低体重、それともちょっと太り気味:どちらが悪いの?
今日の話題は「痩せ」。WHOの基準で考えると、痩せ、低体重はBMI値が18.5以下である。BMI値は、体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)で導き出される。
私の身長が172センチなので、BMI値が18.5と言えば、54.7キログラムになる。現在61キログラムで、BMI値は20.7の標準体重で問題ない。しかし、体脂肪率は17%ぐらいあるから、この脂肪を取りたいと思っている。もっと痩せたいんだけど、問題になるのだろうか?まだこの疑問に答えるだけのデータは存在しないから誰も答えられないだろう。
しかし、低体重の問題は明らかに存在する。肥満に隠れて語られることが少ない。私のケースが問題になるかどうかは置いておき、日本の統計を見てみるといい。日本人の女性、特に20代、30代のBMI値の低下は、子供を産む前の身体として問題があるんじゃないかな。次のグラフを見て下さい。
20代と30代の女性だけ、BMI値は年々低下している。1977年以前のデータが示されていないけど、他のデーターを見れば、戦前の食糧難の時代と比べても、体格が劣っているというデータが示されている。
今日のDiet Blog(ダイエットブログ)でも問題にしているけど、少子化の問題に少なからず関わる問題ではないだろうか。少子化問題を考えるなら、若い女性の栄養状態の改善が必要なんじゃないかな。72パーセントの流産というデーターはショッキングだ。
彼女たちは必要な栄養が摂れていないし、明らかにこれは危惧すべき事だ。痩せすぎた若い女性をみると、彼らの将来が不憫でならないと思う今日この頃...
低体重、それともちょっと太り気味:どちらが悪いの?
Underweight or Slightly Overweight: Which is Worse?
過体重、肥満が健康リスクと関連していることを知る人は多い - しかし、低体重が、どれほど危険なのか知らない。ちょっと太っているより痩せすぎが明らかに悪い、BMI値が18.5を下回ると関連する合併症が増える。
低体重の人達は、自分らの骨格には本来あるべく強固性がなく、病気に陥っても「受け止める力」は非常に弱い。これは女性の受精能にも影響を与える - BBCヘルス
ここに低体重で引き起こされる7つの問題を示そう。
1.免疫能の低下
もし低体重なら、たぶん十分な栄養がとれていないことだろう。そうなれば身体の免役システムに影響を与え、風邪、インフルエンザ、周りに溢れる病気を引きやすくさせるだろう。
2.筋肉量の低下
病気や無理な食事制限をして低体重になったのなら、筋肉量が減って痩せてしまっている。特にティンエイジャーは、まだ成長している段階で低体重になれば、筋肉が発達しないことになる。
3.抜け毛
低体重になれば髪の毛にも影響は出る - 頭部の髪を失うこともしばしばある。痩せすぎてしまえば、身体の妙な部分に毛が生えてくることだってある(特に女性の場合)。身体と同様に髪だって、十分な食事から栄養を摂る必要がある。
4.骨粗鬆症
「もろい骨」として知られるように、骨粗鬆症は骨折をしやすくなる。もし低体重でスポーツをするのに、十分なエネルギーを摂っていないならかなり危険である。閉経を迎えた女性の場合は特に骨粗鬆症のリスクが上がる。
5.貧血
赤血球が十分な酸素を運ぶことができなくなった状態が貧血である。一般的に鉄分不足により、女性では珍しくない。食事制限をしている女性なら多い。貧血になれば、疲れやすくなり、心悸亢進や眩暈や失神を起こす場合もある。
6.月経不順
もし女性で低体重になれば、月経が不規則になったり止まったりするだろう(無月経として知られている)。身体は飢餓状態に陥っていると錯覚するからである - 健康的な体重を維持する十分な食事を取らなかったら、身体は明らかに、エネルギーを少したりとも子供に与えようとしないだろう(訳注:自分の生命を維持することが重要だからね)。
7.妊娠合併症(不妊症)
もし生理が止まっていないとしても、低体重だったら妊娠するのは難しい。痩せすぎている妊婦がお腹で胎児を育てているっていうのは非常に危険な状態だ。London School of Hygiene and Tropical Medicineの研究では:
妊娠前に低体重だった女性は、妊娠初期の3ヶ月間に72%は流産になる。
あなたは低体重ですか?
もしあなたのBMIが18.5以下なら低体重に分類される。BMIが18.5から20の間でさえ、身長に対して軽いから、上に挙げた問題に苦しむ可能性がある。もし低体重による症状があるようだったら、かかりつけの医者に相談しよう。心配事があるなら専門的なアドバイスをもらって下さい。
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