ワインは女性の体重を維持させるかも
文:屋台ブルー <ライフログ・オーガナイザー>
今日の話題はアルコールだ。アルコールに魅せられている人は多いんじゃないかな。私もそのひとり(^_^;)
昨晩の私のつぶやきをフォローしてくれてた人なら知っているかもしれないが、勉強会の後、久しぶりに、ひとりでぶらりと屋根裏に顔を出した。全国的に天気が荒れ模様で香川県も雪の影響を受けみぞれ混じりの小雨降る寒い夜だったけど、先客が二組もいた。
忙しそうに接客するマスターを捉まえて、ウダウダと最近の事を話しながらお酒を頂きました...
とまあ、こんな世間話をしたかった訳でなく、こんな風にアルコールを楽しまれている方は多いでしょう。アルコールが好きな屋台ブルーは、ちょっと油断をすると飲み過ぎてしまう。毎日は飲まないように行動しているつもりだけど、今朝、「ここんところ毎晩飲んでるわね。言うこととやることがずれてない?」と相方にダメ出しをくらった。いやあちゃんと注意してくれる相方に感謝です。今日は飲まないでおこう。
また話が外れてる... どうも酔っぱらいのような話の展開だ(^_^;) 要するに、私はアルコールを正当化するデータを常日ごろ探している。ライフログでもアルコールの話題を何度か採りあげている。今日からカテゴリーに「アルコール」を作ったので、過去の記事に興味がある人はチェックして下さい。
さて、今日のニュースはロイター・ヘルスからお届けしよう。アルコールの摂取と体重変化の関連性を示した初めての報告らしい。ここで注意しなければならないのは、体重に対する影響を示しているだけで、健康的でいられるかどうかは二の次だよ。私がショックを受けた「脳の萎縮」って問題もあるからね。
私は別にアルコール研究者じゃないので、いつもアルコールに関する報告を読む時、頭が混乱してしまうことがある。それは、アルコールの飲酒量に関する定義と記述だ。
Diet Blogで採りあげられるニュースは英国の話題が多い。英国のアルコール摂取は、ユニット(UNIT)で評価されることが多い。1ユニットは8gのエタノールに相当するけど、比重から見て10mlのアルコール量になる。じゃあ、アルコール度数が5%のビール350ml缶を飲むと、1.75ユニットのアルコール摂取したことになるんだ。
英国で「少量飲酒(light drinking)」の定義は、1から2ユニット/週になる。これは1週間に1度350ml缶のビール1本って事になるよね。ハッキリ言って少ないわ。
「大量飲酒(heavy drinking)」が1ユニット/日って話なんで、毎日たしなむ人は誰でも大量飲酒者になっちゃうのが英国である。(「ライトな飲酒」は妊娠中でもOK?から抜粋)
今日のニュースは米国からの報告だけど、文面から判断して、「lighat drinker」は15グラム/日以下のようなので、英国の大量飲酒者と同等になってしまう?????
