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2008年6月 6日 (金)

糖尿病でなくても血糖値が重要

Reuters Healthの2008年6月4日付けのニュースは興味深かった。さっそく元文献を手に入れて読もう。

糖尿病の患者さんなら馴染みの深いHbA1C(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)、糖尿病の診断やコントロールのマーカーとして使われている。もっと詳しく知りたい人は、私がとやかく説明するよりここを読んでください(Wikipedia)。

日本でも健診の項目にHbA1Cは入っているので、古い自分の検診結果を見てみたらいいだろう。

このHbA1Cと死亡率の相関関係を示した報告が今日のニュース。ちょっと興味が持てましたか?

糖尿病でなくても血糖値が重要
Blood sugar level important in diabetes-free people

糖尿病の診断がされていない人でも、血糖値が高値になれば早死にのリスクが高まる結果が示された。

血糖値と糖尿病ではない人の死亡リスクの関連を調べている前向き研究は数える程度しかない。ニュージーランド、ウエリントン、マッセイ大学のNaomi Brewer医師のグループは、Diabetes Careという雑誌で指摘している。

HbA1C(ヘモグロビンエイワンシー)の値は、 -- 一般的な血糖値のレベルの指標 -- ニュージーランドで、1999年から2001年の間、B型肝炎のスクリーニングがされている期間に、調べられていた。この被験者グループは、2004年度末になって死亡率を評価された。

総計で47,9042人が対象で、平均38歳、4.4年の経過観察中に815人の人が亡くなった。

血糖値の増加に平行して早死にのリスクも上昇することをBrewer医師のチームは見つけた。A1Cの"リファレンスグループ"(4.0%以上から5.0%以下)を基準にして、A1Cが最も高くなるグループ(7.0%以上)まで、死亡率は増え続ける。

血糖値の上昇と、内分泌、栄養、代謝、そして免疫異常による死亡との間には、非常に強い相関が認められた。もちろん、血糖値の上昇と心血管疾患による死亡との間にも強い相関はあった。しかし、癌や他の原因不明の死亡との相関は弱かった。

彼らがコメントしているけど、A1Cの値とそれに引き続いておこる死亡率の関係を調べた最大規模の研究である。「糖尿病とまだ診断されていない男女で、A1Cのレベルと死亡率に大きな相関があるだろうという以前の報告を確認した。」

ここまでが、今日のニュース。こうなると、ニュージーランドの話しなんだけど、死亡率の変動は具体的にどのくらいか知りたくなるよね。それに、日本人ならどうなんだろう?という疑問も生じてくる。知りたいことはドンドン増える。

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コメント

ヘモグロビンA1Cの事は職業柄良く話題にするのですが、外国人のファーストフードに代用される高カロリー、高脂肪の食事ってすごいらしいですね。日本人の食事が欧米化されている現代では、ヘモグロビンA1Cが5以下の人ってかなり少ないんじゃないでしょうか?

投稿: 名古屋コーチン | 2008年6月 9日 (月) 14時49分

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