超10!× Life-LOG

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クリニックの診療情報や診療時間

香川県 高松市 田井メディカルクリニックの院長の屋台ブルーです。20代後半、大学勤務時代の不摂生な生活から体重は70kgを越え、30代で84kgまで増えました。(クリックしてね、太っていた頃の写真はここにあるよ) (現在の痩せた体型と比較写真)。

「これじゃいけない」40歳前に奮起、25kgの減量から走り始め、今では100キロ走れるウルトラランナーになりました。

自分の減量経験と日本抗加齢医学会専門医の立場から積極的なダイエット指導をしています。また、日本プライマリ・ケア連合学会認定医としての立場から地域医療への貢献、 日本体育協会公認スポーツドクターとして運動の重要性を啓蒙する地域イベント、高松まちかど漫遊帖 へも参加しています。

ゲストライター、fumixieさんが翻訳した「ハイバーネーション・ダイエット日本語版」に関わったことがきっかけになり、2019年3月に私自身の本「夜はちみつダイエット」を出版することができました。

まだまだ道半ばで、自分自身が50歳を過ぎ、どうしたら元気な高齢者でいられるか常日頃考えています。食事、運動、睡眠、そして趣味や興味への探究心がますます強くなっている平凡な開業医ですが、これからもよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

← カテゴリーの「夜はちみつダイエット」を選ぶと、本の内容をフォローした記事が読めます。私の本を読んでくださった人は、是非、チェックしてください。

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2019年8月 1日 (木)

2019年8月(お盆休み)の予定

2019年8月のお盆休みのお知らせです。

8月11日(日)- 15日(木)の5日間は、お盆休みのため休診日となります。

ご不便をおかけして申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。

田井 祐爾

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2019年6月 8日 (土)

2019年6月の予定

2019年6月の休診日のお知らせが遅くないました。

6月14日(金)は、学会出席のためめ休診日となります。6月15日(土)は、香川大学医学部附属病院の代診は予定通りあります。

6月17日(月)の午前診療は都合により休診となります。

ご不便をおかけして申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。

田井 祐爾

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2019年5月14日 (火)

2019年5月の予定

2019年5月の休診日のお知らせが遅くないました。

5月15日(水)の午前診療は、院長の都合のため開始時間が約1時間遅くなます。ご了承ください。

5月17日(金)は、学会出席のためめ休診日となります。5月18日(土)は、香川大学医学部附属病院の代診は予定通りあります。

ご不便をおかけして申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。

田井 祐爾

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2019年4月30日 (火)

一般的な化学物質が小児肥満に関連する

ライフログ・オーガナイザー:屋台ブルー

PAS 2019(米国小児科学会2019)が、開催されたところで、私の興味をそそられた話題を、紹介しよう。

日常的に使われている人工合成化学物質が、米国の小児肥満を引き起こしているとう事実に対して、小児科医は考慮すべきという内容でした。

環境ホルモン、という言葉は、本邦でも2000年初頭に話題になっていたけど、このブログを読んでいる人は知っているでしょう。工業製品を製造する過程で使われる人工的に合成された化学物質が、生体内のホルモンに類似していることから、内分泌攪乱物質とも呼ばれていました。

その当時、私もかなり注目していて、プラスチックの台所用品の使用を控え、加工食品の消費を減らしました。

そうい言いながらも、最近、あまり気にしていなかったので、今回のニュースを読んで、ちゃんと専門家は、人体への影響を研究し続けていて、問題は続いていることを再認識できました。

子宮内にいる胎児が人工合成化学物質に暴露することで、ホルモは乱れが生じ、子ども達の肥満や心血管系のリスクが高まるという報告もかなりあるようです。

特に重要なのは、代謝経路に直接作用して、脂肪細胞が大きくなり、心臓保護効果のあるタンパク質の機能も見出されてしまうとう可能性です。

ビスフェノールA(BPA)は、以前から注目されていて、エストロゲン類似物質で、性ホルモン作用により、子ども達の成長段階で傷つきやすい思春期に肥満を増長させる可能性があります。

最近の研究によると、代謝を乱し小児肥満を悪化させる人工合成化学物質は、3つのカテゴリーに分類されていると言うことで、1つは、「ビスフェノール類」、次に「フタル酸エステル類」、そして「ポリフルオロアルキル物質(PFAs)」があります。

