂糖)
• water(水)

肌や髪と同様に毒素は消化液、リンパ液、消化器系と同様に体内にとどまると信じられています。これらは疲労、頭痛、吐き気や全身性の慢性炎症などの問題の原因となるとされています。

デトックスダイエットにはどんなものがありますか?

デトックスダイエットは毒素から体を守るのを助けます。これを試みるために、一時的にいくつかの食物をやめなくてはいけません。これを断食や浄化と呼びます。その後、徐々に食物を摂ってゆきます。例えば、絶食後の1~2日の間は流動食から食べ始める。その後、4~5日の間は玄米、果物、蒸した野菜に移行してもよい。最終的に、その他の食物を食べるが、赤肉(脂肪分の少ない肉)、小麦、砂糖、卵、そしてパッケージされた食品やジャンクフードを食べるようになるだろう。

一般に、オーガニック食品や飲み物や大量の水は自然のデトックスダイエットに必要なものです。そしてアルコール、カフェイン、タバコ、薬、加工された食品や精製食品、毎日のサプリメントは必要ありません。


• Master Cleanse or Lemonade Diet(http://www.geocities.co.jp/Beautycare-Venus/2032/lemonade_diet/)
• Fat Flush Diet(http://www.everydiet.org/diet/fat-flush-diet)
• Liver Cleansing Diet(http://diet.lovetoknow.com/wiki/Liver_Cleansing_Diet)
• Martha's Vineyard Detox Diet(http://mvdietdetox.com/)
• Raw Food Diet(http://altmedicine.about.com/od/popularhealthdiets/a/Raw_Food.htm)

訳注:断食はルールがあり、そのルールに従って行わない場合にはかえって健康を害することがあります。
 レモネードダイエット:塩水洗浄とレモネードを飲むことが主の断食療法
 ファットフラッシュダイエット:カロリー摂取をコントロールして、いくつかの食品を制限する方法。詳細は書籍参考
 リバークレンジングダイエット:Dr.サンドラの本が一般的な様子で、詳細はそちらを参考に。基本的には決められた食事とサプリメントの併用の様子
 ヴェニヤードデトックスダイエット:直訳するとブドウ園となるが、液体ダイエットに近
 いものがある様子。固形物を食べずに行うもののよう
 ローフードダイエット:食品を加工しない生の状態で食べることが基本で、野菜や海藻類の摂取が基本


このいくつかのケースでは、肝臓を“洗浄する”ハーブや浄化製品を使うことを提案しています。または、腸内洗浄で大腸を綺麗にすることを勧めている。特別な開業医によって行われる腸内洗浄は20ガロン(1ガロン=3.7853ℓ)の水をチューブを直腸に挿入し入れる方法です。

これらは明確にデトックスダイエットに有益か?

これらのデトックスの提案者は時々、自然の肝臓デトックスダイエットで体を洗浄することで体内に増えた毒素を排除することができると信じています。また、デトックスダイエットによって体重減少の助けになると提案しています。その他の効果としては活力がみなぎり、より明らかに慢性炎症の予防や治癒に向かっていきます。

訳注:慢性炎症とは慢性炎症性疾患の類を指し、関節炎や副鼻腔炎などのアレルギーなど体に起こる炎症反応のことを指します。


デトックスダイエットによって症状が改善するかもしれないが、これらは科学的根拠がなく、実際に体内毒素を除去したのかわからない。それよりも、改善した結果は下記の食品を摂取しないことで生まれたものかもしれない。


• more water(水を飲むようになった)
• less alcohol and caffeine(アルコールやカフェインを減らした)
• less fat and animal proteins(動物性たんぱく質や脂肪分を減らした)
• fewer refined and processed foods(人工的な食品や精製食品を減らした)
• more healthful, whole, plant-based foods(健康的な菜食が基礎にある食事になった)


毒素を追い出し、バランスのとれた適切な食事はよりデトックスダイエットを助けることとなる。ことによると最良のデトックスダイエットはフルーツや野菜を増やし、人工的な食品、精製された食品、高脂肪食などの少ない食事を摂ることです。

デトックスダイエットの何が問題ですか?

一つの問題は、多くのこれらのデトックスダイエットは長い間改善を維持することができないことにあります。また、体重減少に伴って通常、筋肉も減少してしまう。一度これらの食事方法をやめることで体重は素早く戻ってきます。悪いことに、長い間デトックスダイエットを行っていると、身体障害の原因となります。

おそらく、デトックスダイエットによる一つの大きなダメージは恐ろしいことに社会に広まりつつある。そう、化学ものはいつも私たちの身の回りにあります。すべてのものが(自然なものでも合成されたものでも)化学物質で作られていますしかし、すべての化学物質が悪いわけではありません。そして人工的な化学物質であることが有害とは限らず、自然なものが健康的で安全であるとは限りません。

どうやって体は自然な解毒システムが働きますか?

よいニュースでは体には自然で完全な解毒作用を持っています。肝臓と腎臓は汗や尿、便などに化学物質を含ませて除去してくれる良い働きをもっています。例えば、腸内細菌は食物を解毒し、その老廃物を出し、その粘液が膜を張るためにバクテリアの毒素の再吸収を防ぎます。肝臓では、これらの化学物質と他の化学物質を混ぜ合わせ、水溶性混合物として腎臓より尿として排泄します。

デトックスダイエットを始めるうえで注意点はありますか?

