適正体重を維持してアルツハイマーのリスクを切る

今日のDiet Blog(ダイエットブログ)の記事、実は個人的に興味がある。
予防医学は、私の最も関心の高い分野であり、特に、癌と進行性の神経変性疾患(パーキンソン病、アルツハイマー型認知症等)の予防に興味がある。
アルツハイマー型認知症は、高齢化社会の今、介護を含めて大きな社会問題になっているけど、現在、アルツハイマー型認知症の具体的な予防法は示されていない。
そうなると、アルツハイマー型認知症の発症や進展を抑制する報告を自分なりにまとめて、包括的に理解しなければならないだろう。
今日の話も、Diet Blog(ダイエットブログ)の記事だけでは、情報が不十分なんで、American Journal of Epidemiologyに掲載されている文献を読んだほうがいい。この文献はフリーなので早速ダウンロードはしたよ。
ちゃんと読もう。
適正体重を維持してアルツハイマーのリスクを切る
Stay a Healthy Weight to Slash Alzheimer's Risk
新しい研究報告によると、体重とアルツハイマー病にある関連性は男性と女性で異なる。(アルツハイマー病は進行性の病気で致死的な脳の障害であり、認知症の主要な原因になっている。アルツハイマー病を発症させる多くの人は、65歳以上だ。)
この研究は、American Journal of Epidemiologyに掲載されており、Baltimore Longitudinal Study of Aging(訳注*)に参加した2,322人の参加者を調査した報告である。参加者のうち187名が、23年の追跡調査の期間中、アルツハイマー病の診断を受けた。この研究は、ボルチモアのNIH研究所、May A. Beydoun医師により指揮されて、次の知見を得た:
- 男性の場合、中年期(30歳から45歳)の間に低体重(BMI値が18.5以下)であれば、適正体重で維持している男性に比べて、アルツハイマー病の発症率は5倍以上高くなる。
- 女性の場合、同じ中年期の間に過体重(BMI値が30以上)であれば、適正体重の女性に比べて、アルツハイマー病の発症率は6倍以上高くなる。
更に、女性なら、腹囲の大きさもリスクファクターになる。
こういう結果ではあるけど、中年期に急激な体重増加を来した男性の場合、増えなかった男性に比べて、アルツハイマー病の発症率は3.7倍以上高くなり、中年期に急激な減量をした女性は、体重が変わらなかった女性に比べて、アルツハイマー病の発症率は2倍以上高かったという結果も示された。(この発症したグループには、体重増加や減量が必要な人が含まれているわけじゃない。)Reutersの報告は:
Beydoun医師と彼のグループは、ダイエットをしたり、低体重の人で、中程度の認知機能の障害がある人は、アルツハイマー病を進展させやすいという他の研究者の報告を挙げて、減量をすることで、アルツハイマー病を進展させる基本的な発症プロセスを刺激している可能性があると話した。
アルツハイマー病の進展リスクを減らしたいなら:
- 適正体重を維持(BMI値20-25)、特に中年期。
- 急激なダイエットや体重増加を避ける。
- 不用意に体重が増えたり減量してしまったなら医師に相談しよう。
訳注*:Baltimore Longitudinal Study of Agingっていう臨床試験を知りませんでした。TOSHIBAのここに簡単に説明しているから読んでください。
現在、我々は米国国立衛生研究所(NIH)/米国国立老化研究所(NIA)において、老化の研究に携わっています。我々の所属部署であるGerontology Research Centerでは、1958年から、人間の老化に着目し、真の老化現象について追求するための大々的な研究プロジェクト「Baltimore Longitudinal Study of Aging: BLSA」をおこなっています。
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