ビスフェノール類でも、BPAは、プラスチック製造過程で、使用される化学物質で、過去50年以上、一般消費者向けの製品、食品や飲み物を保存するプラスチック容器に使用されていて、人体への影響に関する報告は、かなり数多くみられます。

この中で、BPAは、プラスチック容器からにじみ出て食材に染み込み、消費者に悪影響を与える可能性も示唆されています。

それに、BPAは、エストロゲン作用があるため、初潮を早め、妊孕性を低下させ、体脂肪を増やします。そして、神経系や免疫系に悪影響を与えることも知られているにもかかわらず、米国FDAは、低レベルのBPA暴露は健康に問題無いという見解を示しています。

フタル酸エステル類は、プラスチック製品やビニール製品に柔軟性を与えるために使用されていて、一般消費者向けの製品の至る所に使われています。ビニール製クロス、漂白剤、レインコートからシャンプー、子供用のプラスチック製おもちゃにも使用されているんです。

フタル酸エステル類の暴露で、どんな健康への影響を与えるか米国の政府機関は理解していない。

研究報告によると、フタル酸エステル類は、シグナル伝達にかかわるレセプター、PPARs(ペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体)に影響を与え、脂肪や炭水化物の代謝に大きな影響を与えます。そして、酸化ストレスそのものになり、インスリン抵抗性を増大させるし、別の代謝経路から、肥満、糖尿病、そして心血管系のリスクを増大させるんです。

PFAsも同様です。ペルフルオロオクタン酸(PFOA)、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、そしてGenX産物(これは知らなかったです)なんかが代表的で、家庭用品のほとんどに使用されています。染色、放水加工の施された衣類、そして表面加工処理された鍋やフラパンにも含まれています。

米国では1940年代から使用されて、それ以来、環境にも人体にも影響し続けています。最近の成人を対象にした研究報告によると、PFASsは、健康的な食習慣、身体活動を通して減量した人々でさえも、リバウンドしてしまうというリスクが示され。食習慣の改善や身体活動の増加による健康へのポジティブな影響を減じてしまう可能性があるんです。

ここで、どうすればいいのか考えてみましょう。

まず、BPAの暴露を避ける最も簡単な方法は、缶入りの食材を避けるということです。最近流行のサバの水煮缶も注意が必要ということでしょう。そして、プラスチック包装や高度に加工された食品もを口にしないことでフタル酸エステル類を避け表面加工処理された調理器具を使わないことでPFASsに暴露されないようにするのが簡単な方法です。

これほど事実が積み重ねられていても、米国における食品添加物に対する規制は古くさいままで問題だということです。FDAの法的な規制は1938年に施行され、1968年に一度改訂されてから変更が加わっていないとう問題があり、米国では小児科医が中心になって、改訂に向けて動かなければならないというのが、今回の主旨でした。

日本での状況を知りませんが、対岸の火事とは思わないで、これらの人体への影響にも注目していくことにします。

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2019年4月26日 (金)

2019年ゴールデンウィークの予定

当院のゴールデンウィークの休みはカレンダー通りです。ということは、4月27日土曜日は通常通りの午前診療ですが、4月28日(日曜日)から5月6日(月曜日)まで休診になっています。よろしくお願い申し上げます。

通院中の患者様で、急用の場合、留守番電話にメッセージを残してください。その場合、必ず「名前」、連絡先の「電話番号」を、はっきりとした声で残してください。時間がかかるかもしれませんが、こちらからかけ直します。時々、名前だけしか残さない場合があります。その場合は、連絡できないのでご了承ください。

院長 田井 祐爾

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2019年4月16日 (火)

リバウンドをしない条件は?

