親愛なるオバマさんへ:大統領へのアドバイス
ニューヨークタイムズのオフィスには、学校帰りの子供達が集まって、宿題に取り組んでいるらしい。
昨年の大統領選、子供達の間でも関心は高く、オバマ氏の勝利に併せて、ニューヨークタイムズは、子供達に手紙を書かせた。
彼らの考えや、希望、そしてアドバイスの書かれた手紙を記事に載せていた。
トップに紹介されていた女の子の手紙がこれだ。
本家の記事で、内容に関してコメントは無かったけど、私は、米国の食育問題の深刻さを感じた。この手紙は、ニューヨークタイムズのオフィスに出入りしている子供達の一人、勉強に取り組んでいる子供が書いたものだと思うと笑えない。ニューヨークタイムズが一番最初にこれを紹介しているということは、問題を提起していると考えていいのだろうか?
国民の70%が過体重以上の国に育つ子供達の目には、オバマ氏が病的に痩せて見えても仕方ないだろう。その考え方を正すことの出来ない社会、子供が挙げた食事に問題があると思わない社会、問題はかなり深刻なんじゃないかな。こういう国が再び世界をリードすることが出来るのだろうか?
オバマ氏の大統領就任演説を聴いているけど、前途多難だろう。
上の手紙の和訳を載せておく:
Dear Barack Obama,(親愛なる、バラク・オバマさん)
Youy look too skinny.(あなたは痩せすぎている。)
You should eat more food.(もっと食べるべきです。)
This is what you should eat:(これは食べるべき食事です:)
- Pizza(ピザ)
- Icecream(アイスクリーム)
- Butter popcorn(バター・ポップコーン)
- Cupcakes(カップケーキ)
- Hamburgers(ハンバーガー)
- French fries(フライドポテト)
- Hot doges(ホットドッグ)
- Hot chocolate(ココア)
- Cockies(クッキー)
- Cotton candy(綿菓子)
手紙のクレジットはThe New York Timesにあります。
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コメント
ニューヨークタイムズがどういう意図でこの記事を掲載したのか、とても興味がわきました。先生が言われるような食育に対する問題提起だとしたらすごいことの様に思います。この記者は中々粋な方ですね!
投稿: おじゃるまん | 2009年2月 3日 (火) 14時52分
コメントは無いから、子供達の手紙を読んで、色々と考えられるね。
もしかしたら、過体重の記者が何も考え無しで載せたのかも。<-私の単なる推測、違っていたらごめん。
この記者が仮に太っていても、病気治療のため(副作用)とか色々な諸事情で太っている場合も考えられるから、見た目だけで判断すべきではないでしょう。そうなれば私のこの発言も不適切な記述になるかもしれない。しかし、こう言いたくなるぐらい、米国の肥満の状況はひどいんじゃないかな。
投稿: 屋台ブルー | 2009年2月 3日 (火) 17時46分
米国の食育に対する問題提起と考えられますね。米国の肥満症は、若干、日本の肥満症とは違いはありますが、近い将来、日本でも起こりうる問題ですよね。子供の鋭い視線であり、“怖い”印象を持ちました。
投稿: REDMEN | 2009年2月 4日 (水) 11時17分
関心を持っていない親が多いだけに、食育問題を学校教育に積極的に取り組んで行く必要があるだろう。
でも、適切な食事と運動ができる子供を育てれば、日本の未来は明るくなるよ。
ここを読んでいる親はラッキーなんじゃないかな。
子供に何を伝えていけばいいか気づいたよね。
私も自分の子供には、食事と運動の重要性を教えていくよ。
投稿: 屋台ブルー | 2009年2月 4日 (水) 18時07分