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2009年3月 6日 (金)

カロリー制限は長生きのための鍵?

Elderlyjpg Newlogoカロリー制限をすれば長生きするだろう。

問題はどのくらいカロリーを制限をしたらいいかだ。特に運動をしている人のカロリー制限は苦しいよね。

今日のDiet Blogの話題は、個人的に非常に興味がある。カロリー制限をする食事療法は、「CR(Calorie Restriction)」とか「CRON(Calorie Restriction with Optimal Nutrition)」と呼ばれていて、日本でも、アンチエージングの分野で、カロリスと呼ばれている。

ちょっと調べると、慶応義塾大学の坪田一男教授の名前に行き当たるだろう。日本抗加齢学会の副理事をされている先生だ。

いい機会だと思って、私も日本抗加齢学会に入会することにした。現在、日本のアンチエイジングに関する知識を入れるためだ。以前に話したけど、私はアンチエイジングという言葉が好きになれない。加齢に抵抗するって語源は、無駄な努力に聞こえるからだ。加齢と上手く付き合っていくヘルシー・エイジング、健康的に年老いるため、アンチエイジングの世界の動きを勉強しよう。

カロリー制限は長生きのための鍵?
Is Calorie Restriction the Key to a Longer Life?

何年も前のことがけど、あるレストランで、横の席にいた老夫婦と話をしたことをはっきりと覚えている。なぜ会話が始まったのか思い出せない。しかし、食事に関して話したことは覚えている。とにかく、この夫と妻は - 二人とも、80歳代の後半ではあったけど、かなり健康的に見えた - 誇らしげに、長生きの鍵は食べないことだと言った。「え?」私は、パスタ・プリマーブラを口いっぱいに入れたまま声を出した。この元気な彼らは - 小さなスープを夕食に取っているだけで - 本当に少量の食事をすることが長生きに貢献していると一度だけ繰り返して話してくれた。

それから数年が経って、ボーダーズ州にいた時、プロテイン・バーをムシャムシャ食べながら、メンズヘルス・マガジンをパラパラ読んでいた事を覚えている。運よく、欧米の人の平均一日摂取カロリーより700kcal消費が少ない人がいかに沖縄に多いか書かれた小さな記事に目が止まった。この低カロリー食は、明らかに、腹八分目として知られている食生活の考え方に基づいている。沖縄の人達の間で、心疾患、骨粗鬆症、ホルモン依存性の癌の発症が少ない理由のの一つだと研究者は考えている。

そして、私が出会った老夫婦の考え方を支持する情報を、何年か遡って探したけど、見つけられないと思っていた時、American Journal of Clinical Nutritionに掲載された研究に出くわした。この研究は、彼らの主張を立証していて、カロリー制限の食事により、平均寿命を延ばす結果が示されていた。

それから、約一週間後に、危険と思われるほどカロリーを制限すると健康になると考えている人々とのBarbara Walters女史のインタビューに出会った。いや、彼らは飢餓になろうとしていた訳じゃない、単に古い格言に従っていただけだ。それは、王様のように朝食を食べ、王子のように昼食を食べて貧民のように夕食を食べる。こうしてしまえば、平均の人の食べる量よりかなりカロリーが少なくなってしまうのだ。

言うまでもなく、私が何年も前に出会った古風で艶やかな老カップルが何かしていたという事を悟って驚いた。出会った時に、彼らの日焼けして明らかに健康的な容姿から、少なくとも彼らの主張を信じるべき証拠にはなっていたと気付くべきだった。低カロリーの食事を摂ると健康的だという考え方が新しいとは言わない;むしろ、普通にカロリー制限をしているより更に制限する考え方に、例え混乱はあるけど、ある意味、驚いてしまった。栄養失調の状態が続いているのに、どうやって栄養を維持することができるのだろう? - このとき、老人のアドバイス、メンズヘルスの記事、そして専門家の文献レビューの記事やBarbara Walters女史のインタビューなんかが突然一緒になって新しい考えが生まれた - 我々欧米の一般的な食生活では食べ過ぎている。もし身体によくないなら、沖縄の人々と同様に一日700kcal少ない食事をしたらいいのだろうか?

この問題に関してあなた方読者の意見を聞きたい。特に医療業界の人々から。この老夫婦を捜し出して、健康的で長く生きる秘訣を解明できたかどうか彼らに訊きたいけど、名前も知らない、もちろん連絡場所は知らない。恥ずかしいことだ。本当に。彼らは今も生きていて、見知らぬ人と楽しい夕食時の会話をしてるってのは賭けてもいい。

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コメント

以前、先生にランディバウシュの本とYou-Tube とを教えていただき投稿しました者です、その後フジテレビでも朝の番組で特番を組んで紹介していました。抗加齢という言葉に先生は?とありました!数年前にアメリカで大ヒットした「リアルエイジ」著マイケルFロイゼンからの転進用語では?と思います【根拠はありませんから】食育=食生活が昔に戻ることが理想ではないでしょうか?「養生訓」の貝原益軒「真人生の探求」の中村天風とこの人たちは食の大切さを講じています!

投稿: 情報や本舗 | 2009年3月21日 (土) 15時31分

情報や本舗さん、コメントありがとうございます。
「ヘルシー・エイジング」はAndew Weil先生の本から引用しています。
「食育」とは昔の食生活に戻るという意味では無く、
食事の重要性を学ぶことです。
食事に含まれる栄養素が重要であるという考えじゃなく、
食事は全体が重要だという考えです。
ビタミンCを摂るためにオレンジを摂っている人なら、
同量のビタミンCの錠剤を摂れば十分だと考えるかもしれません。
そして、それは間違っているよと私が指摘したら、
私はなんて変なことを言う人だと思うでしょう。

そういう人間にしないための食育が必要なんです。

投稿: 屋台ブルー | 2009年3月26日 (木) 15時12分

田井先生、こんにちは!5月29日(金)に先生が所属された抗加齢医学会のランチョンセミナーにアメリカでは医学生のテキストとして使用の「ハーパー生化学」の筆頭編集者で著述もしている”ロバート・K・マレー博士”がランチョンセミナーで、以前先生にお話しました「糖質栄養素の栄養面で加齢の人々への関わり」Aspects of Aging and of Geriatric Nutrition と題して話をします!今回で2回目ですが!今話題にうなりつつある「ニュートリノゲノミックス」のお話もされると思います。トロント大学の生化学で教鞭を執られこの分野では傑出した博士です。ノーベル賞に一番近いと言われているガレンテ博士がNHKの番組で白澤卓二博士と対談で、「カロリーを制限した食事が、高等動物(人間)の寿命を延ばすもっとも確かな方法である」と!

投稿: 情報や本舗 | 2009年5月26日 (火) 18時54分

情報や本舗さん、お久しぶりです。
今年から抗加齢学会に参加してます。
今後時間を作って学会へ参加していきたいと思っていますが、今年はパスです。
田舎に住んでいると気軽に学会参加できないからね。
でも、情報に遅れないように独学しますよ。
いつも有用な情報有り難うございます。

投稿: 屋台ブルー | 2009年5月28日 (木) 15時30分

先生、はじめまして。私も健康的に若く歳を重ねていくことに興味をもっている一人です。
私は9年前の社会人になった頃からカロリーコントロールをしていました。その結果、32歳にして見た目年齢27歳と言われるようになりました。
まだまだ実年齢と見た目年齢の差は少ないですが、これからも継続していきたいです。果たして定年退職する頃にはどれだけの有意な差が生まれるのか個人的な臨床試験を行ってみます。

投稿: ねこ助 | 2011年3月 6日 (日) 22時43分

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