ライフログ・オーガナイザー:屋台ブルー

Photo Bariatric Surgery(バリアティック手術)という言葉を聞いたことが、無いという人も多いでしょう。バリアティックとは、肥満という意味で、肥満者に対する手術療法のことです。欧米人の超肥満者に対してよく用いられる治療法で、実は、本邦でも2014年から、食事や運動療法で効果の無い、合併症で危険な状態になっているBMI35kg/m2以上の高度肥満者に対して保険適応で受けられます。

 この肥満手術の中で、欧米では、腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術が最も一般的で、 胃を小さな小袋に縮小させる方法。超肥満者に対して非常に効果的な減量法になっています。

 減量効果のあるバイパス手術を受けても、リバウンドする人がいる訳で、どういう因子がリバウンドに繋がったか調べた報告がありました。Annals of Surgery: April 4, 2019 

 2006年から2008年の間に、10カ所の病院で、ルーワイ胃バイパス術を受けた1276名、80%は女性、86%は白人、手術を受けた年齢の中央値は46歳、そして、BMI値の中央値は、なんと46kg/m2! という超肥満患者さんを、6.6年間フォローアップして、食習慣や活動性など生活因子や血液検査値を評価してリバウンドと関連がある項目を割り出したところ次の独立因子が導かれました。

  1. 座った時間が長い
  2. ファーストフードを頻回に食べる
  3. お腹いっぱいになっても食べる
  4. だらだらと食べ続ける
  5. コントロールできない衝動的な食欲

 こういう食習慣や生活習慣は、手術を受けた人だけでなく、普通にダイエットに成功してリバウンドする人にも、ありがちなリスクでしょう。

 ダイエットのために無理して我慢した食事習慣をしていると、衝動的な食欲に襲われることが多くなり、コントロールがきかなくなって、だらだらと食べ続けて体重が増える。罪悪感も生まれ、その気持ちから逃れるために食べてしまう... 悪循環に陥ると元通りになるのに時間はかかりません。

 これを避ける因子として、少なくとも週に1度、体重を計ることは効果がありそうです。毎週体重を計っていると、リバウンドしにくいことと相関があったからです。

 色々とリバウンドと関連がある項目は認めました。若い人、空腹時中性脂肪が高い人、潰瘍を作るような下肢の浮腫があったり、身体機能が落ちた人、健康状態が悪い人、そして、うつ症状がある人です。

 実は、私が気になった項目がありました。胃バイパス術を受けた患者さんは、減量を維持するプログラムを受けています。例えば、糖質付加清涼飲料水を飲まない、炭水化物の食材を減らす、そして果物や野菜の摂取量を増やす、こういった指導は、リバウンドとの関連性がなかったんです!

 リバウンドするかどうかは、1日中食べ続ける食行動や、メンタルな部分が大きく関わっているみたいで、指導をどれだけしても無駄なのかもしれないですね。本人のモチベーションが保てないと無理ってことですね。

 そして、なによりも活動的であるということがリバウンドをしないために重要!他の研究報告からも示されています、私もランニングを続け、リバウンドすることなく体重を維持できているのだと思っています。

 さあ、皆さん、ステイ・アクティブ!

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2019年3月27日 (水)

間欠的断食は、カロリー制限ダイエットより中性脂肪が下がる

ライフログ・オーガナイザー:屋台ブルー

 今日の話題は、夜はちみつダイエット のフォロー記事にもなり、ダイエット指導に取り入れて検証していこうと思ってます。夜はちみつダイエット (115ページ/4行) に「ひとつの食事療法が全員にあてはまらないことを覚えておいてください。」の考え方からです。ある意味、今日の記事から、私の食事療法が変わるきっかけになりました。

 実は、今日のニュースもDiabetes UK Professional Conference (DUPC)2019 という、英国の糖尿病カンファレンスで発表されたプレゼンテーションの内容なので、まだエビデンスと言えないけど、タイトルの結果より私の興味を惹く内容が含まれていたので紹介しよう。

 英国、サリー大学(University of Surrey)のRona Antoni博士の発表によると、間欠的断食(以下IF)は、カロリー制限(以下CR)ダイエットより、食後の中性脂肪が約40%低下しました。

 IF というのは、週に2日間、630kcalに制限して、週の残り5日間はカロリー制限無しの健康的な食習慣をするパターンを 「間欠的 5:2 ダイエット」といいます。CRダイエットは、1日必要摂取量から600kcal制限した食事療法で、毎日続けるというもの。

 BMI値が30(30.1±1.0kg/m2)の健常者、27名を2つのグループに割り振っています。数が少ないので、この結果を検証する研究も、今後、必要になるでしょう。

 どちらのグループも、研究開始時の体重から5%減量、という目標を達成させています。減量という因子を交絡因子にしないためです。5%減量というのは、80kgなら4kgの減量、60kgなら3kgの減量になります。

