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2008年5月26日 (月)

ダイエット、エクササイズは糖尿病発症を何年も遅らせる

Reutersの5月23日付けのニュースに「Diet, exercise can delay diabetes for years: study」という「ダイエットとエクササイズをすれば糖尿病の発症を何年も遅らすことができる」報告があった。

この報告を読んで、「あれ、こんな当然なこと、今までデータが無かったんだ。」って単純に思ったよ。

当たり前と思われていることでも、証明されているケースは少ないですね。特に、食事療法や運動療法は、条件を無限に変えられる方法(薬は簡単だよね。飲むか飲まないかだけなんで)なんで、何を基準にどんな条件を一定にすべきか悩むだろう。また、その効果が現れるまで時間がかかる。すると途中で脱落する人も多くなる。そういうことで、考えているより難しいんじゃないかな。

今回のニュースでは、中国人研究者が、耐糖能異常(糖尿病予備軍)の成人577人を対象にして、ライフスタイルを変え、20年追跡調査した結果報告の話題を取りあげている。中国という社会事情から、追跡調査がしやすいのかな?

1986年に研究はスタートしている。食事療法、運動療法、そしてこの両方をするグループと、何もしないグループに分けて、最初の6年間、1992年まで積極的に介入(グループ指導)した。その後、2006年まで、食事療法、運動療法を続けた80%のグループと、何もしなかった93%のコントロールグループを最後に比べたら、糖尿病発症リスクは43%抑えられた

積極的な介入をした6年間で、糖尿病発症リスクを51%低下させられ、ライフスタイルの変更を続けていれば発症リスクを抑えたままでいられるということだ。

糖尿病の発症リスク以外に、心疾患の発症や全死亡率も比べていたけれど有意差は認められなかった。しかし、これはデーター数が少ないため統計的に解析できないからだ。

糖尿病治療において、食事療法と運動療法が2本柱だ。それに、糖尿病発症予防効果があることも示された。食事療法と運動療法は基本なんだけど、どう取り組むかが問題だよね。

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