スタディ:カロリーがすべてだ
ちょっと古いニュースで、知っている人も多いかもしれないが、先月の末に、臨床医学雑誌で有名なNew England Journal of Medicineに、二年間のフォローをしたダイエット臨床試験の結果が掲載されていた。
私が尊敬する文献紹介サイト、内科開業医のお勉強日記にも先月末紹介されている。文献のアブストラクトを日本語で読みたかったらチェックしてください。私は、Diet Blog(ダイエットブログ)に紹介されていた内容の紹介をしよう。
ダイエットブログのコメントにも書かれていたけど、この研究で分類されている4つのグループは、厳密に言えば、流行ダイエットに従っている訳じゃない。炭水化物を35%も摂取するグループをアトキンス・ダイエットとは呼べない。
まあ結果として、どんなダイエット法でも摂取カロリーを減らしてやれば減量できるのは事実のようだ。結局、ダイエットへ取り組む個々の行動に左右されるのだろう。
私も強調しているモチベーションの持続が鍵になる。
スタディ:カロリーがすべてだ
Study: It's All About The Calories
最近出版されている人気ダイエットブックの著者からアドバイスを得て、お腹の出っ張りに取り組むとき、摂取カロリーは重要じゃないって思うか、2番目に重要ぐらいしか思えないだろう。この種のダイエットに関する研究では最大規模の臨床試験の結果が、New England Journal of Medicineに掲載され、それによると、摂取カロリーは問題であり、どのように栄養素を分割しても関係ないことが示されている。
800名以上の過体重の成人を、脂肪、炭水化物、タンパク質の割合が異なる4つの低カロリーダイエット・プログラムのどれか1つに登録させた。どのプログラムに参加していても、彼らの普通の食事から750kcalは減量されている。しかし、1日摂取カロリーは1,200kcalを下回ってはいない。
このダイエット・プログラムに名前は付けられなかったけど、人気のあるダイエット、アトキンス、これは極端な低炭水化物ダイエット;ディーン・オーニッシュ、これは低脂肪ダイエット;それから、地中海式ダイエット、動物性の脂肪を減らしている、などに、大まかに基づいている。すべての参加者は、グループや個人的なカウンセリングも受けていた。それぞれ食事の内容を分けると、次のようになった:
グループI :脂肪20%、タンパク質15%、炭水化物65%
グループII :脂肪20%、タンパク質25%、炭水化物55%
グループIII:脂肪40%、タンパク質15%、炭水化物45%
グループIV :脂肪40%、タンパク質25%、炭水化物35%
次のことが分かった
- 2年後に、どのグループも減量していた -- そしてリバウンド -- どれでもだいたい同じぐらいの体重であり、それはどのタイプのダイエットを選択したかに関わらない。
- 開始から6ヶ月目に平均13ポンドの減量が見られ、2年後では、9ポンドの減量維持を続けていて、ウエストサイズは2インチ減少していた。
- 平均の体重減少量は中等度ではあるが、ダイエット実行者の15%は、研究終了時に、元の体重の10%以上減量できていた。
- 1年後に、多くの人が元の食生活のパターンに戻っていた。
- 心疾患や糖尿病に関するマーカーはどれも同様で、高炭水化物食のグループでは、空腹時インスリン値の低下は見られなかった。
- どのダイエット・グループでも、中性脂肪や血圧の低下は平等に見られた。
- 低脂肪食のグループでは、高脂肪食のグループに較べて、LDLコレステロール値の低下は見られた、そうではあるが、高脂肪食と低炭水化物食のグループは、高炭水化物食や低脂肪食のグループよりもHDLコレステロール値は高かった。
カウンセリングに参加することと、減量の成績には相関があったけど、必ずしもすべてのダイエット実践者に当てはまる事ではなかった。
主要研究者であるFrank Sacks医師によると:
どのタイプのダイエット・プログラムでも効果は非常に小さかい、しかし、個々の行動への影響は非常に大きい。ある人は50ポンド減量したけど、ある人は5ポンド増量していた。これが理由の分からないところ。将来的に、研究者は、ダイエット法へ興味を向けることから、個人のダイエットの成功に何が最も重要な因子になるか見つけ出していくほうに関心を向けるべきだと私は思う。
コメンタリー
研究者が指摘しているように、行動が中心になっていると思われる。ダイエットや減量に関して、長期間にわたる研究では、食生活に介入する方法がどうであれ、同じよな結果になっているように思える;どういうわけか、どんなダイエット法でも、最初の6ヶ月で減量がピークがある。
ポジティブな観点からコメントすれば、この世代の人々は、この研究と同期間に、普通なら平均4、5ポンドの増加が見られるものだ。そうすると、この時期の9ポンド減量や腹囲の2、3インチ減少は明らかに健康状態を良くしているだろう。
どうやって習慣を変え、長期間にわたり維持させ、明らかな健康状態の改善を導くことができるのか、方法を見つけ出さなければならないと思われる。
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