 そして、プレゼンターの彼女が強調していたポイントを1つあげると、食事療法を比較する場合、今までの報告では、ほとんどの場合、空腹時の代謝因子しか評価していなかったのですが、普通に食生活を送っている人なら、1日の3/4は、食後の状態を送っているため、食後の評価をすべきだという考えで、食後の糖代謝と脂質代謝に注目しています。

 食後高血糖や食後脂質異常が、心血管疾患にたいして、独立したリスクファクターとして考えられるようになっていることを鑑みれば、当然の方向性だと思います。

 この2つのグループにおいて、実は、空腹時血糖や脂質のパラメーターに差は、みられなかったんです。しかし、食後の中性脂肪(トリグリセライド)値は、IFグループで、40%低下したという報告でした。

 私が注目した点は、ここじゃないんです。興味を惹いたのは、目的の5%減量値に達する時間が両グループ間で異なる点です。間欠的 5:2 ダイエット で、中央値59日、であったのに対して、カロリー制限ダイエットでは、中央値73日かかっていて、間欠的 5:2ダイエットが短かったんです!

 この、結果をみて、先日、私が紹介した インターバルトレーニング、やっぱり脂肪燃焼に いいね!」と似通った部分を感じました。

 短時間の運動でも、強度が高く、代謝系に刺激を加えると効果的であるように、食事療法でも絶食という過度なストレスを短時間でも与えれば、代謝経路の活性化は促されるんだろうと感じました。

 夜はちみつダイエット で説明している、「反応性低血糖」による空腹感の増長ですが、個人差が大きいんです。血糖が低値になっても、脂肪燃焼が即座に活性化してケトン産生が生じで空腹感を起こさない人もいれば、しばらく低血糖が続いてフラフラになる人もいます。低血糖でフラフラになる人は、脂肪燃焼が活性化しにくいのだと思います。活性化させるために鍛えないといけないんです。鍛えるというのは、極度の低炭水化物制限を続けるということで、鍛えていると脂肪燃焼が進みやすくなり、反応性低血糖を起こさず、空腹感を感じにくくなります。夜はちみつダイエット  (123ページ/5行目) に、「実は脂肪燃焼が活性化すると、お腹がグーグー鳴らなく鳴ります。」と書いている理由ですね。

 この脂肪燃焼系を鍛えるために、極度の炭水化物制限としての IFダイエット というのは、理にかなっています。

 私が勧めていた サウス・ビーチ・ダイエットは、2週間という制限のきつい低炭水化物制限をする時期があり、ある意味、IFダイエットに基づく考え方です。実際の報告をみれば、3日ほど絶食にすると脂肪燃焼がかなり活性化されるので、夜はちみつダイエット (116ページ/13行)に「一度に大量の炭水化物を摂ると、34日経たないと脂肪のエネルギー利用がはじまりません」と書きました。しかし、厳密にいうと、脂肪燃焼が活性化しはじめるのは、16時間ぐらいの空腹が続いたら生じるのですが[Obesity. 2018 February ; 26(2): 254–268. doi:10.1002/oby.22065. ]、しっかり燃え始めるのは、2日ぐらい経ってからです。

 脂肪活性化の観点からみれば、2週間の炭水化物制限期を設けるのもいいけど、間欠的 5:2 ダイエットを続けるのも効果的ではないかと感じました。今後のダイエット指導で、できそうな人に実践してもらい効果を検証してみます

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2019年3月25日 (月)

心房細動に関する、酔いも覚める衝撃的ニュース

ライフログ・オーガナイザー:屋台ブルー

 走り始めた理由の1つに、ビールを美味しく飲むため、という中高年の市民ランナーは多いと思います。私もビールを飲んでも太らないために走っているような、40代だったと思います。

 アルコールと不整脈の関連性は、多くの観察研究で示されている。特に、不快感を感じる心房細動というタイプの不整脈との関連性が示されているので、心房細動を持っている患者さんには、当然のようにアルコールの摂取量を減らすか、止めるように指導していました。

 こういうライフスタイルに対する指導は、たいがいのところ、観察研究を元にアドバイスされているため、批判的に論じられることも多いんです。

 医学情報を読み解くために 知っておかなければないらない基本事項として、観察研究をどう解釈するか、考える必要があります。統計的な意味をを理解したければ、「観察研究」とか「コホート研究」というキーワードで検索してください。