もし、ナチュラルデトックスダイエットを始めたいと思うなら、最初にかかりつけ医に相談するべきでしょう。短期間のデトックスダイエットを長期にわたって行わないでください。いくつかの下剤や排便促進効果のあるサプリメントを使用したりします。これらは長期にわたってしようしてしまうと、脱水の原因になったり、ミネラルバランスの崩れ、消化器系の問題を引き起こします。

以下にその他の肝臓浄化について知っておくべきポイントを記します。

• 過剰な期間の絶食は基礎代謝を低下させ、体重減少をより困難にします。
• 断食をおこなうのなら、必要となる栄養素を摂ってください。それらの栄養素は豆類、ミルク、卵、ヨーグルト、赤身の肉に含まれています。
• 絶食は一種の“高揚感”を生み出し、常習してしまいます。繰り返し行ってしまうと化食やその他の健康上の問題につながります。

一部の人々はデトックスダイエットに敏感です。以下に当てはまる人はデトックスダイエットを行わないでください。

• Diabetes(糖尿病を持っている)
• low blood sugar(低血糖症を持っている)
• an eating disorder(不規則な食事を摂っている)
• a heart condition(心臓に関連する問題を持っている)
• a chronic condition(慢性疾患を持っている)

また、デトックスダイエットは子供、10代の子供、老年者や妊娠している女性、母乳で乳児を育てている母親には適しません。

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食をおこなって良かった点を聞くと、ほとんどの人が"疲労感の回復" ”集中力の増進" ”睡眠サイクルの改善”などをあげるかと思います。

一方で、これらの症状は食事のバランスから起因することもしばしば。
今回の記事での中点は、断食を行う前に、栄養バランスを正すことを行うべきでは?という点と、断食をおこなうのなら正しく行うことと、適応される人とそうでない人を考慮することなどを挙げています。


個人的な意見としても、断食に頼ってしまうと、記事内にもありますが、"常習者"となってしまう可能性があることと、適切な栄養バランスをまずは知ること・作ることが大切だと思います。


まずは、毒素を排泄するよりも・・・

○摂らないこと
○肝臓の機能を高めること

が根本にあるように思われる。また、この記事に続く、ストレスを減らすための食事というところも気になるところですが、この点についてはまた追々。

文:Ctom

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コメント

デトックスにはかなり関心があります。というのは、マーケットなどに買い物に行って食品棚を見渡すと、わけの分からない添加物が含まれている製品で溢れているわけで、そういったもののいくつかを知らない間に私たちは口にしていると思うからです。オーガニックの食品は値段が高いですから、おいそれとは買えませんよね f(^^)

となると、この世の中、生活していくうえでデトックスの知識はある意味必須なのかなあ、とも思います。と同時に肝機能を高める必要があるという点もうなづけます。

投稿: fumixie | 2010年4月23日 (金) 22時24分

fumixieさん。コメントありがとうございます。

確かに様々な添加物が使われている点はとても気になりますし、それらに対する注意喚起する本や記事が年々増えているのも気になりますね。

ジャンクフードに至っては考えるだけでも恐ろしいほどの毒素が含まれているように思えます。

この類の記事に関して、またアップしてみたいと思います。

投稿: Ctom | 2010年4月24日 (土) 13時52分

肝臓の解毒作用には興味があります。最近は大した量も飲んでいないのに、翌朝になってもアルコールが残っていることがあります。やはり肝機能が弱っているのでしょうか?断食までは出来ませんがシジミ汁でも試してみます。

投稿: ojalman | 2010年4月27日 (火) 14時27分

ojalmanさん。コメントありがとうございます。

ウコンが二日酔いにはいい!という話はこの2年くらいで急速に広まって、あれによって莫大なお金が動いているのだろうなぁと思うことがあります。

けれど、これはウコンがどのような作用を持っているのかは知られてはいないんですよね。

柑橘系の果物、フラックスオイル、マリアアザミ、ウコン、生姜、コロハなどには肝臓の抗酸化物質を作る働きがあります。

抗酸化物質の中でも特に強力なのがグルタチオンですが、これを作りやすい栄養素がフラックスオイルやマリアアザミを筆頭に上記のものがあります。

ウコンのドリンクが効果を示すとされているのは、肝臓での抗酸化物質の代謝が早まるからなんですね。

すべての原因がこれで解決できるわけではないのですが、次の記事はグルタチオンについて記載されているものを載せようと思っているのでお楽しみに

投稿: Ctom | 2010年4月27日 (火) 16時20分

是非これを、見てみてください。
「ミネラルって、何だろう?」というセミナーのビデオなんですが、
 前半はほとんど、「食品添加物」の話です。
「食生活」の観点から見ても、非常に興味深いので、見てください。
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 
   http://xurl.jp/5x5b

投稿: 経験者 | 2010年4月27日 (火) 16時56分

上記のコメントは、Ctomさんのデトックスに関連性が少ない宣伝コメントのようなので、削除していく予定です。

内容も見ていないから偏見かもしれませんが、私は脈絡のない話の展開は嫌いなんです。ごめんなさい。

投稿: 屋台ブルー | 2010年4月27日 (火) 18時32分

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