マックホットドッグ - メガソーセージ
日本マクドナルドは、不況の今、売り上げを伸ばしている。ホットドッグも扱っているようで、サイズの大きいソーセージを使ったマックホットドッグ - メガソーセージを4月2日から売り出したという記事を新聞で見た。
やっぱりホットドッグ、売れているんだ...
子供達にホットドックを食べて欲しくないけど、どうやったら止めさせられるのか?私にできることは、文献を紹介することかな。
- 無機リン酸塩を食事から多量摂ると肺癌発生は増えAktシグナリングの変化も生じる/High Dietary Inorganic Phosphate Increases Lung Tumorigenesis and Alters Akt Signaling
無機リン酸塩は、身体に必要な栄養素だけど、現代社会において、消費量は増えている。Reutersの調査によると、1990年代の欧米で、成人の摂取量は、470mgだったけど、現在、1000mgに達している。加工された肉やチーズに多く、日本でも摂取量は、増えているだろう。上記の文献は、マウスを使った動物実験の報告なんだけど、肺癌発生に関わるRasシグナリングの下流にあるAktを活性化させてしまうという結果が示されている。ホットドッグの食べ過ぎは肺癌のリスクを高めてしまう可能性があるよ。
- 加工肉、野菜、そして豆腐製品と、子供の急性白血病の危険性との関連性:人口ベースのケースコントロール研究/Cured meat, vegetables, and bean-curd foods in relation to childhood acute leukemia risk: a population based case-control study.
背景:加工/スモークした肉や魚を食べると、胃内で酸化されて、発癌性のN-ニトロソ化合物が生じる。加工/スモークした肉や魚を食べるってことは、亜硝酸化合物やニトロソアミンの最も多い供給源を食べていることで、この消費が子供の急性白血病のリスクと関連があるかどうか調べる研究である。
方法:南台湾に住む、2歳から20歳のハン・チャイニーズの住民を対象にした人口ベースのケースコントロール研究である。145名の急性白血病患者と、年齢、性別を合わせた370名のコントロールグループを1997年から2005年の間に抽出した。食事の情報は、質問票形式で得て、多重ロジスティック回帰分析が用いられた。
結果:加工/スモークした肉や魚を一週間に一度以上食べると、急性白血病のリスクが上がる(OR = 1.74、95% CT: 1.15-2.64)。逆に、野菜(OR = 0.55; 95% CI 0.37-0.83)、や豆腐(OR = 0.55; 95% CI 0.34-0.89)を大量に摂取するとリスクは下がる。白血病のリスクと野菜酢漬け(ピックルス)、果物、茶の消費の間には、統計的な関連性は無かった。
考察:加工/スモークした肉や魚を食事として摂ると、亜硝酸化合物やニトロソアミンが原因で、子供や青年期における白血病のリスクと関連がありそうだ。野菜や豆腐を食べることで予防効果はあるだろう。
加工肉の代表はハムやソーセージだ。子供の頃にホットドックを食べさせていると白血病の危険性も増してしまう文献だ。この研究は台湾からの報告ということは、日本人も同様なんじゃないかな?
- 加工されボイルされた肉の消費と小児癌との関連性/Cured and broiled meat consumption in relation to childhood cancer: Denver, Colorado (United States)
加工されボイルされた肉を、妊娠時期の母親、そして子供が食べていた場合、その子供達の小児癌のリスクとの関連性が評価された。5つの肉のグループ(ハム、ベーコン、もしくはソーセージ;ホットドッグ;ハンバーガー;ボローニャ、パストラミ、コーンビーフ、サラミ、もしくはランチミート;炭火焼きの食品)を評価した。234名の癌患者(56名の急性リンパ球性白血病(ALL)と45名の脳腫瘍を含む)と206名のコントロールグループが、コロラド州デンバーの無作為電話番号抽出方で抽出されて、標準大都市統計地域と比較され、数々の交絡因子で補正が加えられた。ホットドッグを週に一つ以上食べる妊婦と、その子供の脳腫瘍の関連性が認められた(OR = 2.3; 95%CI = 1.0-5.4)。子供達で較べると、ハンバーガーを週に1つ以上食べると、ALLのリスクと関連があり(OR = 2.0; CI = 0.9-4.6)、ホットドッグを一週間に1つ以上食べると脳腫瘍のリスクが生じる(OR = 2.1; CI = 0.7-6.1)。子供達の間で、ビタミンも摂らないで肉を食べる組み合わせだと、ビタミンだけ摂らない子供や、肉だけを食べる子供に較べて、ALL、脳腫瘍の両方のリスクが高まって、ORsは2.0から7.0になる。ホットドックと脳腫瘍との関連性を示したこの結果は、ビタミンを摂らず肉の摂取をすることで相乗的効果が出る。これは食事から摂る亜硝酸塩やニトロサミンの悪影響の可能性が示されている。
これは1994年に報告されたもので、ちょっと古いけど、否定されたデータは今のところ示されていない。ホットドッグで小児癌が増える可能性は十分ある。
こんな報告が出ているのにホットドッグを食べますか?子供をマクドナルドに連れていっちゃ駄目だよね。
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コメント
時々マクドナルドに子供達と一緒に行っています。以前から、太りそうだし体には良くないだろうなとは思っていたのですが・・・
今後は子供達のために行かないようにしようと思いました。
投稿: takupapa | 2009年4月 6日 (月) 20時26分
takupapaさん、こんにちは。
一人でも、賛同してくださる人がいると、
ブログを書いていて良かったと思います。
またコメントよろしくお願いします。
投稿: 屋台ブルー | 2009年4月 7日 (火) 15時42分
確かに危険性は同意できますが ホッドドックは食べさせないではなく毎日食べているなら一ヶ月ぐらい間を空けさせ マクドナルドに行く回数を減らすぐらいで良いんじゃないんでしょうか? いくら健康の為だからとはいえ子供をそこまで押さえ込むのはどうかなと思います 要は神経質すぎても駄目だし甘すぎても駄目
投稿: stt | 2009年8月 4日 (火) 01時40分
sttさん、コメントありがとう。
http://life-support.cocolog-nifty.com/lifelonglifelog/2009/08/post-efe4.html
に返事書いてます。
投稿: 屋台ブルー | 2009年8月 4日 (火) 16時15分