 私が言いたいことは、観察研究から得られた結果は、「アルコール摂取」と「心房細動」に関連性があるという事だけで、「アルコール摂取」をすれば「心房細動」が増える、といった因果関係までは、言えないということ。だから、疑い深い人は、何か他に交絡因子が絡んでいるんだろう、なんて ツッコミを入れます。

 ACC.19(第67回米国心臓病学会)で、とうとうオーストラリアのグループが、ランダム化比較試験、Alcohol-AF 研究の結果を発表しました。

 6つの医療機関が協力して被験者を登録しています。もともと登録する患者さんは、中等度のアルコール常飲者(週にアルコール16 dinks[注:オーストラリアでは1 drink アルコール10g)でなければならなかったため、中等度のアルコール常飲者に禁酒させることがどれほど困難だったことか!

 700名近い患者さんを募集したのですが、禁酒グループと飲酒量を変えないグループに、それぞれ70名ぐららいしか振り分けられなかったみたいです。そして、1年間フォローアップする予定も6ヶ月で中止になっています。やっぱり酒飲みに酒を止めろと指導するのは難しかったそうです。参加者の強い意志がなかったらできなかった研究だったことがうかがえます。

 心房細動は、不快に感じる不整脈というのが、問題ではなく、心原性脳梗塞の強力なリスクファクターであることが問題なんです。慢性心房細動になれば、抗凝固薬という血液サラサラのお薬を生涯飲み続ける必要があります。これは患者さんにとって経済的負担を強いられます。できるだけ発作性心房細動の段階で、カテーテル治療であるアブレーションをして根治することが望まれるし、慢性心房細動への進展を防ぎたいところです。

 発作性心房細動と言えども、他のリスクを評価した場合、抗凝固療法が望ましい場合があります。不整脈以外のリスクを評価する目的で、医療サイドは、心房細動を発症した患者さんに対して、CHA2DS2VAScスコアという評価をを使います。詳細は他のところでみてください。この研究で登録した被験者は、平均1.5ポイントというリスクの低い人たちでした。平均年齢が61歳で、2/3の人は発作性心房細動を持っていて、1/3の人はアブレーションの既往があるグループです。

 なんと、禁酒グループの61%にあたる43名(70名中)は、6ヶ月間の完全な禁酒をしています!そして86%の人は通常のアルコール摂取量の70%をカットしたんです。素晴らしい!

 そして、主要評価項目である発作性心房細動の再発時間の延長が、禁酒グループで37%伸びました! 2つめの評価ポイントであAF burden(心房細動負荷:心電図上の所見)も劇的に改善したそうです。禁酒グループで46名、飲酒グループで25名が、0%AF burdenでした。

 他にもいいことはあります。禁酒グループは、BMI値、血圧も明らかに低下しました。MRIを使って心房容積の変化をみても、左房容積(LA area)の減少、左房駆出量(LA emptying fraction)は増えていました。

 この結果は、あくまでも学会発表の内容なので、まだエビデンスにはなっていません。それでも、今までの観察研究と組み合わせると、因果関係がかなり示されてきていると思われるため、心房細動に禁酒がどれほど効果的なのか示されています。文献が発表されるのが待ち遠しいですね。

 しかし、酒飲みで、ランナーの私には悩ましい選択を迫られています。ランニングも飲酒も心房細動のリスクファクターとなれば、心房細動を起こさず、走って飲むためにアブレーションを受けた方がいいということでしょう。まだ心房細動を経験したことがないが、心房細動を発症したら、まずアブレーションを受けた方がいいですね。

 そして、週末にしか飲酒しないライフスタイルに変更しました!

