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2010年3月22日 (月)

Third-hand smoke(残留受動喫煙物質)のことなど...(その2)

2009年1月2日といいますから、"third-hand smoke" という用語が使われた論文が Pediatrics 誌に載った頃ですが、この日の New York Times 紙"A New Cigarette Hazard: 'Third-Hand Smoke'" という記事が載りました。その記事から少し抜粋してみます。

なお、ここでは暫定的に「second-hand smoke(受動喫煙物質)」、「third-hand smoke(残留受動喫煙物質)」としてみました。

なお、その他の "Third Hand Smoke"関連記事については、こちらの索引をご覧ください。


third-hand smoke(残留受動喫煙物質)とは



事によれば、


これは、目には見えないが、クッションやカーペットは言うにおよばず、喫煙者の毛髪や衣服にまとわりつき、部屋から "second-hand smoke(受動喫煙物質)" がなくなった後も長期間残留しているガスと粒子からなる毒性の混合物を表す用語だ。この残留物には重金属、発ガン物質、それに放射性物質まで含まれており、特に床を這ったり床の上で遊んでいる幼い子供はそれを手に取り口に入れる可能性がある。

そして研究者はこう言っています。この説明はとても分かりやすいと思います。

third-hand smoke(残留受動喫煙物質)というのは、戸外でタバコを吸ってきた喫煙者がエレベータに入ってきたり、だれかがタバコを吸っていたホテルの部屋に入ったときに匂うアレだ。「鼻は正直だよ。こいつは恐ろしい毒だから脳が命令するわけさ、『逃げろ』ってね」


third-hand smoke(残留受動喫煙物質)という言葉を作った理由



究者によれば、


親がタバコを吸うとすれば、子供が家にいないときだろう。あるいは車の中か、さもなければ子供を車の後部座席に座らせてシートベルトで固定してから、窓を少し開けて吸う場合もある。そうして、これで second-hand smoke(受動喫煙物質) は子供に行かないから大丈夫だと親は思う。我々には、この目に見えないタバコの毒を説明する言葉が必要だったんだ。... 台所のドアを閉めてタバコを吸ったところで、そのタバコの煙の影響から子供を守ることになっていないということだ。この third-hand smoke(残留受動喫煙物質)には発ガン物質があり、こいつに接触した人は誰であれ歳がいくつであれ、ガンを発症する危険が高まるんだ。

つまり second-hand smoke(受動喫煙物質)に気を配るだけでは全然大丈夫じゃないということです。だから、その危険性を表す新しい用語が必要だったというわけです。


third-hand smoke(残留受動喫煙物質)に含まれる物質



は third-hand smoke(残留受動喫煙物質)にどういう物質が含まれているかというと、


...化学兵器に使われるシアン化水素、ライターの燃料になるブタン、ペンキの薄め液に使われるトルエン、ヒ素、鉛、一酸化炭素、おまけにポロニウム210まである。これは強い放射能を持つ発ガン物質で、2006年、元ロシア人スパイのアレクサンドル・リトビネンコ殺害に使われた。このような化合物のうち11種類に強い発がん性がある。

だそうです。



文:fumixie <fumixie@gmail.com>

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