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2009年3月30日 (月)

中等量の飲酒は骨密度を改善

0903wineglassjpgNewlogoアルコールに関する話は色々あって、私もちょっと迷っている。

以前、ここで紹介した「アルコール、飲むほどに脳が縮小」は、私に大きなインパクトを与えた。少量でも飲酒量に比例して脳の萎縮が引き起こされる。脳機能との関連性を示している訳じゃないけど、飲酒する度に脳が小さくなっていると思うと気持ち悪い。

まあ中等量の飲酒でとどめているつもりだけど、たまに飲むと飲酒量が多くなる。

「1杯か2杯/日」で定義されている中等量の飲酒でも、一週間に一度だけ、10杯ぐらい飲んでベロベロになっていたら、影響は異なるだろう。

しかし、この違いを説明するデータは存在しない。そんなわけで、常識的に考えるしかないんだけど、酒好きの私は自分に甘くなってしまう。情けないけど意志の弱い人間だ。

中等量の飲酒は骨密度を改善
Moderate Drinking May Improve Bone Density

新しい研究によると、中等量の飲酒 - 1日に1杯か2杯 - をすると男性も女性も骨密度の改善が見られた。

ボストンのタフツ大学、Katherine Tucker医師の研究者グループは、雑誌American Journal of Clinical Nutritionに「高齢の男性と女性の骨密度に対するビール、ワインそして蒸留酒の影響」を発表した。

1,182名の男性と1,289名の閉経後の女性および248名の閉経前の女性、29歳から86歳の年齢層を調査した。

毎日1杯か2杯のビールもしくはワインを飲む男性(ほとんどの男性はビール)、全く飲まない男性に較べて大きな違いがあり骨密度が高かった。しかしながら、強いお酒を飲む男たち(2杯以上強い蒸留酒を飲む)男性は、明らかに量が少ない人に較べて骨密度は低くなった。Tucker女医のメンバーは、ビールに高濃度含まれる有機ケイ素化合物(シリコン)によって骨密度へ好影響を与えていて、アルコールによるものではないと考えている。

この研究に参加した女性はほとんどワインを飲んでいて、1日に2杯以下の飲酒がほとんどであった。1日2杯飲む女性は、量の少ない人に較べて明らかに骨密度が高かった。

Tucker女史のReutesへの説明は

ビールとワインは、蒸留酒より身体にいいんじゃないだろうか... なぜなら、これらにはレスベラトロール

のような植物性物質による好影響の可能性があるけど、強い蒸留酒は、ほとんどの自然な物質は蒸留除去されているからだ。

栄養学的にアルコールが身体に良いのか悪いのか(中等度の飲酒により心心疾患のリスク低下はある一方、乳癌のリスクは高める)疑問はあるけど、この研究により、パズルのピースを一つ埋めたように思われる。

明らかではあるけど、あなたがアルコールを飲んでいるるならば(あなたが中年以上歳を取っていれば)、覚えて置くべきことは、骨に対してのリスクを止めるものではないだろう。でも、もし飲酒量が多ければ、将来的に生じるであろう骨の問題を予防するために飲酒量を減らしたいと思うんじゃないかな。

アルコール関連

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