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2008年5月17日 (土)

ビスフェノールA

7月9日追記 - ビスフェノールA:ベビー・ボトルで訴訟を起こす家族

先日から話題になっているビスフェノールA(BPA)なんですが、ちょっと動きがありました。残念ながら、FDA(Food and Drug Administration)はBPAの安全性を擁護する発表をしたらしいですね。

ちょっと話の流れを知るために。もう一度これを読んでみよう。

プレスチックの化学物質を禁止

BPAの話は昨日もしてるね。

肥満を引き起こす化学物質

じゃあ今日のReutersニュースを見ていこう。

今週の水曜日に、物議を醸している化学物質を使用しているベビーボトル、プラスチック製品を、消費者に使わせないようにする理由は何も無いとFDAから発表された。

飲料水や食品のプラスチック容器に使われているビスフェノールA(BPA)に対する危険性を管理機関が指摘しているにもかかわらず、科学部門のFDA次長、Norris Alderson氏は安全性を改めて主張した。

上院小委員会の前の宣言の中で、化学薬品関連企業から資金援助を受け、BPAの安全性を結論づけた、2つの研究に対するFDAの信頼性をAlderson氏は擁護した。

BPAに暴露させる動物実験から、健康に対して問題が生じるという報告は数多くある。

ある上院議員は、プラスチックの柔軟性を増すために使われていたフタル酸の使用の制限ができなかったのと同様にBPAから消費者を守れないFDAや消費者製品安全委員会の責任を非難した。

今年の3月になって上院はフタル酸を、子供用のオモチャや商品に使用することを禁じる法案を可決した。

「FDAは最小限度のこともしない。」マサチューセッツ民主党議員、John Kerry氏はAlderson氏に詰め寄る。

ニューヨーク民主党のCharles Schumer上院議員によれば、FDAは、BPAの安全性に関して違う見方をしていると言う。「親というものは、子供の健康のことになると慎重になりすぎるぐらいだ。法律もそうあるべきだと我々は思っている。」と付け加えた。

Schumer氏、Kerry氏、そして他の民主党議員は、今年の4月には、子供製品にBPAの使用を禁じる法案を提出している。更に、CDC(疾病対策予防センター)に対して、BPAの子供と成人の健康に対する影響を調査するように指示を出した。

消費者団体や批評家グループは、BPAに関する安全性の問題に対して行動を起こすどころか、薬品関連業界を擁護する立場に立ったFDAを非難する。

Alderson氏の立場は、BPAを使っているプラスチック製品を消費者に使うなと言えないけど、同じような商品でBPAを使用していないものは利用できると言うだけだ。

気になる人は勝手にBPA無しの商品を買いなさいと言わんばかりのような気がする。

こういう話はアメリカでも日本でも同じだろう。業界団体からお金の流れがあれば擁護しなければならない。したがって健康に害があるかもしれない商品は巷に溢れたままになるということ。

このニュースを読んで考えなきゃいけないことは1つ。自己防衛だろう。知識があればBPAを避けることができるだろう。アメリカの場合はBPA使用していないことを明記した商品なんかあるし、ウォルマートやトイザらスではBPAを使用している商品を扱わないという発表をしている。

日本ではどうなんだろう。どのプラスティック製品にBPAが使われているのか知るよしがないのかも。トランス脂肪酸の問題にしろ、アメリカ以上に規制の甘い日本で生き抜くには知識を付けるしかない。

みなさん、一緒に勉強しましょう。

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ちょっとネットで調べてみると「ビスフェノールAの安全性に懸念?」というエントリーを見つけました。

これは、私が昨日紹介した肥満を引き起こす化学物質の話に関連するような。

土門さんのブログを読めば、国産のプラスチック製のほ乳瓶にビスフェノールは使われていないようですね。ちょっと安心しました。

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コメント

コメントありがとうございます。
私の考えは、何かの物質の摂取に健康リスクがある場合、摂取するとリスクの高い人を守る方法を採るのが管理の基本と思っています。しかし、食品添加物と違って工業製品の成分は必ずしも口にはいることを想定していないので、食品のように表示義務はないのが現状です。従って、特定の物質を避けたければ、自分で情報収集するほかありません。なお、BPAは飲料缶のコーティングにも使われているのでよほど気をつけないと完全に避けるのは難しいでしょう。
(参考)http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/journal/2000/pdf/51-30.pdf

投稿: 土門英司 | 2008年5月17日 (土) 20時19分

環境ホルモンの問題ですね。以前、世界一受けたい○○というTV番組にでていた高名な大学教授の講演で、プラスチックから溶出するような微量なホルモン様科学物質より女性から排尿とともに流れる本物の?女性ホルモンの方が環境に悪影響を与える。なんてことを聞いたような気がします。またこの講演で水道水はミネラルウォーターより安全といわれてました。よく覚えてないのですがヒ素の基準値がミネラルウォーターは水道水の2倍くらい高く設定されているそうです。確かに自然の水は動物がいるときれいでも大腸菌などに汚染されている可能性があるらしいですから。イメージや偏った情報だけで判断するとよくないのでしょうね。

投稿: ジャガジャガ | 2008年5月21日 (水) 20時09分

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