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2019年3月23日 (土)

やっぱり怖い糖質入り清涼飲料水

ライフログ・オーガナイザー:屋台ブルー

ジュースの摂取量と病気の関わり、という話は、以前から話題になっていて、ダイエット指導の時に、まず言うことは、「清涼飲料水を止めなさい」です。

REUTERS Health の記事に、雑誌 Circulation の報告が紹介されていました。糖質をたっぷり含むソーダやスポーツドリンクを飲む米国人は、飲まない人と比べ、心疾患や癌になって早死にしやすいという結果が出ていました。

毎日飲む人は、病気で早死にするリスクが28%高くなります。そのなかで、心疾患による早死にリスクは、31%高く、癌による早死にリスクは、16%高くなるという関係性が示されました。

この報告によると、米国民の半分が、毎日、糖質入りの飲み物を1本飲んでいるそうです。いやあ、私としては、こっちの事実の方が衝撃的です。やっぱり米国って、国民が糖漬けなんですね(笑)。日本も人のことは言えないかも。ちゃんとした統計をみていないので

米国では、ここ10年、糖質入り飲料水の摂取量は減っていたそうですが、ここにきて、反転して増え始めているそうです。平均的な米国成人は、糖質入り飲料水から、約 145kcal のエネルギーを毎日摂っているそうです。

この研究報告は、糖質入り飲料水が、直接、死亡率上昇の原因になっている という結果を示しているわけではありませんが、この飲料水から得られるカロリーが、何かしら影響していると言えます。

男女かかわらず、糖質入り飲料水の摂取が増えれば、死亡リスク上昇と関連性があったからだ。

Health Professionals follow-up 研究に登録した男性、37,716名を28年以上フォローして、13,004名亡くなりました。3,757名が心疾患、4062名が癌で亡くなっています。

Nurses Health 研究に登録している女性、80,647名を34年間フォローして、23,432名が亡くなりました。4,139名が心疾患、9,318名は癌で亡くなりました。

ここで、私が気にしている人工甘味料入り飲料の記述がありました。

糖質入り飲料水を多く飲んでいる人が、1本だけ人工甘味料入り飲料水に変更すると、死亡リスクは僅かに改善したのですが、4本以上飲む女性は、明らかに死亡リスクの上昇が見られました。

夜はちみつダイエット本にも書きましたが、人工甘味料入り飲料水は、短期的に減量の手助けになりますが、長期的にみると体重増加を招くという話をしましたが、何か共通点を感じました。

今回の結果をみると、体重の増加どころか、死亡リスクの増加という恐ろしい結果なんで、人工甘味料入り飲料水と死亡リスクの関連性を、もっと詳しく調べる必要はあるでしょう。

そして、この結果ですが、10万人以上の登録者を30年前後でフォローした貴重なデータから得られていますが、対象者が全て医療従事者という偏った集団なので、一般住民を反映した結果ではないこと。そして、米国民なので、そのまま日本人に当てはまらない。という点に注意しないといけないでしょう。それでも、糖質、人工甘味料、どちらにしても清涼飲料水の摂取は控えた方がいいでしょう。

特に、糖質入り缶コーヒーの摂取量の多い日本の中高年男性も、無糖のコーヒーに変更した方がいいんじゃないかな。

糖質依存が強い人は、糖質入り飲料水から人工甘味料入り飲料水に変えていき、人工甘味料入り飲料水を飲んでいる人は、徐々に炭酸水に切り替えていくといいでしょう。

そういうことで、私も最近は炭酸水をよく飲みます。シュワッとした喉ごしが止められません(笑)

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2019年3月22日 (金)

走ることを躊躇しているひとへのランニング講座 2019春!

Manyuchou2019haru_1ライフログ・オーガナイザー:屋台ブルー
 地元のウォーキングイベント、「まちかど漫遊帖」の2019年春コースが始まります(4/1 - 6/30) ! 全部で31コースあり、地元再発見の まち歩き企画の中で、異色のコースが、私の企画する「走ることを躊躇しているひとへのランニング講座」です。
 実は、2013年からお手伝いしていて、今年は7年目に突入しました(^^)/
 最初はひとりで企画実行していましたが、挫折しそうになったところ、寒川さんの応援を受け、ここまで続けることができています。
 6、7kmの距離を歩きながら、運動療法と食事療法の話を続けるタフな企画です(笑)。運動し続けながら、私の話を聞かなければいけない参加者も大変ですけどね。
 歩きながら話を聞くのが辛いということで、昨年から、春コースは、座学のみになりました!
 毎年、参加してくださる人、新しく参加してくださる人、何度も同じ話をすることができないので、かなり気をつかうのですが、今年は、私の本、「夜はちみつダイエット」が出版され、興味を持ってくださっている人が多くいらっしゃいます。
 定員は10名と少ないので、興味がある人は、早めにお申し込みください。よろしくお願い申し上げます。

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