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2008年1月28日 (月)

どうする?:本物の食事に戻る

今日のトピックは食生活に関してである。Michael Pollan氏のすすめる8つの項目は、私が食事指導の時にいつも話している内容と重なっている。3番目の項目のスーパーマーケットに関しても同意見であり、地方に住んでいる人には手軽に手に入る食材でも、住宅街に住んでいると難しい場合がある。スーパーマーケットを完全に避ける事はできないでしょう。そこで、スーパーで食材を選ぶポイントは加工されているかどうかであろう。パッケージに入っていない物を選んで買うといいでしょう。できれば有機素材を選びたいけど、機会が限られてしまうので、食品添加物や重金属、農薬の除去法を知るというのも重要である。それを体内から除去するためのデトックスも知っていればいいでしょう。

どうする?:本物の食事に戻る
How To: Get Back to Real Food

Michael Pollan氏は食事の楽しみを再考させてくれる。巨大な食品業界からの圧力と、我々の食生活に既にはびこっている「栄養素信奉(Nutritionism)」に対して、いかに抵抗できるかを、このパートで取り上げている。

1.ひい婆ちゃんが食べ物と認識できない物は食べない
母親や婆ちゃんは、自分たちと同じように食べ物に関して解らなくなっている。現代の食生活をする時代から数世代遡って昔に戻る必要がある。Pollan氏は例としてチューブ入のフレーバーヨーグルトを取り上げている。百十年前にはこれらの商品が食品とは思わないだろう。

2.健康を謳い上げる商品は避ける
健康に良いとパッケージに書かれている商品に関して言えば、まずパッケージに入っているという事で、すぐさまに加工されているという事が解る。もし健康にいいと主張するならば、実際には身体に良くないということ。食べ物には健康に関する主張をしている、しかし多くの場合は食品科学から生まれた大胆すぎる宣伝がされいるけれど、この主張は不完全で間違った根拠に基づいている場合が多い。

3.スーパーマーケットから抜けだそう
スーパー、コンビニ、ファーストフードの店舗は寿命を縮める欧米の食事を避けるために最適な場所である。農園、有機野菜宅配の宅配サービス、家庭菜園から得られる食材で身体に悪い物を選ぶのは難しい。個人的な意見としては、スーパーマーケットを避ける必要は無いと思っている。ただ、そこで売られている加工された食品を避けるといいでしょう。地方で作られた食材を選んだり農園直売市場へいくことは、別に悪いことでは無い。

4.野菜を食べる。特に葉っぱを
野菜が身体に良いというのは誰もが認めることである。野菜を食べなければ、ビタミンCや人間が自分で作ることのできない必須の栄養素を取り入れるのに困るであろう。野菜に含まれているものを考えなくても、野菜を沢山食べれば、健康に悪くてカロリーのある食事を減らせられる。

5.もし可能なら野生の食材を食べる
世界中でもっとも栄養に富む植物は2つとも雑草である。Fat-hen(別名Lamb's Quarters)とPurslane。野生の緑色植物には、栽培された物よりも高濃度のオメガ3系脂肪酸が含まれる。野生の動物も同じである。もし機会があるなら食事に取り入れる価値はある、絶滅危険種ではない動物でなければである。猟で捕らえた動物は一般的に飽和脂肪酸が少なくオメガ3系脂肪酸が家畜より多い。野生の魚でも養殖に比べ、高レベルのオメガ3系を含んでいる。

6.伝統的な食事に特効薬を探さないこと
科学者は特定の食事の中から病気に対して効果のある物質を探し出すために多大な時間を費やしている。しかし、効果がある食事の中から、単一の食材を見つけ出したとしても、なぜ欧米スタイルの食生活比べて、長生きで心疾患の発症が低く癌が少ないという理由の説明にはならない。食生活のパターン全体を見ることが個々の因子を集めたものより明らかに優れているということ。

7.少食
カロリー制限をすることでエイジングを遅らせられるのは、動物実験で何度も示されているし、ある研究者は食生活の改善と発ガン予防の間には非常に強いリンクがあると思っている。例えば、沖縄の人達は、世界で最も長生きで健康な人が住んでいる。彼らが言う、腹八分目を実践しよう。満腹になる80%ぐらいの量を食べる。

8.ちゃんとした食事をする
我々は間食が多くなり食事の量は減ってきている。アメリカ人は伝統的な3つの食事スタイル、朝食、昼食に夕食に加えて、一日中続けて食べる第4の機会がある。テレビを見ている間やドライブをしている間に食べたり飲んだりし続けている。

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コメント

項番7、要は「食べる量をもっと減らそうよ」ってことでしょうが、これは、まったく同感だし、常日頃心がけてはいるものの、ふと気がつくと、八分目はとっくに過ぎていることが多いんですよね、僕の場合は (笑)。でも、それよりも、「腹八分目」という言葉を知っている外国人いるということが、僕には新鮮な驚き!

投稿: fumixie | 2008年1月29日 (火) 01時29分

初めまして。Purslaneの記事にいらしてくださり、ありがとうございました。さっそくブログ拝見させていただきました。とても興味があります。これからも拝読させていただきますね。

投稿: Asako | 2008年1月29日 (火) 01時39分

fumixieさん、Asakoさん、コメントありがとうございます。食事に関する話題はアメリカがかなり先を行っていますね。特に、専門家が真面目に書いている本が多く、Asakoさんもニューヨークで実感されているんじゃないでしょうか。日本では真面目にダイエットの問題を取り組む専門家が少ないように思われます。

投稿: 屋台ブルー | 2008年1月30日 (水) 16時11分

おじゃまします。専門家の方に「同感ですという」言葉を頂戴して恐縮かつ有り難く感じております。貴殿のブログをたいへん興味深く読ませていただきました。今後はたびたびお伺いして勉強させていただきたいと思います。

投稿: アナログ親父 | 2008年1月31日 (木) 11時18分

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