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2009年7月 7日 (火)

妊婦の食事、幼児の骨に長期間影響を与える

こういう話を聞く度に、子供を産んだ相方の食生活がどうだったか考えてしまう。かなり気を遣い、加工食品を避け、果物と野菜を中心にした食生活だったし、今でも続けている。しかし、現代の日本で、健康的な食材だけ選んで食べる生活なんて不可能だろう。普通に暮らしていれば、かなり不健康な食生活になるんじゃないかな。悪いことをしている訳じゃないのに、将来の子供の健康に差が出てくるという事実は怖いよね。

色々な意味で子供は親を選べないし、不健康な原因を作っている親という事実を考えると恐ろしいよね。今日の話題は骨だけど、あらゆる器官の成長過程に母親の食事が影響を与えているかもしれない。

胎教や幼児教育云々を言う前に、母親の食生活や子供の食生活を改善させることが重要だよ。日頃から健康な食事について考えなきゃね。

 

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妊婦の食事、幼児の骨に長期間影響を与える
Maternal diet affects infant's long-term bone health

ニューヨーク(Reuters Health) - 妊娠時期に、健康的でバランスの取れた食事を続けている女性は、質の悪い食事をしていた女性に比べて、大きく強い骨を持った子供を持つという結果が、火曜日に英国のマンチェスターで開催されたNational Osteoporosis Society Conferenceで発表された。

「子宮にいる間の環境要因が、子供の骨格成長曲線に影響を与えるというエビデンスをサポートする結果になった」、とサウスハンプトン大学のZoe Cole医師は答えてくれた。

198名の妊婦の食習慣を評価したら、二つの異なる食習慣のパターンが浮かび上がってきた。最初のが、健康的な食事パターンで、大量の果物、野菜、ヨーグルト、全粒粉パンに朝食シリアルなどである。二番目の食事パターンは、健康的では無く、大量のポテトチップや揚げたポテト、砂糖が含まれ、白パン、加工肉、缶詰野菜に清涼飲料水などだった。

子供達の骨の評価を9歳まで続けて、妊娠時期に健康的な食事をした事と、子供達の大きく強い骨の成長との間に相関があった。

「健康食スコアを4段階に分けて高得点のグループ、健康的な食生活をしている母親から生まれた子供達は、4段階で一番悪かったスコアで不健康な食生活をしていた母親から生まれた子供達に比べて、身体全体のミネラルの量は11%多く、骨の硬度は8%高かった」、とCole医師は話した。

母親を喫煙レベル、ビタミンDレベル、社会的ステータスで別けたとしても、食事パターンの違いは、子供達の骨に大きな影響を与えていた。健康的な妊娠時の食事と子供達の健康な骨の関係は、子供の身長、体重、腕の長さや出生体重で補正しても明らかであった。

「妊娠時期の健康的な食生活は、子供達の骨の成長に長期間影響を与える」、とCole医師は話したし、このことで、将来的な骨粗鬆症や骨のもろくなる病気のリスクを下げるかもしれない。

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コメント

とても怖くなりました。。教えてもらえてよかったです。将来的に子供を授かりたいと考えていますが、今の生活のままでは将来の子に申し訳ないと思いました。規則正しい生活と健康的な食生活を心がけますm(_ _)m

投稿: ぶ~ | 2009年8月 6日 (木) 16時45分

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