私には分からない。こういう事情に詳しい人がいらっしゃれば教えて下さい<(_ _)>
ワインは女性の体重を維持させるかも
Wine may help women keep weight in check
ニューヨーク(ロイター・ヘルス) - 少量から中等量のアルコール摂取、特に赤ワインの場合、女性の心臓に良いだけじゃなく、お腹周りにも良いと月曜日の報告から示唆された。
20,000名に近い、スリムな中年以降の女性を対象にして研究は始まった。時間経過と共に、中等量のアルコールを摂取している女性は、全く飲まない人に比べ、体重が軽く増加もしにくかった。女性の体重に影響を与える可能性がある数々のライフスタイルや食生活の要因を考慮した後もこの結論は変わらなかった。
赤ワインが体重を維持するのに一番適しているようだ、でも、白ワイン、ビールそれに蒸留酒系でも同様の効果はあった。
「我々の結果から見れば、少量から中等量のアルコール摂取をしている適正体重の中年以降の女性は、全く飲まない女性に比べると体重増加をしないままその飲酒習慣を続けられるだろう」とボストン、ブリンガム・アンド・ウイメンズ病院、予防医学部門のLu Wang医師がロイター・ヘルスに電子メールで話してくれた。
今までに報告された数々の報告から、中等量の飲酒 -- 普通、日に1杯から2杯と定義されている -- は健康、特に心臓の健康状態にいい習慣とされているけど、大量の飲酒は健康障害を引き起こす。
この新しい報告は、雑誌Archives of Internal Medicineに掲載されているが、適正体重の個人におけるアルコール摂取と体重増加や肥満リスクの関連性を初めて調べたものである。
すべての女性は、開始時に少なくとも39歳以上だった。約38%の女性は全くアルコールを飲まなかった;33%の女性はアルコール5グラム/日以下の飲酒(一般的なアルコール1杯に10グラムのアルコールが含まれている);20%の女性は、5から15グラム/日の飲酒をした;6%の女性が15から30グラム/日;そして、3%の女性は30グラム/日以上のアルコール摂取をしていた。
平均して13年以上追跡を行うと、女性は普通に体重が増えていった。しかし、禁酒者は一番体重が増加していて、アルコールの消費が増えると体重増加の割合は低下した。
アルコールを全く飲まない女性は、平均して3.63kgの増加だったが、30グラム/日以上の飲酒をする女性は1.55kgの増加だった。
開始時に適正体重だった女性を13年間追跡すると、41%の女性は過体重か肥満になった。アルコールを15グラムから30グラム/日飲酒した女性は、全く飲まない女性に比べて過体重や肥満になるリスクが30%低下と最も低かった。
言い換えれば、最初に痩せていてアルコールを全く飲まない女性は、13年後に過体重や肥満になるリスクが43%だったけど、もし、15から30グラム/日の飲酒をしていれば、このリスクは33%に低下することになる。
アルコール摂取をする女性は一般的に活動的で、結果として体重増加は少なく、更に喫煙は、他の女性より多かった。しかし、こういう要因を考慮しても、飲酒と体重増加のしにくさと過体重や肥満になるリスク低下との間に関連性は残る。この事から、アルコールってのは、食生活やライフスタイルの要因を越え、ア独立した因子として体重に影響を与えていると思われる。
アルコールが女性をスリムにさせる理由はいくつかあるとWang医師はロイター・ヘルスに話してくれた。この研究で見られたのは、アルコールの摂取量が増える女性は食事量が減っていた、特に炭水化物の摂取 -- 他の研究でも認められた。さらに、アルコールを摂取すると、女性はより多くのエネルギー消費をするようだ -- アルコール含まれていうエネルギー以上に消費した。「こういうことをまとめて考えると、少量から中等量のアルコールを定期的に摂取すれば、正味のエネルギーの浪費を導くのかもしれない」とWang医師は述べた。
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コメント
初めてコメントします。
今日のブログを読ませていただきました。お酒を結構飲む僕にとって、かなり興味深い内容でした。女性にとってワインは少量から中等量は体に影響を与えると言うこでしたが、僕は男です、やはり女性と男性ではエネルギーの消費の具合が違って、男性はあまり身体にはいい影響はないんでしょうか?
投稿: FB29 | 2010年3月10日 (水) 15時23分
FB29さん、コメントありがとう。
この報告は、飲酒量と体重変化の関係を初めて調べた報告なので、男性で当てはまるどうかは分からないんだよね。男性と女性では、アルコールの利用率の違いやアルコール摂取後のエネルギー消費率も違うようなので、男性を対象にした研究報告が出るまで、未知ってことですよ。
投稿: 屋台ブルー | 2010年3月11日 (木) 12時31分
アルコールの摂取する人は食事量・炭水化物の摂取量が増えていた。
というのはかなり納得です。
アルコールも適切な摂取であれば健康上問題は無い。
むしろ体重増加を抑制するといったデータもあるのですね。
男性を対象とした研究報告が出るのが楽しみです。
それにしても海外では本当にいろんな研究が行われているのですね。。。。
投稿: E.F野 | 2010年3月14日 (日) 23時22分