« アルツハイマー遺伝子は60歳前に記憶力低下を加速させる | トップページ | オーガニック食品は健康的じゃない、研究報告 »

2009年7月30日 (木)

抗アレルギー薬は糖尿病や肥満にも効果があるかも

ちょっと更新が途絶えてしまいました。先日までお伝えしていたアルツハイマー型認知症に関する情報整理をしていただけなんだけどな...

香川大学医学部、精神科神経科の中村祐教授を囲んだ勉強会にもタイムリーに参加することもできたから、色々情報がまとまりました。

やっぱりアルツハイマー型認知症は怖いですね。今のところ効果的な予防法が無いから、不安感をかき立てられてしまうよね。

それでも、何かしら予防に関するニュースがあれば、ここで伝えていく。

さて、今日は趣を変えて肥満と糖尿病の話だ。インスリン抵抗性の原因解明になる面白い報告がNature Medicineから立て続けに出たよ。東大のグループも絡んでいるニュースなんで、知っている人もいるだろう。

肥満になれば、肥満組織で炎症が生じる。その炎症のパターンは適正体重の肥満組織と異なり、インスリン抵抗性が生まれる...

ワクチンや薬の開発もいいけど、健康的な生活をする事が重要だと思うけど...

Bnr80_15_04Banner_03<--気に入ったらクリックしてください。

抗アレルギー薬は糖尿病や肥満にも効果があるかも
Allergy drugs may fight diabetes, obesity

香港(Reuters) - 薬局で買える(訳注:米国では処方箋無しで購入できる薬剤の種類が多い)抗アレルギー薬や喘息治療薬で、肥満や糖尿病マウスの減量や血糖コントロールが上手くいったという報告が月曜日に出た。

その他3つの研究から、肥満や2型糖尿病は、免疫の機能異常と強い関連性があった。研究者によると、この知見から、これらの病態に対して、よりよい薬剤やワクチン開発に繋がる可能性が示された。

肥満と2型糖尿病の罹患率は、食事量が増えて運動量が減っているため、世界中で急激に増えている。雑誌Nature Medicineに掲載された4つの研究報告によると、肥満がいかに糖尿病を引き起こし、この2つの状態が生体器管に障害をもたらし、心疾患を発症させ、死に陥るかの説明の助けになる。

米国のブリンガム女性病院とハーバードメディカルスクールのGuo-Ping Shi氏のグループは、肥満細胞 -- アレルギーや喘息により機能不全になる -- が肥満や糖尿病の人やマウスの肥満組織に豊富に存在することを発見した。

彼らは餌を過剰に与え肥満から糖尿病にさせたマウスを作った。そして、二種類の抗ヒスタミン薬をこのマウスに与えた。1つは、ノバルティス ファーマから売られているZaditor(日本名:ザジテン)の商品名で売られているフマル酸ケトチフェン、そしてもう一つは、一般的に手に入るクロモリンである。

この両者ともアレルギーや喘息の患者の肥満細胞の安定化に働く、とShi氏は説明する。

健康的な食事を与えるとマウスの肥満は、中等度の改善を示すしたけど、クロモリンかZaditorを与えたマウスは、劇的な改善を示した。しかも、薬剤に加えて健康的な食事に切りかえると、100%の改善を示した。

「これらの薬の素晴らしいところは、人に使っても安全という事を知っているところだ」、と彼女は話した。「残っている問題は:人に効果があるかどうか?」

Shi氏は猿を使った実験にこれらの薬剤を使う予定だ。

免疫反応

1型糖尿病は自己免疫疾患の1つである -- 免疫系が間違えて正常な組織を攻撃してしまう病気。Nature Medicineに掲載されている研究報告によると、2型糖尿病や肥満でさえも免疫が絡んでくる。

東京大学のSatoshi Nishimura氏のグループは、高脂肪食を与えた肥満マウスの免疫細胞やCD8陽性Tリンパ球の急激な増加を認めた。

CD8陽性Tリンパ球を欠損させたマウスでは、例え高脂肪食を与えても炎症は明らかに抑えられていた。

「もし我々がCD8陽性Tリンパ球を活性化させる物質を見つけることができたら、薬を使ってブロックしたり阻止することができるだろう」とNishimura氏は電話インタビューで話してくれた。

ハーバード大学の病理学、Diane Mathis教授のグループは、適正体重の人やマウスの内臓脂肪にT細胞が豊富に存在するけど、肥満や糖尿病の人やマウスでは認められないことを発見した。

肥満のマウスや人では、適正体重の人やマウスでは認められない、マクロファージと呼ばれるタイプの異なる免疫細胞が脂肪組織で増えていた。

このことが身体にインシュリンが適正に働かない原因になっているのかもしれない -- 2型糖尿病の原因だ、とハーバード大学のSteven Shoelson氏は話してくれた。

「マクロファージによって引き起こされる炎症によってインスリン抵抗性が引き起こされている可能性がある」、とShoelson氏は説明する。T細胞はこれを制御しているかもしれないと話した。

カナダのトロントにシック・チルドレン病院のMichael Dosch氏のグループは、同様の知見を示して、ワクチンによって2型糖尿病の予防ができる可能性があることを示唆した。。

|
|

« アルツハイマー遺伝子は60歳前に記憶力低下を加速させる | トップページ | オーガニック食品は健康的じゃない、研究報告 »

コメント

私は、これで治しました!

体験談がたくさん書き込んであります。

http://easyurl.jp/sy2

「糖尿病」も「ガン」も「アトピー」も・・、

信じる人だけ、試してみれば・・・・。

投稿: ピーナッツ | 2009年7月31日 (金) 14時24分

ピーナッツさんのおっしゃるように、信じる人だけ試したらいいでしょう。
でも「水」ビジネスは儲かるから同様の商品がいくらでもありますよ。

買わないでよ、皆さん!

投稿: 屋台ブルー | 2009年8月 4日 (火) 12時23分

抗アレルギー薬が糖尿や肥満に効く可能性があるという事にはびっくりしました。花粉症や慢性蕁麻疹の人はクスリを飲んでいると肥満になりにくいんでしょうか?
どのクスリをどの程度飲めば効果があるのかが分かればやせ薬として使われる日が来るのでしょうか?

投稿: カプチーノ | 2009年8月 7日 (金) 10時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/117495/45783600

この記事へのトラックバック一覧です: 抗アレルギー薬は糖尿病や肥満にも効果があるかも:

« アルツハイマー遺伝子は60歳前に記憶力低下を加速させる | トップページ | オーガニック食品は健康的じゃない、研究報告 »