ビッグ・ブレックファースト・ダイエット:上手くいくの?
今日は久しぶりに紹介するネタに困ってしまったから、ちょっと古いDiet Blogのエントリーを紹介しよう。6月26日の記事なんで、新鮮な情報を伝えようと思っている私としては不本意だ。
偉そうなこと言っているけど、最近紹介されている長い記事を訳すのが面倒なんだろって突っ込まないでね。
実は日曜日、UMML(UMMLのキーワードで検索してみて)マラニックin大阪に参加したため疲れ切ってしまって記事を吟味しなかった。今日紹介する記事も訳し終わってから、本家のコメント欄を見てビックリ!かなり大量に突っ込みが入っていた。実は、コメント欄も紹介した方がいいんだけど、今日は本文だけでご勘弁を。
ビッグ・ブレックファースト・ダイエット:上手くいくの?
Big Breakfast Diet: A Diet That Works?
聞いたことがあったら私を止めて... でも出ていく前に、ちょっと読んでよ - 本当に面白いから。大量の炭水化物とタンパク質を一緒に食べるビッグな朝食を摂り、残りの食事は低炭水化物で低カロリーにすると、約束された結果を得ることができる - そして、こう考えよう;低炭水化物ダイエットなんて辞めっちまえ!これは、サンフランシスコで開催された内分泌学会の90周年記念大会で発表された新しい研究だ。
可能な限り簡単な言葉を使ってこの研究をかみ砕いていこう(自分でも何を書いているのか理解するためだ)。
ベネゼーラ、カラカスのde Clinicas病院の、主要研究者、Daniela Jkubowicz医師によれば、長期間の減量維持を成功に導く鍵は、満腹感を高めておくことと炭水化物へ対しての欲求を抑えること。Jakubowicz医師によると、低炭水化物ダイエットは炭水化物への欲求を高めて長期的な減量はできないと訴えている。ここで詳しく説明をしよう。
参加者:94名の肥満で運動をしない女性
グループI:低炭水化物ダイエット
- 1,085kcal1日
- 17グラムの炭水化物
- 51グラムのタンパク質
- 78グラムの脂肪
- 朝食が最も少量で290kcal。朝食に7グラムの炭水化物しか許されなかった。例えば、ブレッド、果物、シリアルにミルク。それに12グラムのタンパク質しか食べることができなかった。例えば、肉に卵だ。
グループII:ビッグ・ブレックファースト・ダイエット
- 1240kcal/1日
- 97グラムの炭水化物
- 93グラムのタンパク質
- 46グラムの脂肪
- 朝食に610kcalの食事を摂る。58グラムの炭水化物、47グラムのタンパク質と22グラムの脂肪だ。ランチは395kcal(炭水化物34グラム、タンパク質28グラム、脂肪13グラム);夕食は235kcal(炭水化物5グラム、タンパク質18グラム、脂肪26グラム)。
結果
8ヶ月の実験の最初の4ヶ月は減量に集中して、後半の4ヶ月は減量維持に注目する、ここに結果を示そう。
最初の4ヶ月:
低炭水化物ダイエット・グループ:平均28ポンドの減量
ビッグ・ブレックファースト・グループ:平均23ポンド減量
8ヶ月後:
低炭水化物ダイエット・グループ:18ポンドのリバウンド
ビッグ・ブレックファースト・グループ:更に16.5ポンド減量
ビッグ・ブレックファースト・グループは、低炭水化物ダイエット・グループが4.5%の体脂肪を減少させたのに較べて、平均21%の体脂肪を減少させた。
これから何を考えるべきか
2つのグループのあまりにもかけ離れた結果にショックを受けたよ。低炭水化物ダイエット・グループに見られるリバウンドは、他の長期間のダイエット研究の結果と一致しているように見える(これらの研究では、低炭水化物ダイエット・グループでもう少しいい結果を示しているけど)。凄く気になるのは、どのくらいのタンパク質をビッグ・ブレックファースト・グループで食べてたかである。私が考えるにタンパク質が鍵になるだろう。どちらも低カロリーで低炭水化物だ。そういうわけで、ビッグ・ブレックファーストでは、高蛋白質の食事を食べることで満足が維持できて、このタイプのダイエットを続けることができるのだろう。
私はこの実験を自由に食べられる環境で追試してもらいたい。同じ比率を維持させるけどカロリー制限をしない方法だ。
考察
高蛋白質が空腹を紛らわし、低炭水化物からインスリン分泌抑制を導くことができるのだろう。それから量の多い朝食を食べる(食べなくてもいい)。そうそうエクササイズは忘れないでね!
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コメント
私もメタボとBMI高値を混同して使っていました。反省。出来ればビッグ・ブレックファーストをしたいと思うのですが、朝は中々食が進みません。コーヒーだけで充分な日もあります。必ずしも食べなくてもよいとのことですので少し安心しました。でも朝食が少ないと基礎代謝や脳細胞の賦活はどうなのでしょう?少し早起きをして空腹感を感じることが必要なのでしょうか。
投稿: おじゃるまん | 2008年7月11日 (金) 16時40分